【東方神霊廟】雑考・考察ネタのログ

神霊廟関係で、雑考・考察に使えそうなネタ・思いつきをストックするリストです。 ↓今言及のあるもの↓ ●霍青娥 ・入魔「ゾウフォルゥモォ」について 続きを読む
4
前へ 1 ・・ 4 5
オーゴショ @ohgosho

屠自古は刀自古の捩りですが、なぜ屠なのか。これは屠蘇からでは?と思ってます。「おとそ」の屠蘇。長寿の祝いや酒関連というだけでなく、蘇我と屠自の文字リンク。屠蘇に限定せずとも屠ると蘇るの正反対の字義もあり。生と死の境界、って、死んでますが、幽々子も亡霊でボーダーオブライフですし。

2011-09-28 00:42:08
アルム=バンド @Bredtn_1et

屠自古の名前について。元ネタは周知の通り聖徳太子の妃の一人にして蘇我馬子の娘である「刀自古郎女」だと考えられるわけだけど、何故「刀」の字を「屠」に変えたのか?これが当座の課題だった。

2011-09-28 09:25:10
アルム=バンド @Bredtn_1et

実在といわれる史実上の人物の配慮したものか?しかしそれならば物部布都は布都姫そのままなわけで、おそらくこの仮説は通じないと思われる。

2011-09-28 09:26:57
アルム=バンド @Bredtn_1et

屠自古の「屠」について。この文字によく注目すると、「尸」と「者」に分解できる(点(、)が余るけど…)。これより、「屍の者」ということで死者を表すと解釈できないだろうか。

2011-09-28 10:09:48
アルム=バンド @Bredtn_1et

者が人を表すならば特に「死んだ人」ということで、神を祖とする物部氏に対して「人」である蘇我を強調できないだろうか、とも考えたけど…文字の意味的には確かに「者」は人を表すのだけど、読みである「もの」は「物」と同じ語源らしいので…

2011-09-28 10:11:40
アルム=バンド @Bredtn_1et

「者(もの)=物=鬼(モノ)」と繋がってしまう。しかし、この場合でも「死の鬼」…死んで鬼となった、つまりは怨霊に連想することができるので蘇我(特に入鹿)を象徴するに当たっては的外れというわけではない。

2011-09-28 10:14:05
アルム=バンド @Bredtn_1et

むしろモノ繋がりで物部氏の伏線になるし、ステージ5のテロップ「隠然たるモノの血」に対して屠自古・布都両名がモノの下で括れるのでこれはこれでアリな解釈だと思われる。

2011-09-28 10:15:03
アルム=バンド @Bredtn_1et

まとめると、屠自古の「屠」の文字は「尸」と「者」の合成で、「死んだ人間」で人間の末裔たる蘇我を表す、あるいは「死の鬼(モノ)」であり、怨霊となった蘇我(入鹿)を表すと同時「に隠然たるモノの血」の片方を構成する人物であり布都(物部氏)への伏線でもある、ということを表すのではないか。

2011-09-28 10:17:57
アルム=バンド @Bredtn_1et

蘇我氏屠られちゃうん?>「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味である (Wikipedia, 屠蘇)

2011-09-28 10:38:09
アルム=バンド @Bredtn_1et

法隆寺の精霊会に登場する蘇莫者(そまくしゃ)を蘇我入鹿の怨霊だとする説もあるのだよな…。私がその説を見たのは「鬼の王権・聖徳太子の謎―いま明かされる「鬼」の系譜と聖者伝説の秘密」という本から。

2011-09-28 10:41:31
アルム=バンド @Bredtn_1et

中臣鎌足の娘に「耳面刀自」なる人物がいるという。日本書紀などには全く名前が見えないが…。

2011-10-02 18:44:10
アルム=バンド @Bredtn_1et

とりあえず、屠自古関係のネタを。 神武天皇紀即位前戌午年六月の条に名草戸辺という者を殺したという記述があり、その補注として戸辺・戸女は戸口にいる女の意味であろう、と記してある。さらにこれは、トジが戸主の約転であるのと似た意味の語である、とも。

2011-10-02 23:46:22
アルム=バンド @Bredtn_1et

あと、天智天皇九年五月にある童謡(わざうた)が引用されているので紹介。「討橋の 集楽(つめ)の遊に 出でませ子 玉手の家の 八重子の刀自 出でませの杭はあらじぞ 出でませ子 玉手の家の 八重子の刀自」

2011-10-02 23:49:34
アルム=バンド @Bredtn_1et

この歌自体は歌垣に助勢を誘う歌であったのだろう、と補注で記されている。この童謡が見える一月前、つまり天智天皇九年四月は聖徳太子が建立したというあの法隆寺が火災にあったという記事が見える。

2011-10-02 23:51:47
アルム=バンド @Bredtn_1et

補注では、漢書や後漢書では災害や凶兆があるとそれに併せて童謡が行われた記事が見える。さらに、後漢書では宮殿の火災は女性の怨念が関係しているという記事も載せていることから、このときも法隆寺の火災に併せて女性を誘う歌を取り上げて対応させたのだろう、と推察している。

2011-10-02 23:54:48
アルム=バンド @Bredtn_1et

意図はないのだろうけど、法隆寺の火災に対応する歌に女性を表す(あるいは音あわせ?)で「刀自」という音が見えることが気に掛かったので紹介。

2011-10-02 23:56:06
アルム=バンド @Bredtn_1et

神代七代の五番目の対神のうち女神である「大斗乃弁(おおとのべ)神」の「弁」は、「刀弁」(おそらく刀辺なども)や「度売」(おそらく刀売なども)と同じような意味なのではないか、とするような言及を「日本神祇由来事典」にに発見。

2011-10-07 16:38:12

※豊聡耳神子について

※秘宝「斑鳩寺の天球儀」について

アルム=バンド @Bredtn_1et

あと、以前借りた「Globes」という地球儀コレクション的な本、一旦は取り上げられている地球儀全てに目を通してハズレと見込んだのだけど、今日改めて読み直したら、巻末の零れ話的な文章のところにしっかりと「聖徳太子の地球儀」への言及が載っていました。これが「斑鳩寺の天球儀」の元ネタ。

2011-10-02 23:58:32
アルム=バンド @Bredtn_1et

兵庫の太子町の斑鳩寺にある地球儀が、聖徳太子作であるとの伝説があり、まあ実際にそうだったら大陸の図の様子と時代的にオーパーツ扱いになるわけだけど、成分調査などから実際は江戸時代に作られたものであると判明しているという。オーパーツの幻想が崩れて聖徳太子本人と一緒に幻想入りしたのか。

2011-10-03 00:00:52

※霍青娥について

※入魔「ゾウフォルゥモォ」について

アルム=バンド @Bredtn_1et

重い腰を上げて漸く中日辞典を引いた。「走火入魔(ゾウフォルゥモォ)」は「すっかり夢中になること」とあった(『講談社駐日辞典』より)。ただ、青娥のスペカの場合は単純に中国語というだけじゃなくて、気功とか道教関連だから、この場合も気功の本とかを見た方がより合ってるのだろうなぁ。

2011-10-07 17:23:04
前へ 1 ・・ 4 5