福島の土地の除染に費用便益分析は必要か、許容されるか
(承前)費用便益分析の下では、それらのコストが、「その土地に居住し続けることにより発がん率が高まること」を防止することにつき経済学者が算定した価値よりも低い場合には、それは「するべきでないこと」になりますね。RT @iwmtyss:
2011-09-20 12:23:32そもそも、「人の命」にかかわることに関して、費用便益分析をすること自体が「突拍子のない」ことなのではないでしょうか。RT @iwmtyss: 前提が幾重にも突拍子の無いものです。そのような前提から導かれる帰結は意味の無いものです。
2011-09-20 12:25:54初めて接する人が違和感を感じることはよくある。その考え方を理解してもらうにはある程度の手間がかかる。(続く) RT @hideo_ogura: そもそも、「人の命」にかかわることに関して、費用便益分析をすること自体が「突拍子のない」ことなのではないでしょうか。
2011-09-20 20:36:05@hideo_ogura 最初に http://ht.ly/6zmBM の趣旨のことを申し上げていますので, http://ht.ly/6zmEm のご要望はご勘弁ください。そもそも政府から具体的な話がまだ出ておらず,具体的な材料は乏しい状態です。
2011-09-20 21:59:01@hideo_ogura 以前に http://ht.ly/6zmLu とツイートした通り,一般的・抽象的なことしか発言してません。
2011-09-20 22:00:36考え方だけでも具体的にお示しいただけると、人間の命にかかわる問題に「費用便益分析」がどう適用されるのか理解しやすいと思うのですが。RT @iwmtyss: http://ht.ly/6zmEm のご要望はご勘弁ください。
2011-09-20 22:13:05結局岩本先生には教えていただけなかったのですが、費用便益分析するとき、人間の命って何円の価値があると評価されているのですか?>@munetomoandoさん、@rionaokiさん。
2011-09-21 01:17:43@Hideo_Ogura 「人の命の関わることについて費用便益分析を考える事自体おかしい」という先生のご意見は賛否はともかく了解可能で一つのありうる立場だと思います。
2011-09-21 02:01:16@Hideo_Ogura その上で一つお伺いしたいのですが、交通事故の死亡事故で非無限の慰謝料しか請求しないという対応はいかなる論理で正当化されるのでしょうか?先とは別物ですか?例えば既に起こったこととこれから起こすことの違いなどとして。
2011-09-21 02:02:00普通、逸失利益も損害として請求していると思いますが。RT @mixingale: @Hideo_Ogura その上で一つお伺いしたいのですが、交通事故の死亡事故で非無限の慰謝料しか請求しないという対応はいかなる論理で正当化されるのでしょうか?
2011-09-21 02:03:34@Hideo_Ogura 申し訳ありません、細かい請求内容の内訳までは存じあげないのですが、内訳はともかく全体として非無限の金額を請求することになると思うのですが、これは先の主張とは論理的に無関係ですか?
2011-09-21 02:04:39逆に、人の命にかかわることに費用便益分析を用いるとき、人の命が救われることの便益をいくらに見積もるのですか?RT @mixingale: 「人の命の関わることについて費用便益分析を考える事自体おかしい」という先生のご意見は賛否はともかく了解可能で一つのありうる立場だと思います。
2011-09-21 02:06:13この質問お答えいただけますか?無理ならここでやめておきます。RT @mixingale: @Hideo_Ogura 細かい請求内容の内訳までは存じあげないのですが、内訳はともかく全体として非無限の金額を請求することになると思うのですが、これは先の主張とは論理的に無関係ですか?
2011-09-21 02:07:42逸失利益は、その人が生きていたとしたらどの程度稼げていただろうかということで算出するわけですが。RT @mixingale: 申し訳ありません、細かい請求内容の内訳までは存じあげないのですが、内訳はともかく全体として非無限の金額を請求することになると思うのですが、
2011-09-21 02:08:24じゃあ、それ以上の価値をもたらすことのためならば、その人の命を奪うことが正当化されるのかというと、それは違うのではないかと思うのです。RT @mixingale: 内訳はともかく全体として非無限の金額を請求することになると思うのですが、これは先の主張とは論理的に無関係ですか?
2011-09-21 02:09:32@Hideo_Ogura 「既に死亡させてしまった人に対して払う金額を逸失利益等の形で算出することには同意するが、そうした算出行為が妥当だということと、そうして算出された価値を越える価値の為なら人を殺していいと言うことは論理的には別物だ」というご意見ですか?それならば同意します。
2011-09-21 02:12:52特に、年を取り定年を過ぎると、死亡逸失利益はどんどん減っていくのですが、では、国や地方自治体がその施設等をそのような老人を救済するのに用いてはいけないというのは、経済学的には正しくてもいかがなものかと思います。RT @mixingale:
2011-09-21 02:13:57死亡逸失利益を基準に費用便益分析を行うと、現在避難所にいる老人はすぐにでもたたき出せという結論になると思いますが、それを素晴らしいと考えるのは経済学に関する高度の訓練を受けた方くらいではないかと。RT @mixingale:
2011-09-21 02:16:59実務上はこの資料のp.16からの数値が参考になると思います。2億4千万円くらいですね。国土交通省が治水や道路整備の算定の際にも使う数字のようです。 http://t.co/Fo1UU07D RT @Hideo_Ogura: 費用便益分析するとき、人間の命って何円の価値…?
2011-09-21 02:23:38@Hideo_Ogura 先の論点に関しては合意を見たということで、そのケースに関してお答えしますと、例えば費用便益分析の結果施設を商業ビルに変えたほうが価値の総体が大きくなると判断されたとします。そこで「施設を壊す」という判断が「経済学的に明らかに正しい」と言えるのは、
2011-09-21 02:24:20@Hideo_Ogura 施設が存続していたならばその老人たちが得ていたであろう便益以上の補償を、施設をビルに変えたことによって得られる価値から分配する場合に限ると思います。そうでないと、パレート改善になりませんから。
2011-09-21 02:26:22使用済みプルトニウムの処理場における放射能漏れ防止設備の場合、どう考えれば良いのでしょう。そのコストが上昇した場合、放射能漏れを防止することを諦め、それによって削減されたコストを地域住民に分配すれば良いのでしょうか。RT @mixingale:
2011-09-21 02:38:06@Hideo_Ogura そのケースであれば、例えばそういうことになると思います。つまり、「再配分が可能」という技術的条件は付きますが、常に(1)全体の価値が大きくなる選択肢を選び、(2)その上で適切な再配分を行う、という手続きを採るべし、ということになるかと思います。
2011-09-21 02:41:16これでも算定には逸失利益だけではなく精神的被害も参入された数値です。河川の治水と放射性物質の除染により人命が救われる可能性を区別しなければ,これが算定の基準となりそうですね。RT @Hideo_Ogura: 原子力関係や防衛関係ではひょいと乗り越えてしまいそうな数値なのですね。
2011-09-21 02:44:03福島県民の発現率を10%増加させる程度の放射能漏れを引き起こす程度の遮断措置しか設置しないで済むことにすれば発電コストの低下により関東での工場の価格競争力が増え国内の雇用が10%増えるというときには、それは、全体価値の拡大ということになるのでしょうか。RT @mixingale:
2011-09-21 02:49:39