海ごみサミット2011愛媛会議【メモ】

2011/09/22-23、愛媛大学で開催された海ごみサミット2011愛媛会議の実況メモです。
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プロジェクト保津川 @projecthozugawa

東農工大の高田さんから補足。顕微鏡レベルでしか見えないようなサイズまで細かくなったプラスチックは、二枚貝の体内に取り込まれて、化学物質が体内に蓄積されてしまうそうです。予防原則的にプラスチックを減らすことを考えないと、海のごみも減らない。明らかに不要なプラスチックが多すぎる。

2011-09-22 15:57:17
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

今年3月には、ハワイ・ホノルルで海洋ごみ国際会議が開催、38か国440名の参加。主催はNOAAとUNEP。そこで報告されたセッションのうち、教育と市民向け事業が最多、次いでモニタリング。全体の1/3が市民参加や市民科学に関するもの。キーワードではプラスチックが最多。

2011-09-22 16:04:48
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

しかし、キーワードのすべてが市民参加と関係のあるもの。つまり、海ごみを考える際に「市民参加」「市民参画」を同時に考えなければ、というのは世界的な趨勢。

2011-09-22 16:07:57
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

なぜ調査をするのか→根拠を明確に示さないと、政府の予算も取れない。そして調査を実効的なものにするには、市民やNPOの参加が不可欠。ところが入札制度がそうした取り組みの障害になってきたことも。また、先駆的な研究成果が政策議論に活かされてこなかった。

2011-09-22 16:12:36
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

この場所をどうしたいのか?というところまで市民が考えられるようにしていくことが、「市民参画」において重要ではないか、とプロジェクト保津川からも発言。 http://t.co/Icnc3EUt

2011-09-22 16:26:19
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

山形県は県内全域を発生抑制の対象地域としている。現実には、川のごみが海のごみにつながる、というのはなかなか理解が進まない。そこで、それぞれの地域の取り組みの成果がしっかりと伝わるような取り組みも進めたい、と山形県の担当者の方のコメント。

2011-09-22 16:31:22
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

水島環境財団の塩飽さんから。海底のごみは、プラスチックもたくさん沈んでる。レジ袋もいっぱいある、と。そういうものをなくすためには、使い捨て前提の社会の仕組みを変えていくしかないのかな、と。リサイクル、リユース前提で製品が作られていないから、不都合が生じてします。

2011-09-22 16:33:28
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

私から。不要なプラスチック製品を減らすためには、経済的なインセンティブを活用することも重要だし、対策の恒常的な財源を確保するためには、たとえばデポジット制度を税にかわる恒常的な財源として考えるような議論もなければ。

2011-09-22 16:43:55
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

鹿児島大藤枝さん、節電のでんき予報みたいに、現状や予測がリアルタイムで分かる仕組みが大事。海ごみの情報もそんな風に伝えられたら。

2011-09-22 16:44:51
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

初日の会議、終了。みなさまお疲れ様でした。今から懇親会です。

2011-09-22 16:46:48
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

海ごみサミット2011愛媛会議2日目。今日のテーマは「東日本大震災に起因する漂流漂着物問題について」と題して国立環境研究所の石垣智基主任研究員。http://t.co/cNEkxmtn

2011-09-23 09:52:20
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

東日本大震災では地震や津波で大量の災害廃棄物が発生。処分施設も打撃を受けたり、放射性廃棄物の問題があって体力のない自治体ほど処分も進められない。

2011-09-23 09:54:25
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

東日本大震災では住宅1軒(100m2)あたり40~60tのごみが発生。生活ごみに換算すると60年分のごみが一度に発生した計算。水害の想定が2t/1棟、というようにこんなところも想定外。

2011-09-23 09:59:01
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

運び込まれた実際の瓦礫の量は環境省の当初推定では2490万tと津波堆積物が1300~2800万トンと推定。でも、実際に運び込まれたのは2270万t(9/15現在)に留まる。ということは、海洋に流出!これほどの海洋流出は想定されていなかった!

2011-09-23 10:02:19
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

気仙沼の方の遺体が300km離れた茨城県鹿嶋市の海岸で2か月かけて漂着したらしい。http://t.co/r9y70gfG

2011-09-23 10:06:56
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

海洋に流出したガレキ量は330万tほどと推計される。北海道十勝では、漂着物が流木は8月末時点で前年の10倍、廃タイヤは38倍になっているそう。

2011-09-23 10:09:52
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

続いて国際航業の星上さんによる「津波災害による油汚染された海岸漂着ゴミの状況」。震災後1か月、4/11に茨城県の海岸で調査された漂着物の調査の報告。元々茨城県の鹿島灘には漂着ごみが多かった。背後の河川や黒潮によって運ばれる。震災は3月に発生、北風による沿岸流でゴミが南下

2011-09-23 10:14:10
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

消波ブロックの間などにも大量に漂着。回収が困難なだけではなく、荒天時に再流出の可能性も。地元の方がボランティアで清掃。油が付着した木片やゴミを素手で回収していた人多かったので注意喚起。健康被害の可能性もあるし、油以外のものが漂着している可能性も。

2011-09-23 10:17:29
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

海岸の多くは都道府県が管理者、通常の清掃業務は市町村が実施。津波流出物への対応はその連携が機能せず住民が自主的に回収、処理。皮膚への付着や化学物質を吸い込まないような装備が必要だったが、多くの地域では注意喚起などもなされず。マスコミが報じない地区にはまだまだ大量に残置。

2011-09-23 10:21:06
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

仙台のような大都市が津波被害を受けると、工業地帯からのゴミ(工業製品)の流出も相当な量になる。原料や、大量のタイヤ、コンテナ。。。集落からの流出物も多い。北国なので各家庭で保管していた夏タイヤもたくさん流出。自動車もたくさん。

2011-09-23 10:27:53
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

行政官の連携や情報共有を、当然ながら普段から進めておく必要。非常時の、住民へも含めた情報伝達システムを見直さないと。災害直後の住民のクリーンアップの健康被害防止にもつながる。NGOのもつ人的ネットワークや蓄積した情報が災害の即時対応が出来る可能性を示した面も。

2011-09-23 10:30:42
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

続いていは環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室の宮元室長補佐「東日本大震災起因の漂流・漂着・海底ごみに関する環境職の取り組みについて」。

2011-09-23 10:41:49
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

津波が原因の漂着物は6月に北海道に到達。1年後にハワイへ、3年後にアメリカ西海岸へ、というのは報じられているとおり。現在、緊急環境モニタリング調査を実施しているそう。化学物質や放射性物質調査に加えて、海底ゴミ実態調査も実施。

2011-09-23 10:48:36
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

京都府の越智さん。海岸漂着物処理推進法で、海岸管理は管理者の責任、国は財源措置をする、と明記。なのに、なぜ財源措置がされない?もっといえば、そもそも不法投棄はポイ捨てであれ直罰。いわば法整備、枠組みはもう出来ているはず。それを自信を持って言ってくれないと、現場は困る。

2011-09-23 11:05:21
プロジェクト保津川 @projecthozugawa

本日かめおか市民活動推進センターまつり(シェイク&シェイク)です。16:30まで、ガレリアかめおか響ホールにて。プロジェクト保津川も展示してます。ぜひお越し下さい!

2011-09-23 11:06:03