本格ミステリ談義(冬の時代は実りの時代?)
これも、完全に同意です。 RT @mysteryEQ 要するに自分は、ガジェットとは作者がやりたいことを引き立てるものでしかないと考えるわけですね。
2011-09-26 08:47:13@toru_hikawa 有り難うございます。故に「本格冬の時代」とはそれに気付かせる機会を与えてくれたのだと自分は思っていますね。あの時期があるからこそ、今の本格があるのだと。
2011-09-26 08:54:14@mysteryEQ 「ガジェットとは作者がやりたいことを引き立てるものでしかない」「本格のコアではないガジェット」「コアの部分については作者が何をやりたいかによって変わってくる」――とのことですが、では“作者がまずやりたいこと”がガジェットだった場合はどうなりますか?
2011-09-26 09:47:22@mysteryEQ 「こうおどろおどろしい館があってさー、そこでババーン!と首切り!密室!これよこれ!これがやりたいのッ!もちろん謎解きもやるけどさー、まずは奇々怪々な密室ッ、颯爽たる名探偵ッ、これよこれ!」ってのはダメですか?そうした作品が書かれた場合、それは本格ではない?
2011-09-26 09:48:23@mysteryEQ そりゃまあ古くさいとは思いますし、本格はそれが全てではないとも思いますが、そーいうのも当方は大々好きなんです。“まずそういう処から本格を愛している”ファンや作家も、立派な(?)本格ファンだと思うし、そこいらへんを簡単に切り捨ててほしくはないなあ(笑)、と。
2011-09-26 09:53:21@junk_land とはいえガジェットだけでは本格として成り立たないと思います(それはMAQさんが一番御存知のはずです)。でもそういった本格は自分も嫌いではないですし、色々な本格があってこそジャンルとしては健全な状態なのではないでしょうか。
2011-09-26 10:49:37@mysteryEQ すいません、言い方が悪かったですね。おっしゃる通りと思いますが、当方は「ガジェットだけで」とは申しておりません。お尋ねしたのは、“作者がまずやりたいこと”が、ガジェットだった場合はどうなりますか? です。つまり……
2011-09-26 16:08:06@mysteryEQ 作家がまずガジェットがやりたくて、これをコアに据え、“そのため”に犯人をこさえ、舞台をこさえ、謎解きロジックをこさえ、と後付けしていく場合も結構あるのではないかな、と思うのです。そして……
2011-09-26 16:09:55@mysteryEQ お説ではガジェットとは「作者がやりたいことを引き立てるものでしかない」「本格のコアではない」とのことですが、この場合、そんなガジェットをコアに据えても本格足りえるんではいかな?と。その方が「色々な本格」があって「ジャンルとして健全な状態」になるでしょうし……
2011-09-26 16:12:50@junk_land すみません、「本格のコア=作者のやりたいこと」と一くくりにしたのが良くなかったですね……。自分は「本格のコア」について本格ミステリを成立させるにあたり必要最低限のものという意味で使ってます(それはロジックであったりトリックであったり様々ですが)。(続く)
2011-09-26 17:07:23@junk_land (続き)そしてガジェットがなくても本格を書くことは可能であり、故にガジェットは本格のコアではないという結論に至った次第です。本格のコアを引き立てるもの=ガジェットというのが自分の考えになりますね。
2011-09-26 17:12:57@junk_land ……まあでも、これに関しては自分も無駄に拘ってしまってるのかもしれませんね。一つの意見として適当に流して頂ければ幸いですm(__)m
2011-09-26 17:38:52だからトリックがあれば、多少のロジックは制御してもいいとはおもいません。 トリックが本格の形輪だとしたら、ロジックも形輪だと思います。
2011-09-26 17:33:36本格とはだから、ロジックタイプなら事件や舞台には伏線がたくさん組み込まれたりして、見えないものが浮かび上がる快感。 トリックタイプなら難攻不落の仕掛けを切り裂くロジックにより驚愕する快感… 本格ミステリーとはどちらかしかかかれない状況は不健全。 いくら素晴らしい作品でも、
2011-09-26 17:42:43だから、いわゆる本格冬の時代とはロジックタイプで、現代が舞台の本格しか出なかったことを言うのかなと思います。 しかし、その年代で、赤川次郎はガシェット型を軽さを持って復活させた 笹沢左保はロマンを持ち込みガシェット型本格を復活させた この二人は違う手段で冬を前に進ませようとした。
2011-09-26 18:02:44冬を前に進ませようとし、 泡坂妻夫や栗本薫の登場により、名探偵は復活した。 しかし、ここまではプレ新本格だと思います。 結局新本格により冬は終わった。
2011-09-26 18:06:30ただ、本格観の違いによりある騒動が起きた。 しかし、別に一人一人に本格があると思います。 それが、認識出来た騒動であり、一人の作家がガシェット型が本格の本流と宣言したに等しい。
2011-09-26 18:12:39だから、その人は高木彬光を社会派に逃げたと作中キャラに言わせたんだなあ。と、納得。 現実を持ち込んだって本格ミステリーしていたら、どんなタイプでもいいと思うんですよね。 本格は伏線とロジックの果ての異世界だと思います。
2011-09-26 18:19:29昨晩からの流れで思ったどうでもいいこと。新本格=雰囲気本格再興だとすると、ガジェットからは縁遠い作風の鮎哲が冬の時代の本格総本山みたいな扱いを受けているのってなんか倒錯した感じがある。
2011-09-26 19:13:06『幻影城』に長編連載する時、最初は鬼貫モノの予定だったのに幻影城読者にはウケが悪い(と少なくとも鮎哲は思っていた)から星影モノに替えたというエピソードも思い浮かんだりして。で、結局新本格と鮎哲作品という話になると『りら荘』『りら荘』『りら荘』…
2011-09-26 19:15:13