死刑廃止と死刑存置の考察/死刑制度総論後日談

サンデル教授の究極の選択を受けて死刑廃止と死刑存置の考察・管理人(@aphros67)との間で交わされた『死刑廃止と死刑存置の考察~死刑制度総論』http://togetter.com/li/192341の後日談。 質問・意見がある方は@aphros67までお気軽にどぞヽ(´ー`)ノ。
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加藤AZUKI @azukiglg

ただ「死刑廃止によっても社会が維持できるという意識の人が多数派を占めるなら死刑は廃止になる」だろうけど、重犯罪が【常識の例外】によって起こるなら、犯罪の発生率はやはり下がらないような。結局のところ【その重犯罪によって.. http://t.co/OBrDvRwr

2011-09-26 04:27:35
加藤AZUKI @azukiglg

そういえばここの議論ので自由刑=「時間を毀損する刑罰」、生命刑=「命を毀損する刑罰」とあったけど、「生命は毀損しないが、精神を毀損する刑罰」の是非については出てこなかったので、機会があったらそれについては聞いてみたい.. http://t.co/OBrDvRwr

2011-09-26 04:29:11
御光堂 @pulin_gkd

@azukiglg 国家による殺人はいけないから死刑廃止だと、国家による監禁や強制労働である懲役や禁固ならよいのか、となって、死刑論はすなわち刑罰とは何か? に関わってくる問題でしょう。

2011-09-26 04:31:58
加藤AZUKI @azukiglg

僕は死刑存置論ですが、「個人が個人の独断で殺人、自由拘束、財産剥奪を行うのは犯罪」だけど、個人が代表権を委ねた者(特定個人ではない法人とその執行権者)に、代表としてその権利を行使するのは許す=国が公的ルールに従って自由拘束(逮捕)、財産・時間剥奪、生命剥奪を行うのはアリと思います

2011-09-26 04:39:58
加藤AZUKI @azukiglg

「その法律を認知支持する多数が、それぞれ勝手に行ったら混乱が生じるから、その法自体が「代理的実行者を指名・任命して、全体が支持するルールの遵法を、ルールから逸脱するものに強いている」と考えてます RT @pulin_gkd: @azukiglg 国家による殺人はいけないから死刑廃

2011-09-26 04:41:24
加藤AZUKI @azukiglg

故に、多数が死刑を支持する現状では死刑は存置されることが望まれている、と。多数が死刑を支持しない(いつ自分が犯罪者になっても殺されない世界を望むというも含めて)、その上で死刑は廃止すべきという主張が採用される社会が来たら、 @pulin_gkd

2011-09-26 04:44:43
加藤AZUKI @azukiglg

それによって支持・採用された新たな法が十分に効果があるとされるでしょうし、それは不満者が再度多数派になるまでの間守られるべきルールになるのかなと。結局の所「遺族の感情」は刑の存続や判決執行にはあまり重要ではなくて、社会がそれを必要とするかどうかで決まるのでわ @pulin_gkd

2011-09-26 04:45:34
加藤AZUKI @azukiglg

「新しい正義が素晴らしい世の中を作る」という、新品の「まだ執行されていない正義」に人は夢を見るものだし、その中には「試してみたら本当によかった」というものも多く含まれているだろうけど、「期待を掛けてみたらサッパリだった」という新しい正義への幻滅は、それが何であっても不可避な気が

2011-09-26 04:48:19
加藤AZUKI @azukiglg

「自分は絶対に失望しない!民主党は今でも正しい!」という人は未だにいるから、新しい正義に全員が必ず失望するとは断言しないけど、期待を掛けた新しい正義に失望して「元に戻せ」か「次の正義を」となる人は一定数以上必ず出る。

2011-09-26 04:49:13
加藤AZUKI @azukiglg

現在の「死刑存置」という多数派意見がいずれ少数派になって、死刑廃止という新しい正義が多数派になれば、いずれ死刑はなくなるかもしれないけど、それが期待通りの未来を作らなければ、「死刑復活」という声が死刑廃止論を形成した層の中から必ず出てくる。

2011-09-26 04:50:22
加藤AZUKI @azukiglg

結局そうやって、二つかそれ以上の正義に期待を掛けて、その間を都合良くいったりきたりする人によって、法もまた動いていくものなのではないのかしらん。日本は憲法が事実上不変状態なので「法は一度決まったら覆らない」という融通のきかなさがある。これは刑法とか民法とか細部にも亘る。

2011-09-26 04:51:51
加藤AZUKI @azukiglg

もちろん、財政関係なんかでは変わってるものも結構ある気がするけど、刑法はそう大変化ってない。が、それは「それを支持する層が大きな変化を望まない」が故に安定しているとも言えるわけで。(変化の要望が大きければ、立法府は選挙で刷新できるわけだし)

2011-09-26 04:52:49
加藤AZUKI @azukiglg

結局のところ、「死刑廃止を本当に推し進めたいのであれば、その社会的メリットを訴えた上で多数派を形成して(存置論者を論破するのではなく、同調を引き出す)、実施する機会の獲得(法改正)を目指す」を、廃止論者が頑張るしかないような。うーん、一朝一夕に答えが出る話ではないなあ。

2011-09-26 04:54:25
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

「生命は毀損しないが、精神を毀損する刑罰」について少し触れたいと思います。 RT @azukiglg

2011-09-26 21:13:44

ここから少し難しいですが、かなり重要です!

🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

民主主義国家における刑罰は、憲法及びそれに付随する下部法令に違反せず、またその刑罰が民主的プロセスで成立していることを前提に、科罰可能性のある国民自身によるナショナルコンセンサスを得られれば、「あらゆる刑罰」は原理的に設置が可能だと考えます。 RT @azukiglg

2011-09-26 21:14:23
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

この考えは死刑に限りません。肉体刑や流刑、ガレー船漕役刑などの刑罰や、極端に苦痛を与える死刑執行方法においても同様です。これらの刑罰が現在採用されていないのは、物理的不合理、つまり現代においてガレー船が運行されていないというようなことを理由とするか、→ RT @azukiglg

2011-09-26 21:15:15
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

またはその時代のその地域の国民がそれらの刑罰を不適当とするナショナルコンセンサスが存在する以外の理由はありません。→ RT @azukiglg 

2011-09-26 21:16:05
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

民主的プロセスを経たナショナルコンセンサスについて、「残虐である」とか「ヒューマニズムに反する」といった個人や特定のグループ(国を含む)の主観による否定は、あくまでも主観的正義の強要であり、これは衡平の原理に反するものです。→ RT @azukiglg 

2011-09-26 21:16:33
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

主観的正義の対立は、強者の価値観を弱者に強制する解決方法、つまり民主主義国家においては多数決原理によって解決されるべきものとなります。→ RT @azukiglg 

2011-09-26 21:16:42
🇺🇦小動物を愛するしんさん🇺🇦 @aphros67

但し、例えば肉体を毀損する刑罰や精神を毀損する刑罰は、その執行が終わった段階で全てを復旧する必要があると思います。刑罰は応報を根源とするわけですから、例えば介護保険や障害者認定等の対象とすべきでしょう。(了)→ RT @azukiglg 

2011-09-26 21:19:15
加藤AZUKI @azukiglg

@aphros67 なるほど。「刑罰の施行後に、復旧が必要」というところがカギになるわけですね。死刑の場合「肉体も精神も毀損する」で肉体(精神も)の復旧が行われないことになりますが、精神のみ壊して(準極刑)、肉体は復旧するというのは、有権者のコンセンサスがあれば可能と、理解。

2011-09-26 22:28:41
加藤AZUKI @azukiglg

@aphros67 「物理的肉体と精神を同時に壊してどちらも復旧しない刑(死刑)」に準じるものとして「精神だけ壊して肉体は壊さない刑(壊した精神の復旧はしない極刑)」は、位置づけとしては難しいのかな、というのが疑問でした。

2011-09-26 22:30:15

死刑が生理的に嫌悪感をもたれる理由

加藤AZUKI @azukiglg

@aphros67 余談ですが、もし「死刑が公開制」になったら犯罪発生率が下がるだろうか、ということの他に、逆に「死刑廃止論者は増える」のではないか、というような気もしています。「見たくないものを見ないで済む場合は現状維持、見てしまったら『反』に転身」はよくあることで。

2011-09-26 22:32:14
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