『新撰21』読書会(6)「外山一機+佐藤清美」

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Daisuke IKOMA @dwsk_w

#shinsen21 先人の句の中にあるフレーズを直接用いることで先行句の情感を背負うのは季語と同じような効果があるのでは。

2010-05-08 22:49:38
中村 安伸 @yasnakam

まさしく同じようなことを考えていました。 RT @nakayama_awa: #shinsen21 先人の句の中にあるフレーズを直接用いることで先行句の情感を背負うのは季語と同じような効果があるのでは。

2010-05-08 22:51:24
SATO Ayaka @a8ca

がちゃがちゃやってるかと思ったら、急に「お母ちゃん〜」って泣いちゃうみたいな感じ。内容も、方法も。愛おしい。 #shinsen21

2010-05-08 22:51:27
関悦史 @Seki_Etsushi

後半の方が子供の頃的世界観をすんなり出している感じですね。親しみやすくはなります。 @mami_non 私は「次郎のうたふ」章は #shinsen21

2010-05-08 22:51:45
@cagemin

#shinsen21 どうも、ここでは始めまして、みなとです。よろしく(これで大丈夫なのかな)。外山さんの句、先行句の語を引くだけじゃなくて、全体のリズムをうまくコピーしているのがうまさだと思います。

2010-05-08 22:52:23
関悦史 @Seki_Etsushi

季語使っていない句も多いようですが、季語よりも先行句に間テクスト性や共同性 を負わせていて、先行句の選び方がそのまま歳時記的なそれと別な世界観の形成に繋がるのでしょうね。 @nakayama_awa #shinsen21

2010-05-08 22:55:30
um @umemina

恐らく寺山を意識している「次郎のうたふ」は、呪詛的な部分がやや抜かれているくらいで、メタレベルすぎていまいち違いが見えにくい。なんか地道すぎて損をしている感も。 RT @Seki_Etsushi メタレベルから工夫しようとしている感じ。 #shinsen21

2010-05-08 22:56:08
関悦史 @Seki_Etsushi

あら。湊圭史さんいらっしゃい。 @cagemin #shinsen21

2010-05-08 22:57:14
中村 安伸 @yasnakam

確かにリズムというか、文体も先行句をうまく換骨奪胎している。やはり好きなんでしょうね。 RT @cagemin: #shinsen21 外山さんの句、先行句の語を引くだけじゃなくて、全体のリズムをうまくコピーしているのがうまさだと思います。

2010-05-08 22:57:50
にゃんこ @imam_non

なんだか河合隼雄の著作集を思い出してしまうような作品群なんです。でも普通の日本の家族という感じ。近すぎる家族・兄弟関係・勢力争い「母性社会日本の病理」とか「家族関係を考える」的世界。 @Seki_Etsushi 「次郎のうたふ」章  #shinsen21

2010-05-08 22:58:29
関悦史 @Seki_Etsushi

その辺は多分本人が本当に好き過ぎてそれがストレートに出てしまっているんでしょう。 @umemina メタレベルすぎていまいち違いが見えにくい。 #shinsen21

2010-05-08 22:58:46
関悦史 @Seki_Etsushi

家族をこれだけ寺山的に使っていながら呪縛への怨念とか毒とかいった要素が希薄で、病理まで行かないで済んでいるような、逆にここまで家族出す必要がないようなちょっともどかしい感じはあります。 #shinsen21

2010-05-08 23:02:14
関悦史 @Seki_Etsushi

後半の「晩鐘」の章は「神」が直接ずいぶん出てきますね。《ほとなくて水を娶らば水漬く神》《鉛筆を削れば鈍の神が覗く》 #shinsen21

2010-05-08 23:06:00
にゃんこ @imam_non

ああ、なるほど。言い過ぎなんだ。 @Seki_Etsushi 家族をこれだけ寺山的に使っていながら、逆にここまで家族出す必要がないようなちょっともどかしい感じはあります。 #shinsen21

2010-05-08 23:06:10
@mone424

#shinsen21 全体に韻律が明確にあって、言葉の流れが美しいですね。「犬に食はれた兎の耳をあつめてゐる」全く破調なのに、もたつかず読み手にすっと入ってくる。この季語でこの内容も新しい。

2010-05-08 23:08:41
関悦史 @Seki_Etsushi

「水没の表情」「次郎のうたふ」「晩鐘」の三部構成がそれぞれ《幼児の脆く多感な世界からあの世への通底》《家族幻想》《国家や神といった超越的審級の直接的現前とそれゆえの阻隔・失墜》とかいった形で役割分担して全部で立体的に世界を作ろうとしているのかも。 #shinsen21

2010-05-08 23:11:14
um @umemina

「天才」という先人を弔う方法論や意識はよく見える。でも、その先にどういうものを見据えているのか、作りたいのか、彼自身の、彼だけための純粋な夢、というか、目指す文学がどいうものなのか。 #shinsen21

2010-05-08 23:11:34
ot @_ot

天上の球技の句辺りは神に立ち向かうような、うつし世に天覧席のありにけり ではもうすっかり神の体制に組み込まれたような。お近づきになってる感じの句が。これは「力抜けてて良い方向」なのですかね。 #shinsen21

2010-05-08 23:12:01
関悦史 @Seki_Etsushi

評論読む限りではこの先は何もないという覚悟のようですが、実作の方がやっているうちに良い意味で当人を裏切って妙な場へ開けるかもしれませんね。 @umemina 「天才」という先人を弔う方法論や意識はよく見える。でも、その先にどういうものを見据えているのか #shinsen21

2010-05-08 23:14:29
ot @_ot

細かいところですがπの句がどうも好きでないんです。小論でも引用されていますが何度読んでもπのところでひっかかてしまって。「実はレトルト食品なんです」なんて急に教えられたような気分で。眉間にパイ皿のパイだったらいいのに。(笑い事でなく) 気にしすぎですかねぇ。 #shinsen21

2010-05-08 23:19:32
関悦史 @Seki_Etsushi

《うつし世に天覧席のありにけり》は読みようで変わるところが多い重層的な句っぽいですよ。天覧席=神の座ととればそれがうつし世にいるのは他界とのコスモロジーが崩れたことになりかねないし天皇ととれば歴史批評を含みつつ「昭和」を懐旧的素材にした句とも見えて。@_ot #shinsen21

2010-05-08 23:20:12
um @umemina

こういう意識や覚悟をもってやることにはすごく共感するし応援したいので、何もないとは思いたくないというのが正直な気持ちです…頑張って欲しいです。とても。 RT @Seki_Etsushi: 評論読む限りではこの先は何もないという覚悟のようですが #shinsen21

2010-05-08 23:21:21
にゃんこ @imam_non

それは同感です~。首締め上げてる感じでπが眉間のしわに見えるので。こわいもん~。 @_ot 細かいところですがπの句がどうも好きでないんです。  #shinsen21

2010-05-08 23:25:08
にゃんこ @imam_non

ひらがなが多いんですけれど、わざとなんでしょうね。平仮名だけの句が三句。 #shinsen21

2010-05-08 23:26:12
関悦史 @Seki_Etsushi

この章の解説としてはうまく出来ている句だと思います。円周を直径で割っただけで突然現れる(古代ギリシャでは世界の均整を裏切る不吉なものと取られたらしい)「割り切れなさ」を家族内の、兄への感情の暗喩にした点。 _ot 細かいところですがπの句 #shinsen21

2010-05-08 23:26:35
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