2011年10月8日 東京大学 科学技術インタープリター養成プログラム 第6回公開シンポジウム「三大災害と科学コミュニケーションの問題 地震・津波・原子力発電所事故」実況&まとめ
#UTSCI_1008 黒田「科学と付き合うには科学の特質を知る、また常に進化している、また明らかになってことの多いということ、そしてグレーゾーンの存在ということ考慮する必要がある。そして科学的ものの考え方」
2011-10-08 13:39:13#UTSCI_1008 黒田「例えば平均値の考え、統計的な分布がどうなっているか。また足利事件のようなDNA鑑定への過信もある。当時の報道を見ると科学へ過信していたことが明らかになる。」
2011-10-08 13:41:37#UTSCI_1008 黒田「リスクとベネフィットの存在。世の中では一致しない、原発事故などが顕著な例。また遺伝子組み換え作物も同様」
2011-10-08 13:43:01#UTSCI_1008 黒田「科学の進歩でのグレーゾーン、この他にも例えば特定効能を有する食品なども一例にある。食品なのか薬品になるのか。そして科学はグレーゾーンを拡大する。脳死と死の違いも一例。」
2011-10-08 13:45:48#UTSCI_1008 黒田「そして物質の物理的、化学的、社会的な性質のレベル。災害時と非常時の金銭と食料が一例にある。また測定限界の存在もある。」
2011-10-08 13:46:52#UTSCI_1008 黒田「データがないの解釈の問題、データで影響が見えないと影響がないのが科学で、科学論文ではNDと書かれるがこれはゼロではないのが実際。ただ中には安心しないとゼロにする例もある。ただ、あるのが全て危険なのか、例えば自然放射線が該当する。」
2011-10-08 13:48:39#UTSCI_1008 黒田「そして科学者の責任は何か、原発事故にしても参画しているが分からないと言えないのが事実。例えば国外でも、伊ラクイラの地震で予知に失敗したとして防災長の幹部らが故殺で起訴されたというケース。ネイチャーの記事だが、『起きない』と言ったのが原因だったと」
2011-10-08 13:50:23#UTSCI_1008 黒田「ネイチャーの記事ではさらに、『知らなかったこと、そして知ってもどのようにコミュニケーションするか知らなかったのが問題である』と。バランスのある判断が求められる。」
2011-10-08 13:51:10データで影響が見えないのは「 ND 」、ゼロとは意味合いが違う。「ない」ということは言えない。科学技術が進歩したら見える。
2011-10-08 13:53:50#UTSCI_1008 黒田「環境の問題として、最近のCO2の関連、科学的にはほぼ出ている、更には原子力でも別の燃料の問題もある。ただ自然災害を止めるというのは難しい、各地の洪水などは10年間で大幅に増えている、海水温が問題とも言われている。で化石燃料だけというのも問題になる」
2011-10-08 13:54:06#UTSCI_1008 黒田「原子力を止めても化石燃料での気候変動での災害で命を失う可能性もある。これらをバランスよく考える必要がある。」
2011-10-08 13:54:53#UTSCI_1008 黒田「お願いしたいのは肝感情論での、遺伝子組み換えや原発の判断。そして信頼回復の必要性、事件後では遅い。科学と社会の信頼関係を公的機関などの情報公開などで再度構築しないといけない」
2011-10-08 13:56:35#UTSCI_1008 黒田「また研究者が科学的本質を言うべき、で不安にさせるという考え方は避けるべき。判断を冷静にして具体的な要因、また悪いニュースばかりで判断するのではなく良いニュースも必要、更には貞観津波などの例もあるが、過去の歴史の学ぶ必要がある」
2011-10-08 13:58:04#UTSCI_1008 黒田「浮き彫りになった科学コミュニケーションの問題、今後相互の信頼関係を再度構築しないといけないと想います。以上です」
2011-10-08 13:58:30