死刑廃止と死刑存置の考察/フランスの死刑制度

2011年10月10日、世界死刑廃止デーを記念して、青山学院大学で開催されたフランスでの死刑制度廃止30周年記念円卓会議「岐路に立つ日本と死刑制」ディスカッションの模様。 元アムネスティインターナショナル日本事務局長てらまこさん(@teramakojp)のツィートを中心として。 【特別付録】 フランスの死刑制度廃止過程
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【フランスの死刑廃止⑨】 團藤重光「死刑廃止論」~1992年3月16日朝日新聞掲載座談会「死刑廃止の流れ・どう受け止める日本」においてロバート・バダンテールは次のように述べている。

2011-10-11 23:22:53
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【フランスの死刑廃止⑩】 バダンテール「民主主義と世論調査とを混同してはいけない。民主主義は世論に追従することではありません。市民の意思を尊重することです。国会議員達は、自分達の政治的見解をはっきりと打ち出し、選出されたうえで突き進むことが必要です。」

2011-10-11 23:23:53
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【フランスの死刑廃止⑪】 バダンテール「逆に自分の政治的見解を世論に追従させるのは、デモクラシーではなくてデマゴジーです。」 

2011-10-11 23:24:14

デマゴジーとは…

デマゴジー(デマゴギー)という聞き慣れない言葉がでてきましたが、これは通常日本では「ある目的を持って意図的に流す嘘」、すなわち「デマ」と略されている言葉で、民衆扇動のことを指します。

英語では"demagogy"または"demagoguery"と綴られますが、元々はギリシャ語の"demagogia"が語源となっています。"dem"は人々を意味し、"gogy"はコントロール・制御といった意味を持ちます。デマゴジーによって大衆を扇動し、政治を行う指導者のことをデマゴーグ(demagogue)と呼びます。