ビヨンド・ザ・フスマ・オブ・サイレンス #4

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「機械?」「位置情報を逐一ザイバツに送信してンだとよ。今もだ。ヤバイんだ!切除つっても、脊椎だろ?素人にゃ無理だ」「……」「いいかい、ここですなわち、ビジネスが成立するってわけなんだ。俺はあンたに呼ばれた。あンたのその……それに!」ヌンチャクを見た。今は安定している。 25

2011-11-02 19:26:18
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「教えてくれていいだろ、それ」シルバーキーは早口に言った。「俺のこのジツは……あンたの中のバケモノに触る事ができる。わかったろ?俺にしかできない事がある。だから、それが俺を呼んだ。な。合理的だ」ニンジャスレイヤーは眉根を寄せた。「信頼しろと?オヌシを?」「ノー。ビジネス」 26

2011-11-02 19:54:29
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「……」ニンジャスレイヤーは一瞬置いたのち、渋々ながら頷いた。「……よかろう」彼は認めざるを得なかった。おぼつかない道筋が今、闇の中でつながったのだ。ナラク・ニンジャを覚醒させ、聖なるヌンチャクを継承する道筋が。よりにもよって、この頼りない一人のニンジャがカギとなって。 27

2011-11-02 19:54:54
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「じゃ、急ごうぜ。こうしてる間もザイバツに俺の居場所は筒抜けだ。あのサージョンの奴が死んだ事が伝わったら、次の奴らが来るだろ?善は急げってな!」「どこへだ」「ネオサイタマだろ」シルバーキーはニヤリと笑った。「サイバネ闇医者もそこ。あンたの目的地もそこ!」 「なぜ解る?」 28

2011-11-02 19:55:17
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「なぜってそりゃ、まあわかるよ」シルバーキーは目を伏せた。ニンジャスレイヤーが睨む。「詮索したか」「センシティブな所は、詮索してねえ!マジだよ。黄金太陽とブッダに誓う!」シルバーキーは歩き出す。「行こうぜ!こっちだ。……本当だ!深い記憶はそう簡単にはいかねえんだ、マジだ」 29

2011-11-02 20:02:33
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「そうか」「マジだよ!侵入時にどうしても見えちまうものはそりゃあるよ。それしか見えなかった。道中説明してやるよ、俺のジツについて。説明しろってンなら。俺だってあンたをキレさせたら終わりだってのは理解してるよ。本当だ」「そうか」「信じてくれって!」「ノー。ビジネス」…… 30

2011-11-02 20:13:22
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

(第二部「キョート殺伐都市」より:ビヨンド・ザ・フスマ・オブ・サイレンス」終わり) 31

2011-11-02 20:14:11