「トクヴィル、民主主義、イスラム」講義ノート
- Cristoforou
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Prof. Alan S. Kahan (Paris)「トクヴィル、民主主義、イスラム」セミナー開始。今日はアイリッシュセミナーがなくなったのでこれに出ます。
2011-12-03 00:07:51今日イスラムと民主主義は全然違うものだと思われている。19世紀にはカトリックと民主主義は両立しないと考えていた人もいた。
2011-12-03 00:12:41トクヴィルとアルジェリアについて→トクヴィルは宗教といえばキリスト教のことばっかり考えていたわけではない。アルジェリアのことも結構よく知っていた。
2011-12-03 00:14:01トクヴィルの観点からするとキリスト教は民主主義への転換の原因のひとつ。宗教なしでは市民が唯物的になるので、宗教は維持されないといけないと考えていた。
2011-12-03 00:17:43貴族社会に比べると、民主主義社会では階級がないのでモノで人々の区別をつける動きが強くなる。これが悪化すると市民がめっちゃ唯物的にモノばかり追うようになる。
2011-12-03 00:20:20トクヴィルの書簡を見るとコーランに結構disturbedされてたことがわかる。預言者に絶対服従とかそういうのがviolentだと思ったらしい。
2011-12-03 00:31:26イスラムはpredestinationの宗教で、トクヴィルはpredestinationをすごく嫌っていた。これがイスラムへのhostileな態度の原因かもしれない。カルヴァン派もpredestinationである。
2011-12-03 00:37:25@Cristoforou トクヴィルの『アメリカにおける民主主義』の英語版"Democracy in America"を大分県中津市立小幡記念図書館で見つけた。この本は中津市学校(M4~M16)洋書目録に入っており、中津市学校のテキストの1つであったらしい。まだ読んでないけど。
2011-12-03 00:38:29トクヴィルにとっては教会もサッカーチームも同じ。なんらかのモットーをかかげた強力な任意加盟団体で、そういうものは(properな領域を逸脱しないかぎり)民主主義社会に必要。
2011-12-03 00:41:08