カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル #4

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

ダークニンジャは立ち上がり、ジュー・ジツを構えた。手に汗が滲む。一瞬、神話級リアルニンジャの力をその身で試してみたいという衝動が彼の中で起こった。だがすぐに、冷徹な精神がそれを否定する。サンダーフォージとの力量差は歴然としている。ベイビーサブミッションどころの話ではない。 25

2011-12-15 01:40:29
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

ダークニンジャは胸元からベッピンの破片を取り出し、それを高々と掲げた。折れたる刃が妖しい光を放つ。「それは、ベッピン!」サンダーフォージは目を見開き、後ずさると、運命と宿命に両肩を押さえつけられたかのようにおもむろにドゲザをした。ダークニンジャは隠した口元を笑みで歪ませる。 26

2011-12-15 01:45:18
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「いかにも、妖刀ベッピンだ。お前の呪いを解く唯一の武器だ」ダークニンジャはベッピンの妖しい輝きで神話級ニンジャを屈服させながら、片時も油断せず近づく。「自らの手で生み出した妖刀を、今こそ鍛え直すのだ、サンダーフォージ=サン。代価はお前の呪いを解くこと。この契約に応ずるか?」 27

2011-12-15 01:52:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「我が呪いの因縁を知っておったか……」サンダーフォージが呻いた。

2011-12-15 01:59:31
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

第2部「キョート殺伐都市」より 「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」#4終わり #5へ続く

2011-12-15 02:00:04