クロスレファレンス民事実務講義

「クロスレファレンス民事実務講義」著者の京野哲也先生(@bye02661)の、同書に関するtweetを集約。 ★第2版が12月下旬に刊行予定のようです★ http://shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=40_4002_404002003&products_id=8678&previouslinkcalendar= 続きを読む
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京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(227)コロ先」§26 《弁護士というものは》仕事に慣れ,好調と思うときこそ要注意。/信用されていると自信を持っている依頼者から,仮に,嘘を言われて懲戒申立されたとしても,何ら説明し難いことはないと言いきれるか。

2014-11-16 10:29:35
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(228)コロ先」§27敵と戦えるようになって,やっと半人前。依頼者の気持ちは容易には分からない。依頼者が「先生,先生」と言ってくれるからといって,自分は偉い,とか信頼されている,などと勘違いしてはならない。

2014-11-18 07:25:20
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(229)コロ先」§28 100%の結果と自負し「先生は命の恩人です」と言われていても,内心は「もっとうまく,早くできたのに」と思う依頼者は珍しくない。【また,解決の直後は感謝していても,時間と共に,当たり前のことになる。】

2014-11-22 08:50:04
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(230)「コロ先」§29 依頼者のために「やってあげる」という気持ちになると,どうしてもぞんざいな仕事になりやすい。だから,無償(に近い)仕事を引き受けることは偉いことだが,よくよく気を引き締めて仕事をしないと,かえって依頼者に恨まれ,懲戒請求される。

2014-11-24 09:50:20
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(230)「コロ先」§30 《弁護士というものは》実務家は職人である。個々の事件の解決を通じて世のためになることが職人としての価値である。終生,一職人でありたい。

2014-11-25 07:21:29
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(232)「コロ先」§31 弁護士の仕事は,医師の過誤同様に,下手をすれば依頼者に危害を与えるおそれがある。さらに,医師と違い人間の紛争を相手にするので,その権能の行使の仕方によっては,相手方や社会にも危害を与えるおそれがある。

2014-11-26 09:11:56
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(233)「コロ先」§32 (その権能の行使の仕方によっては,相手方や社会にも危害を与えるおそれがある) それゆえ,常にバランスを測る心も忘れてはならない。/「売り手よし,買い手よし,世間よし」(近江商人)

2014-11-27 07:25:02
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(234)「コロ先」§33《弁護士というものは》そのあるべき姿は,医師と似ている。緒方洪庵の言葉「医の世に生活するは,人のためのみ,おのれがためにあらずといふことをその業の本旨とす。安逸を思わず,名利を顧(かえりみ)ず

2014-11-28 09:01:56
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(235)「コロ先」§34 (緒方洪庵・続き)安逸を思わず,名利を顧(かえりみ)ず,唯おのれをすてて人を救わんことを希ふべし。病者に対しては,唯病者を視るべし。貴賎貧富を顧ることなかれ。」

2014-11-28 09:03:25
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(236)「コロ先」§35 そうは言っても皆,生身の人間。無理や,背伸びをしなくてもよい。「いい弁護士さんに会えてよかった」と一人にでも言ってもらえればそれでいい。

2014-11-29 14:29:49
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(237)「コロ先」§36 孤立するな,孤立させるな。やはり,悩んだとき,迷ったときに相談できる人,助けてくれる人をたくさん持とう。

2014-11-30 10:44:49
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(238)「コロ先」§37【転ばぬ先の杖,コロ先としては,これが最後である】以上は,「こうしてる」でなく「かくありたい」と思ってきたこと。私自身は立派ならざるもの。されど,弁護士であることは

2014-12-02 21:41:54
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(239)「コロ先」§37続 されど,弁護士であることは,一個の「機能」であると思うゆえ,たとえ機能を担う私自身が不全で邪なものであっても,なお少しでもよくその機能を果たせることを願っている。

2014-12-02 21:43:00
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の周辺(240)「コロ先」として63期までに配付した内容は以上で終わりである。その言葉は凝縮しているので,「解凍」が必要である。これからも,随時「解凍」しつつ,膨らみをもたせて,ツイートしてみたい。

2014-12-06 09:07:35

--「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方--

京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス民事実務講義」の読み方(1) ローの方なら教科に出てきた「言葉」を索引で引いてみる。太字の「§」に飛んでみれば一応基本的な解説があります。初学者は,ここで条文を確認し,教科書を確認してみましょう。次に,本文にクロスレファレンスがあれば,そこに飛んでみる(続)

2011-11-30 19:53:22
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス民事実務講義」の読み方(2) クロスレファレンスで飛んだ先の周辺にも,また「⇒§」があるはずだから,そこにも飛んでみる。こうして,蜘蛛の巣をたどっていくように,「面」的な理解が深まるはずです。もう一つの面の広げ方としては (続)

2011-11-30 19:56:08
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス民事実務講義」の読み方(3) 索引中で,やけにたくさんの参照先「§」がある場合,ヒマなときに,これらの§を追いかけてみる。 また索引中囲みがあったりして,類縁の用語がいくつもある場合,これらの用語の§を追いかけてみるのもよいでしょう。

2011-11-30 20:01:47
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方(4) 筆者は書籍にあたるとき,何をさておき「注」をざっとみます。その書籍の性格を示すとともに,何を参照して作られたか,そのメカニズムが判り,今使いたい目的に合っているかどうかを判断する材料となるからです。しかし,初学者は (続)

2011-11-30 20:05:00
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方(5) しかし,初学者のときは「注」は気にしないで,本文だけの中で,「意味内容が完結しているか」に注意して読んでいくとよいと思います。初学者のうちは,概念(用語)の使い方について,その意味内容と他の概念との関係について (続)

2011-11-30 20:09:53
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方(6) その意味内容と他の概念との関係について曖昧なままで先に進まない方がよいと思います。書籍によっては,概念相互の関係が読み取りにくいまま記述してあるかもしれません (本書でそういう部分があったら是非指摘してください)⇒§349

2011-11-30 20:15:39
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方(7) 人により,使う法律用語の意味が異なることはやむをえない面もありますが,少なくとも一つの書籍の中では「一語一意」(多義の場合にはどこをみれば判るかが明瞭である必要がある)でなくてはいけないと思います。 (続) 

2011-11-30 20:28:32
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義の読み方(8) そこで,初学者の方でも「その概念の意味は明瞭か」「他の概念との関係が明瞭か」「違う場所でも同じ意味で使っているか」これを検査するような積もりで読んでいくと,著者を採点しているような気持ちで読めることもあります。

2011-11-30 20:31:47
京野哲也 @bye02661

「クロスレファレンス 民事実務講義」の読み方(9) 講学や論理の世界では,権威や肩書きも何ら関係ありません。読んで判りにくかったら,それは著者側の責任であることが多いのです。弁護士の準備書面にもいえることで,裁判所に理解されなければ,勝つべき所を,負けることになります(自戒)。 

2011-11-30 20:40:47
京野哲也 @bye02661

「CR民事実務講義」の読み方(10)  以後,クロスレファレンスは長いのでCRと略します(パチンコ屋の看板みたいですが)。司法修習生の方に役立つとしたら,まず,記述の対象範囲は,目次レベルでいうと研修所配付の白表紙教材を総合すればほぼ重なる。そこで,1冊の参考書として使いうる。

2011-12-01 17:35:15
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