ヘタッピブログ研究所R ~ブログ文章の書き方~

山田さん(『ポンコツ山田.com』)にブログ文章の書き方について色々と教わるなど。ブログに限らず広く文章についてのお話にもなってます。
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山田 @ponkotsuyamada

「ハンタ」から考える倫理と社会の話キルア編うp。ちょっぴり、ていうかだいぶ、ていうかかなり、ていうか馬鹿みたいに長くなった。 http://bit.ly/dr3LDL

2010-05-19 01:00:52
山田 @ponkotsuyamada

たぶん自分のブログ記事としては最長です。テキストで保存したら23kb。文字数だと大台に乗った。ちょっとひどい。

2010-05-19 01:08:03
山田 @ponkotsuyamada

以前のブログの記事も含めて、現在テキスト状態でローカル保存してあるブログ記事が267個。全体で1.3MB越えてる。ちりも積もればだなあ。

2010-05-19 01:20:24
水星 @mercury_c

@ponkotsuyamada 読みました。今思うとゴンよりキルアの方が人気あるのってビジュアル的な問題だけではないな、と。空気を読めるキルアの方が感情移入しやすいということかもしれません。キルアよりゴンの特殊性の問題でしょうけれど

2010-05-19 01:35:12
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c どうもありがとうございます。ゴンの方が一般倫理にそぐった振舞いを序盤から見せ、逆にキルアは序盤で異形性を露わにしたために、読み手が両者の内部を想像する時にいつの間にか想像のしやすさが逆転したとしても、それに気づきづらくなっているのかもしれませんね。

2010-05-19 01:58:43
水星 @mercury_c

@ponkotsuyamada ゴンとキルアについての深堀りって以外になかったんで今の展開としても読めるなーと。それにしても山田さんの話も面白いのですがそれよりスタンスが独自で面白いですw

2010-05-19 02:15:11
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 今の展開はまさに二人の違いが収斂している感じですが、こう展開してるから今回みたくの体系として考えられた、てのも言えるでしょうね。

2010-05-19 02:28:51
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 私のスタンスについてはコメント等でも時折言われるのですが、自分の気になったことを掘り下げて自分に納得させる、という感じです。それが独特というと何でしょうね、自分の引っかかるところと納得の仕方がちょっと特殊なのかしらw

2010-05-19 02:30:55
水星 @mercury_c

@ponkotsuyamada 読み方が毎回違うので各記事によって色が異なるのと、それと他の方の文章とも何か違うような気がします。が、ぼくの場合はそれに加えてツイッターの使い方からみてやはり面白いスタンスだなーと

2010-05-19 02:37:56
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c ブログの文体は気分で変わりますが、文体で内容が変わることは多分多々あります。構成を予め考えることはほとんどなくテーマだけ決めてぶっつけで書くので、文体にそぐった人格/視点で方向性は決定されますね。

2010-05-19 02:47:31
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c レトリックと比喩が多いのが自分のブログの文章の特徴だとは思ってます。内容本筋の文の中にレトリックを入れるから、長くなるけど理解しやすくもなるかな、と信じてやってます。

2010-05-19 02:50:39
水星 @mercury_c

@ponkotsuyamada え!?ぼくは内容に合った文体を探して文章を調整してるのですが、文体から内容に影響するんですか!文体関連の話はとても興味あるのですが……ちょっと今日は眠いのでまたいつかお願いします(むにゃ

2010-05-19 02:52:42
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c ツイッターは、ブログに書くにはそぐわない題材に関するアイデアを思いついた時に書き留めておくツールという側面はあります。その意味でブログと方向性は同じなわけで。ブログやってる人ならわざわざそうする人は少ないかもしれませんね。

2010-05-19 02:56:16
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c ほら文章が冗長だ俺。自分がTLにいそうな時間に適当に@を飛ばしていただければ、お話しましょー。

2010-05-19 03:00:19
水星 @mercury_c

@ponkotsuyamada 連続更新で自分の書き方が分かったのでそろそろ文体と内容の件をお話したいです。ぼくはまずだいたいの方向性を決めて、それに見合った文体を選び書くというやり方なのですが、先日山田さんは文体で内容が変わる、と。ここんとこ詳しく聞きたいです

2010-05-21 21:33:35
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c わかりました。まとめて書くのでちょっと待っててくださいね。

2010-05-21 21:36:19
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 文体で内容が変わるというのは、完全にがらっと中身が変わるわけでなく、記事の方向性や論理展開が変わる、ということです。文体によって方向性がどのように変わるかがある程度見当つくので、テーマに相応しい論理展開ができそうな文体を選択します。

2010-05-21 21:53:50
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 言ってみれば、方向性を選ぶために文体を選んでいるのです。まあそれは、水星さんの「方向性を決めて文体を選ぶ」というのとニワトリタマゴ的な関係ではあるんですけど。

2010-05-21 21:54:29
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 先日も呟きましたが、私の考察系の記事の書き方は、まず仮テーマのようなものがあって、そこからとりあえず書き始め、書いている内に自分が何を考えたいのかわかってくる、どういう風に進みたいのかがわかってくる、どういう結論に行くのか見えてくる、という感じです。

2010-05-21 21:54:50
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c ならばなぜ自分が書きたいものがはっきりしていないのに方向性は選べるのかというと、なんとなくわかる、としか言えません。というか、別の文体を選択しても結論がまるで違う方向にはいかないでしょう。ただ、この文体なら書きやすそうというのをなんとなく感じるのです。

2010-05-21 21:55:51
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 文体や言葉遣いを考える時に「エチュリクール」という概念があるんですけど、すごく簡単に説明すれば「集団的に選択され、実践され『好み』」という感じのものです。ある社会の中の特定の言葉遣い(文体)には、個人の「好み」を越えた強制力があります。

2010-05-21 21:58:39
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 例えば「ヤクザのエクリチュール」。これを選択した場合、話し手は「ヤクザ」的な発声、語彙、イントネーションを、個人の意思から離れて強制されます。「おうおう兄ちゃん、この落とし前、どうつけてくれるんや。ちょっと事務所にきてくれんか」。極端に言えばこんな感じで。

2010-05-21 22:01:40
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c 逆に言えばそのようなものを受け入れない限り「ヤクザのエクリチュール」は使えません。ただ、ヤクザであることと「ヤクザのエクリチュール」を採用することは別です。「ヤクザの~」を採用しないヤクザもいるでしょう。そのような人は「ヤクザ」っぽく見えないということです。

2010-05-21 22:03:54
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c ある文体(本来は別物ですが、今は便宜上エクリチュールと同一のものとします)を選ぶということは、その文体に相応しい語彙や論理展開が構造的(社会的)に強制されます。「俺」と「私」と「僕」では使える語彙や論調、語り口が異なるのです。

2010-05-21 22:07:14
山田 @ponkotsuyamada

@mercury_c それゆえ、文体で記事の方向性や論理展開が変わる、だから方向性を決めるには文体も考えねばならない。という感じです。長々と述べてしまいましたが、いかがでしょうか。色々不備な説明も多いと思うので、ビシバシつっこんでください。

2010-05-21 22:08:51