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なんかいきなり萎えてしまった俺はダメなのか…「哲学の起源(第一回)」柄谷行人 立ち読み|新潮|新潮社 - http://t.co/qwJGgUx
2011-06-15 01:26:45@nonstopmasashit それは正しい反応ですw ただ、後半でイオニアとアテネを比べるあたりはそこそこ面白いですよ。前半はこれまでの著作とあまり変わりません。
2011-06-15 01:34:32@waschmaschine あーよかったですw「あれ、トラクリとかいう本で読んだような読んでいないような」みたいな既視感強すぎて、なんか瞬殺で萎えたので…とりあえず全部読んでみます。。
2011-06-15 01:36:00@nonstopmasashit 前半は僕も飛ばしましたw 柄谷も初心者向けに改めて書いているのだと思いますよ。後半はイソノミアとデモクラシーの違いを論じたりして、一応は読ませます、いろいろ疑念は残りますが。
2011-06-15 01:39:51@waschmaschine @nonstopmasashit 最近の文体は教科書的(?)になっていて、冒頭からグイグイ読者を引き込むという感じはなくなっていますよね。
2011-06-15 01:41:20@mnb_chiba 僕は初心者に近いのでありがたいです!読んでもすぐ忘れちゃうんですよね…。
2011-06-15 01:46:28@mnb_chiba @nonstopmasashit 教科書的とは言い得て妙ですねw 交換形式の論じ方がやや図式的過ぎるのと、消化しきれていない材料(今回ならアーレント)を使って深みのない解釈になってしまうからですかね。
2011-06-15 01:47:26@waschmaschine いえ、今回のは未読ですがw、『トランス』以降くらいから、そうなっている印象が。本人も“体系的な本”的な言い方をしていましたし、浅田氏の証言でも“もう昔のような本の書き方はできない”と言っていたそうですし(←記憶に自信ないですが)。
2011-06-15 01:51:00@mnb_chiba 確かにその辺りからわかりやすくなりましたね。それはちゃんと論理を通すようになった証しかもしれません。以前はいろいろ誤魔化してた気もw
2011-06-15 01:57:31@mnb_chiba 何年か前に『内省と遡行』あたり読み直してみたら論理の粗さに驚きましたw 批評家だから、それでよいのかもしれません。
2011-06-15 02:03:52@waschmaschine @mnb_chiba 妙に文体が単調になったままに、「むしろ~~なのである」といった転倒展開を残しているので、かえって読みにくくないですか、最近の柄谷。
2011-06-15 02:03:05@mnb_chiba 昔の引用+本文(断言とリズムで飛ばす)から引用箇所を減らして、本文だけでやってるので、文章の構成で息が短く、単調になってると思うですよ。で、その結果、転倒開陳の反復や図式の反復が悪目立ちする。
2011-06-15 02:08:46@ttt_ceinture そのへんの問題は、根っこは変わっていないのに表面的な文章構成が変わったせい、とも言えますかね。
2011-06-15 02:12:37@mnb_chiba あとは、コメンタリーのスタイルじゃないから、文体だけで成り立たせなきゃいけなくなっていて、かといってアクロバティックなことをするのも不本意となるといった発想のためか、先に論証対象を宣言し、次に着手するといった順序の組み方がなくなり、単に線的に進んでる。
2011-06-15 02:12:54@ttt_ceinture @mnb_chiba 自分の勉強分野と語られていることが被っているせいもあって、展開が読めるし、悲しいことにそれをあまり裏切ってくれないwから、読みにくいと思ったことはあまりないなぁ。浅田彰に文献リストでも送ってもらうべきなんじゃないかなw
2011-06-15 02:12:22@waschmaschine 読みにくいというか、文章量に比して展開ペースと文章の息の継ぎ方が、ぎくしゃくしてる感じがあるんですよ。あとは、対象素材と相対するタイプの文章になりにくいからでしょうね…。これはしょうがない。
2011-06-15 02:14:27@waschmaschine @mnb_chiba 内容と文体で言うならば、もっと文体を貧相にすることもできると思う。ある種の論理展開文体を地に身につけている人だなあと痛感しますよ。
2011-06-15 02:16:38@ttt_ceinture @waschmaschine >「ある種の論理展開文体を地に身につけて」 これは分かりますね。
2011-06-15 02:22:53@mnb_chiba @ttt_ceinture そうですね、引用云々というtttさんの分析は正鵠を射ているかも。たぶん僕はかったるくて無意識のうちに読み飛ばしているので文体が気にならないのでしょうw
2011-06-15 02:17:59@waschmaschine ある時期までの柄谷文体の特殊性は、引用を挟んでいるうちに、引用から抜き出された語彙の意味合いが変貌し、さらに反復されるようなところがあったんですが、自身の語彙に収束したこともあって、語彙の反復運動というより「図式の反復運動」っぽく見えちゃう
2011-06-15 02:19:52@waschmaschine そう、かったるくなる。読み飛ばしのペースにより近いかたちで、もっと図式そのもののように文体を貧困にできるよね、って思っちゃうわけです。展開の上演性は今なお意識的に保持されていると思います
2011-06-15 02:21:29@waschmaschine たぶん、本文と引用文を往復する語彙や語彙の複合形態の反復運動が、そのまま図式の運動になってしまって、結構損したんじゃないかなあ、と思う。近年の柄谷についてよく見られる「またこの図式か」反応って、内容のみならず文体による作用ではないかと。
2011-06-15 02:23:47