チェルノブイリと「放射線恐怖症」+UNSCEAR報告
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牧野さんが、被曝から五ヶ月ほどで白血病が発症する可能性を論じているけれど (http://t.co/62lQ2D1F)、広河隆一氏の『チェルノブイリ報告』にも、半年ほどで発症したケースが描かれている (p. 228-230)。
2011-12-14 01:12:30「原発なんていらない!私たちが欲しいのは良い環境です。子供たちが裸足で元気よく草の上を走り回れるような。子供たちが病気に、肉腫にならないような」(『チェルノブイリ報告』広河隆一著)
2011-12-14 09:49:01広河隆一著『チェルノブイリ報告』より要約:ナロジチ近くのペトロフスキー・コルホーズの畜産センターでは1988年だけで目に障害のある豚が30頭も生まれ、障害を持って生まれてくる家畜の数はどんどん増えているという。チェルノブイリ事故まではこうしたことはほとんどなかった。
2011-12-18 16:21:45「チェルノブイリ報告」(岩波新書・広河隆一著)読了。丹念な取材に基づくルポ。低線量被曝による体の異変、遺伝子レベルで傷がつく。高線量被曝のような即死はないが、じわじわ壊れていく遺伝子。影響は個体によりその現れ方が違うようだ、と執筆当時のロシアの医師の言葉。その境界がわかれば・・
2011-12-19 23:32:56環境被害の補償・救済の為には、被害者が被害者になる事が必須。水俣病患者自らが、国とチッソの責任を追及し、自ら水俣病と訴えることがなければ、水俣病は消されたに違いない。政権側は用意周到。放射線被害の運動の中に、被害者が被害者になるのを妨げる動きを持ち込まれないよう、要注意!(続く)
2011-12-22 00:10:49(続き)被害者が被害者になることを妨げる動きの第一は、放射線による健康被害がないことにすること。次に、健康被害の訴えや不安を取り上げる時、その運動が脱原発や反原発を言わないよう「加害者消去」を仕向ける。政治家や専門家が注入役になるかも。これを受け入れると必ず運動は失敗する。
2011-12-22 00:11:10@st7q: 「次に、健康被害の訴えや不安を取り上げる時、その運動が脱原発や反原発を言わないよう「加害者消去」を仕向ける。政治家や専門家が注入役になるかも。」 ... この部分の意味がよく分りません。もう少し説明して下さると有難いです。
2011-12-22 00:21:36@softark 多くはないのですが、放射線被害や対策を訴える個人や団体の中に、反原発と一線を画したり、結果的に加害者を擁護してしまう意見があることを指しています。私としては、それら特定の個人や団体に対する批判としたくありませんでしたので、このように書きました。
2011-12-22 00:39:40「歴史に学ぶ」というのは、典型的には、食品にかんする本邦の基準値がベラルーシの「現在」の基準値に比して高すぎるという指摘に対して、チェルノブイリ事故勃発当時の基準値はずっと高かったという事実を振りかざす馬鹿者どもをいかに殲滅するか。続) http://t.co/6d1fy1JZ
2011-12-22 04:37:21高橋健太郎さんが、すでにそんな馬鹿の一人に答えているように「チェルノブイリでは4、5年が過ぎてから健康被害が出始めた。そこで基準が厳しくなっていった」http://t.co/lPSeNah8 http://t.co/6d1fy1JZ 続)
2011-12-22 04:45:13高橋氏「貴方の主張はベラルーシの基準値は事故直後は厳しくなかった。それよりは、今の日本はずっと厳しいというだけ…が、日本人は1987年のベラルーシの基準と、現在のベラルーシの基準のどっちで、食物を口にしたいか。チェルブイリに学ぶなら後者だ」http://t.co/6d1fy1JZ
2011-12-22 04:49:11チェルノブイリ事故直後のベラルーシの食品放射能汚染基準値が日本のそれよりもはるかに甘かったと大声で言い立てる人たちは、ベラルーシ並の放射線障害者がこの国に生じても、まあ、その程度はしょうがないと許容しているわけだ。鬼だね、鬼畜、人でなし。http://t.co/6d1fy1JZ
2011-12-22 05:02:32『チェルノブイリ報告』まだ読み始めで1987年頃のドイツ・オーストリアあたりの様子が描写されているところだけど、今の日本の様子とそっくりにも思える。
2011-12-23 00:33:23広河隆一『チェルノブイリ報告』読了。ヤブロコフやネステレンコ等の話を裏書きする内容だった。色々留意するポイントがあったが、楽に読める本だし一読した方が早いだろう。たった¥800の本である。1991年初版発行の本だが、今なら大げさとかデタラメとか言う人が現れるだろう。
2011-12-24 04:20:21少しだけ書くなら、頭痛や鼻血はチェルノブイリでも出たし、様々な症状を放射線恐怖症のせいであると矮小化するような人間はあちらにも多くいたということ。しかし5年後には実害として受け止められるようになったそうな。日本もこの本で描かれた世界の縮図?となりつつある。
2011-12-24 04:22:43カナダ医師会ジャーナル:「隠蔽の文化」と不十分な除染努力が「人倫にもとる」健康リスクをもたらしている日本、と日本政府の対応を酷評 http://t.co/Ux9Jgk6D @exskfさんから 〜私をフォローしているような人は多分読んでいるだろうけど一応紹介まで
2011-12-25 02:36:06「放射能は匂いも形もないと言われるが、被曝した人々は金属臭と肌の焼ける感じを記憶している場合が多い」著者はセラフィールドの汚染地域で経験したらしい。『チェルノブイリ報告』より
2011-12-25 02:45:45「彼は奥の部屋から大きな紙を何重にも重ねたものを持ってきた。そして注意深く開く。そこには長さ60センチもあるタンポポの葉があった。てのひら二つを広げて合わせたくらいのカエデの葉もあった」著者によればスリーマイル近辺でも同様の事象があったらしい。『チェルノブイリ報告』より
2011-12-25 02:50:19私が、この『チェルノブイリ報告』が貴重だと思うのは、福島事故によるバイアスが生じる前の著作であり、著者の見聞を書き起こした日本語での一次史料にあたる作品だからである。
2011-12-25 02:56:20『チェルノブイリ報告』を読んでいると事故直後の対応でヨウ素剤を飲んだという証言が結構多いことが目に付いた。原発事故時にヨウ素剤が必要というのを認識していたのはポーランドくらいかと思っていたが、実はかなり知られていた話なんじゃないかと思った。
2011-12-25 19:53:40それで考えたのは、今は原発を巡る一連の問題について、自然科学分野からの検討が重視されているけど、文献学のような別方面からの研究も結構重要なんじゃないかってこと。
2011-12-25 19:57:15何でチェルノブイリ当時のヨウ素剤への認識にこだわっているかというとヨウ素と甲状腺の影響について疫学的に認められたのは2005年になってからという事実があるから。広く知られていたのに、公式に認めるまでに20年かけた意図は?というような言わずもがなな話。
2011-12-25 20:08:52RT @kikumaco: チェルノブイリハートについて、広河隆一さんのコメントをどうぞ http://t.co/olNLUh5R @akhila7: 影響ないワケないでしょう。チューブでチェルノブイリハートを検索して見て下さい。フクシマではヒロシマ・ナガサキ原子爆弾が170発ぶん出てる。いまだダダ漏れ
2011-12-25 23:17:28科学的に新たな発見や、従来実験(検証)法の不備が、臨床(あるいは問題が発生している現場)で仕事をしている人達の心証からもたらされることは珍しくないですから。@kikumaco それは所長の感想ですから
2011-12-25 23:34:17