『新撰21』読書会(7)「神野紗希+江渡華子」

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中村 安伸 @yasnakam

逆に「いきいきと一本の木や冬の川」みたいに、自足しているときは「一本」なんだよね。 #shinsen21

2010-05-22 22:37:58
@yurayurayurano

私は満たされないナルシシズムみたいなものを感じました。《海に降る霰の音を誰か聞く》にしても《青嵐ピカソを見つけたのは誰》にしても。 @yasnakam #shinsen21

2010-05-22 22:38:36
関悦史 @Seki_Etsushi

「カンバスの余白」「ピカソ」「平面に立体を描く」「少年石に絵を描いて」。意外と絵が好きなんでしょうかね。視覚描写への執念や拘りということにはつながらないようですが。 #shinsen21

2010-05-22 22:38:55
ot @_ot

それはなるほど 涼しさのこの木 とかRT @yasnakam 逆に「いきいきと一本の木や冬の川」みたいに、自足しているときは「一本」なんだよね。 #shinsen21

2010-05-22 22:39:33
関悦史 @Seki_Etsushi

《蝶ひとつ表と裏のように飛ぶ》もひとつで自足した状態かな。 #shinsen21

2010-05-22 22:39:53
中村 安伸 @yasnakam

描写はわりと観念的になりがちですね。「管のどこ切っても円や春眠し」「平面に立体を描く寒さかな」 #shinsen21

2010-05-22 22:43:23
@yurayurayurano

「光」が肯定的に書かれているけど、それは、光が自分を露出するものだから、光が他者の承認を与えるものとして機能するから、と感じる。 #shinsen21

2010-05-22 22:43:46
関悦史 @Seki_Etsushi

「小さい」という形容が多い。素材としても「団栗」とか「微震」とか「アルミホイル」とか「鹿の声届かぬ」「水に浮く一円玉」と細かいものへの傾斜があるのにトリビアルとかこせこせした感じがないのも特色。 #shinsen21

2010-05-22 22:43:52
@yurayurayurano

この延長上に「ブラインド閉ざさん光まみれの蜂」の慈しむような視線があるのでしょうか。 #shinsen21

2010-05-22 22:44:59
中村 安伸 @yasnakam

「桃咲いて骨光り合う土の中」もその系列ですね。 RT @yurayurayurano: この延長上に「ブラインド閉ざさん光まみれの蜂」の慈しむような視線があるのでしょうか。 #shinsen21

2010-05-22 22:47:16
関悦史 @Seki_Etsushi

細かい・はかない・軽いものの句見た後で《これほどの田に白鷺の一羽きり》《冬蜘蛛の呼吸その巣に行き渡る》とかを見ると、空虚であることイコール充実みたいなことになっている。 #shinsen21

2010-05-22 22:48:08
SATO Ayaka @a8ca

難しい言葉による表現を避けている&現代仮名遣い。背伸びしてない感。句材に人間としての好みが反映されている。ひとりで宝物あつめてるような。 #shinsen21

2010-05-22 22:54:16
ot @_ot

空虚=充実というか、小ささと大きさの対比で、その小ささがいかに大きいかを表現している句はこれからも出てきそう。俳句王国で 太陽に地球小さき稲穂波 てのを見た印象が強くて。 #shinsen21

2010-05-22 22:55:47
関悦史 @Seki_Etsushi

慈しむという要素があるにしても普通の具体的人間関係の枠じゃないような雰囲気ありますね。ル=クレジオの小説みたいな大地と光と物質の生気だけあれば多幸感で柔らかく輝くのと似た感じと、ちょっとシニカルな引いた目とを足して2で割ったような。 #shinsen21

2010-05-22 22:55:57
中村 安伸 @yasnakam

「ひとところ金魚巨眼となりて過ぐ」なんて、ものすごくトリビアルな内容なのに、こせこせした感じがないのは、文体がゆったりしているのと、「巨眼」という把握の切れ味が良いからかな。 #shinsen21

2010-05-22 22:56:48
関悦史 @Seki_Etsushi

「巨眼」の発見感が中心にはなっていないんでしょうね。実際「ひとりで宝物あつめてるような」作りなのであまりに発見の驚きが強烈なものは入らない。 #shinsen21

2010-05-22 23:00:42
ot @_ot

題材の鮮度というのはどうなんでしょうか?見落としがちなこと、近くにあるのに言われてみて「あぁ」というのが、他の方より多かったように思うのですが。 #shinsen21

2010-05-22 23:01:05
ot @_ot

あぁ逆ですか。大きな発見じゃないから見落としがちなことに見える。 #shinsen21

2010-05-22 23:02:07
SATO Ayaka @a8ca

@yasnakam 大小とか量ってのはわりと楽に驚けるから、内容としてはキャッチーで、「いかに詠むか」で勝負するところ。勝負をかけることができるということかな、と。 #shinsen21

2010-05-22 23:02:48
関悦史 @Seki_Etsushi

《虹見しと日記にありて憶えなく》。好きなものに反応していても思い入れとしてはこのくらいのものだったり、あえて「好き」と言われるのが「コンビニのおでん」であったり。 #shinsen21

2010-05-22 23:03:32
フジタサトシ @fujitas_

帰宅しました。読み込み度ひくいですが発言してみます。 #shinsen21

2010-05-22 23:06:26
SATO Ayaka @a8ca

人と違うところを見ていて、「ねぇねぇ、ほら!」って。「母の日や草のつけたる小さき花」 #shinsen21

2010-05-22 23:06:55
ot @_ot

なんだかこう聞いていると、古典的な大家族の中の長女 みたいな作者像が。 #shinsen21

2010-05-22 23:07:31
@yurayurayurano

「ひとりで宝物あつめてるような」わかる!! なんかどんな素材もかわいくしちゃうような・・・。 #shinsen21

2010-05-22 23:07:58
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