Twitter読書会『新撰21』 第七回「神野紗希+江渡華子」本日5/22(土)22時より24時頃まで開催です! #shinsen21
2010-05-22 08:37:44冒頭2句のイメージが強すぎて却って作者の全体像がよくわからない感じがあるので、今日他の人が何を言うか楽しみだったんですが。 #shinsen21
2010-05-22 22:16:09はじめの10句は第一句集に掲載された初期のものということですが、どの句も完成度が高いですね。「寂しいと言い私を蔦にせよ」はちょっと肌合いが違うけど、この中では一番好き。 #shinsen21
2010-05-22 22:17:32《枯園や水色多き案内図》《懐手広場は何も育まず》《凍星や永久に前進する玩具》とか、空虚感・寂しさとか皮肉さとかの句に一見見えてそういうことではないような、からっぽであることがそのまま一種の温かみ(?)になってるような句がいっぱいある感じ。 #shinsen21
2010-05-22 22:21:02構成の中盤は自意識の陰りを感じさせる暗い句が目立ったけど、後半には『星の地図』の頃の明るさが戻ってきているように感じました。そして、「水に浮く一円玉やさくら咲く」や、「コンビニのおでんが好きで星きれい」あたりはノンシャランに現実を肯定している感じ #shinsen21
2010-05-22 22:21:52先へ行ってしまいますが冒頭の句との違いでは、日曜の次は月曜羽抜鳥 とかきっと、「けっ。」という感じを下地にした句もそれ以上にきっと面白い。と思いました。 #shinsen21
2010-05-22 22:23:13《ロボットに忘却はなし冬の虹》とか《草原を跳ね行く兎人間以後》とかSF風味なのもあって、この辺も人がいなくてもそれなりに空虚であること自体によって満たされているような。 #shinsen21
2010-05-22 22:24:20納得。からっぽはからっぽでも、それを否定したりはせず、きちんと受け止めている感じがします。 @Seki_Etsushi: からっぽであることがそのまま一種の温かみ(?)になってるような句がいっぱいある感じ。 #shinsen21
2010-05-22 22:28:26コンビニのおでん、こんなにあっさり詠まれていて。好きです。あっさり、わかりやすい言葉で、それでもどんどん成立していってるのは、小論にある屈折めいた視線と、受け止め力(?)でしょうか。 #shinsen21
2010-05-22 22:29:43どうもこんばんは。SF風味とリアリティの間くらいに、穂村弘の世界を思ったりもしました。「白鳥座みつあみを賭けてもいいよ」 #shinsen21
2010-05-22 22:32:26《ヒーターの中にくるしむ水の音》って雑誌で見たとき自己投影かと思ったんですが、《団栗のみな割れている日永かな》《シンク暗し水中花の水捨てるとき》とか並べるとそんなに身に迫ったものではないある種美意識に近いところと、突き放した共感(?)みたいなのと両方感じる。 #shinsen21
2010-05-22 22:32:33寂しいと言っても絶対的な孤独ではなく、相手を求める気持ちの強さゆえの寂しさっていうことかな。「淋しさやサルノコシカケ二つある」という句も「二つ」だから。 #shinsen21
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