- moroshigeki
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先行研究1:日本における神仏習合説
さて、法事終了!TLにちらほらと仏説散多説を散見するので3年前の説を貼っつけておく 【仏具で】クリスマス法要開始のお知らせ【演奏】 (2:41) #nicovideo #sm5449529 http://t.co/BwVXB1vx
2011-12-24 13:20:16新説1:中央アジア起源説(『仏説観散多菩薩経』)
明日の朝までに散多苦労菩薩の好相を得るためには、「南無散多苦労菩薩摩訶薩」と唱えながら五体投地を最低千回はやらないといけないんだけど(『仏説観散多菩薩経』より)、お父さんには無理だ、すまん>子供たち
2011-12-24 10:22:11散多苦労菩薩…サンスクリット語ではMahā-duḥkha-vighātaで、離大苦などとも漢訳される。『仏説観散多苦労菩薩経』によれば、像法末法の外道が多く蔓延る時、12月24日に称名念仏による懺悔行を行えば、翌朝に好相を表し、子どもに財を齎すという。
2011-12-24 11:28:19散多苦労菩薩の起源については諸説あり、日本における神仏習合説( http://t.co/IGarqva6 )も有力であるが、私としては、他の観仏経典と同様、『仏説観散多苦労菩薩経』もまた中央アジア成立説をとりたい。5世紀頃、小アジアの信仰を取り入れて、中央アジアで成立。
2011-12-24 11:34:32(散多苦労菩薩中央アジア起源説の中央アジアってやっぱアフガニスタンの辺りなんだろうか?なんとなくソグドも関わってる気がする(そういえば、盂蘭盆の起源も)。とすると、景教だけでなくマニ教の影響も考えないとだめだよな)
2011-12-25 23:31:36(それはさておき、例の散多菩薩 TL で、捨身ネタの投入も考えてたのだけど、結局、書きそびれた。w(曰く、散多菩薩の緋衣は血の色を表すという。これは捨身を意味しており、散多菩薩信仰のアフガニスタン起源説を補強するものといえる云々))
2011-12-26 22:46:21補説:散多苦労菩薩の図像
散多苦労菩薩の図像は、二臂二足で、朱の頭巾と朱衣をまとって金嚢をとり、鹿上に座す。@moroshigeki 散多苦労菩薩…『仏説観散多苦労菩薩経』によれば、像法末法の外道が多く蔓延る時、12月24日に称名念仏による懺悔行を行えば、翌朝に好相を表し、子どもに財を齎すという。
2011-12-24 12:31:19尚、鹿の鼻は朱にして~。。@kanbutuzanmai @moroshigeki 散多苦労菩薩の図像は、二臂二足で、朱の頭巾と朱衣をまとって金嚢をとり、鹿上に座す。@moroshigeki 散多苦労菩薩…『仏説観散多苦労菩薩経』によれば、 .
2011-12-24 12:46:13或記に曰く、散多苦労菩薩の眷属、都那鹿意童子は面部中央に日輪を有し、いつもみんなの笑いものと云々。RT@honmushi 尚、鹿の鼻は朱にして~。@moroshigeki 散多苦労菩薩…
2011-12-24 14:14:27なお同経に見える「七面」は現存する作例がない。 RT @kanbutuzanmai 図像は二臂二足で朱の頭巾と朱衣をまとって金嚢をとり、鹿上に座す @moroshigeki 散多苦労菩薩…『仏説観散多苦労菩薩経』によれば、12月24日に称名念仏による懺悔行を行えば翌朝に好相を表し
2011-12-24 14:50:29別称懴鐸臈寿明王…竈(暖炉)より煤だらけの 姿にて顕現する民間伝承から大黒天とも習合し、愛欲も司る。真言→『奄瞑俐倶哩須摩蘇沙婆渮』→ →@kanbutuzanmai …菩薩の図像は、朱の頭巾と朱衣をまとって…@moroshigeki 散多苦労菩薩…『仏説観散多苦労菩薩経』によ…
2011-12-25 07:19:58夜中だったのでもう一度あげ。モロ先生のツィートよりサンタ天絵姿 http://t.co/mnO46DfL
2011-12-25 10:56:32おお、これは! RT @ranryou: pixivに投稿しました 【落書き】サンタ仙、サンタ天 #pixiv http://t.co/zUvmSw03 めりくり!落書きですがあげてみた。散多苦労菩薩の考察については@moroshigeki ら諸氏のツィートを参照されたし!
2011-12-25 17:37:34おお、何とも福々しい。 RT @abeken_maruke: @moroshigeki 散多さん描いてみました http://t.co/b2muLfay
2011-12-25 20:47:58新説2:大黒天起源説
近頃発見された埋蔵文書の一つ、「大黒天神摩訶珊托経」(T108.597-601)に依れば、「珊托天は天竺大黒天の垂迹、春日明神の眷属、唐土にては寿老人と道う」とありマス。日本におけるサンタ天受容の一過程として非常に示唆に富む記述ですネ。
2011-12-24 11:37:35さて、サンタ天が御するというトナカイが春日明神の使いであることは夙に知られているが、ではソリは何かと問うに、案ずるにアレは天竺の歓喜天、すなわちガナパティの乗る「ネズミが引く車」の名残りであろう。
2011-12-24 12:13:22(つまり、奈良公園の鹿というのは春日大社創建の際に鹿島大社から珊托天が乗ってきたという神鹿の末裔ということか。日本における散多苦労菩薩信仰には藤原氏の関わりもあったりするのかな?)
2011-12-24 13:52:16サンタ天の日本に於ける受容過程に私的解釈を加えて解ったことは、「古来今、渡来する教義・神格・習俗等の文化に対しては、上の如き解釈が施されて来たのだなあ」ということです。つまり、何か受容する必要のある対象に対してネタ解釈を施すのは、今に限ったことではないんであります。
2011-12-24 14:02:09