セシウム137の蓄積量に注目する計算と累積預託実効線量との関係

何となく始まった会話 放射性セシウムの内部被曝の影響を体内蓄積量に注目して考える場合、 既存の累積預託実効線量計算とどういう関係にあるか? という話 (中盤の水色タイトル以降からお読みください) 要約すると、同じ値を扱ってるんだけど、表現としての数学モデルが違うのです。 累積量に注目する累積預託実効線量グラフで考えるか(直線の比例関数グラフ)、日々の蓄積量変化に注目する蓄積量グラフ(カーブを描いた指数関数グラフ)で考えるか。蓄積量グラフの下部の面積は、累積預託実効線量グラフのY軸の値と同値。  続きを読む
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birdtaka @birdtaka

@leaf_parsley @kazuho14 積算で計算する意義を否定するつもりはありません。摂取量に大きな変化がなければ積算の計算も係数に置き換えられるし、その場合預託線量の計算と実質的には大差ないだろう(係数に異論がある場合を除く)という意味です。

2012-01-21 12:31:42
リーフレイン @leaf_parsley

@birdtaka @kazuho14 いや、違うんですよ、目標値の設定の問題がちがってくるんです。最初に言ったようにシーベルト評価と蓄積量評価では、かなり目標値に差がでる可能性があります。

2012-01-21 12:31:49
birdtaka @birdtaka

@leaf_parsley @kazuho14 そうなんですか。そこはよく分からないところです。ベクレルとリスクの関係をどうみるか(核種によっても違うと思うし)、という点への異論ということになるような気がします。それでは、またあとで~

2012-01-21 12:33:11
リーフレイン @leaf_parsley

@kazuho14 @birdtaka 内部被曝の線量率は、核種、臓器別に計算しないといけないので、簡単には出せないんじゃないでしょうか?年齢、臓器の大きさ、フリーラジカルの関係性等々でかなり変わってくるかと思います。その辺りを頑張っているのが等価線量なのかな?

2012-01-21 19:01:28
birdtaka @birdtaka

私もそれが等価線量だと思います。そのあたりはきくまこさんとも先日議論した話で、とくに甲状腺の扱いをどう考えたらいいかについてはよく分からない部分もありますね。 @leaf_parsley @kazuho14

2012-01-21 19:02:52
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @kazuho14 @birdtaka 結局のところ、外部被曝はフリーアタックが基本ですから、ある意味、計算に乗りやすいような気がします。内部被曝も血管内だけに限れば、外部被曝に似ていますよね。かつ、血管での被曝はほぼノーカウントなんです。

2012-01-21 19:03:26

累積預託実効線量と 蓄積量計算の関係

Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley いつもツイート拝見しております。預託実効線量(リーフレインさんがおっしゃる累積シーベルト換算)は、指数計算をせずに累積平衡量からの被ばく量を評価する方法だと思います。

2012-01-21 19:13:59
Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley たとえば、1日に約 30 Bq のセシウム(Cs-134 15 Bq, Cs-137 15 Bq )を食べた場合には預託実効線量は 0.46 μSv/70年となります。この食事を持続的に食べ続けた場合、体内蓄積量は約 4000 Bq で平衡になります。

2012-01-21 19:15:51
Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley 体内に蓄積した 4000 Bq のセシウムから受ける1日あたりの実効線量は 0.46 μSv/1日となります。 http://t.co/H2h2le6C

2012-01-21 19:16:36
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Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley 2000日間食べ続けた状態をグラフにすると次のようになります。このグラフの①と②の面積は等しいため、累積シーベルト換算の被ばく量と体内蓄積量から計算した被ばく量は等しくなると思います。 http://t.co/knTaZWX6

2012-01-21 19:17:10
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Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley 単純化するために2000日としましたが、平衡状態に達する前に摂取をやめた場合や摂取量が変動した場合にも同じようになると思うのですが。

2012-01-21 19:17:36
Seiichi Ushikubo @sushikubo

@leaf_parsley 放射性セシウムと放射性カリウムからの被ばくの比較は、次のようになります。https://t.co/K5iPZ44S

2012-01-21 19:19:46
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo 数値として考えると、当然同値なんですが(そもそも、累積シーベルト換算を変換したのが蓄積量換算) 頭の中でのイメージが違うと思うんですよ。つまり、蓄積量から考える場合、被曝はhttp://t.co/Lzs1D10g 

2012-01-21 22:04:09
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リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo  毎日の被曝を三角形で考えています。生物学的半減期で漸減していくカーブをもった三角形ですね。それぞれの日の蓄積量は、三角形の縦を足しこんだ数値となり、その足した数をつなげていくと、蓄積量グラフができます

2012-01-21 22:05:39
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo これに対して、預託実効線量はhttp://t.co/sIbLBneE 毎日の被曝量を四角の面積に丸めて、その累積はそれぞれの面積を足しこんで表します。さっきの三角形の面積の総量と、こちらの四角の面積の総量は同値です

2012-01-21 22:07:33
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リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo  累積被曝量は、単純な毎日の足しこみで表されますから、仮に毎日が同じ量ならば、直線の比例関数で出てきます

2012-01-21 22:08:44
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo 二つのイメージの一番の違いは、ある特定の日、一日分の被曝量が表現できているかいないか、という点にあります。

2012-01-21 22:09:41
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo 総量で等しいにもかかわらず、預託実効線量で慢性的な内部被曝を表した場合、実態を把握しにくいんじゃないでしょうか?

2012-01-21 22:10:59
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @sushikubo これが外部被曝ならば、四角でいいんですよ。外部被曝の場合は、瞬間の被曝の連続です。遮蔽に入ればその影響は唐突に消えます。 しかし慢性的な内部被曝の場合、いったん取り込んでしまった核種は排出か崩壊を迎えて安定化するまでは連続します。

2012-01-21 22:15:14
birdtaka @birdtaka

@leaf_parsley 私にとっては預託線量は四角じゃなくて三角?なんですよね。将来50年分を摂取した日に足し込んでいるという意味では短期じゃなくて長期のリスクを先に計上ですが生物的半減期の短い核種なら大して変わらないと思います。 @sushikubo

2012-01-21 22:15:29
リーフレイン @leaf_parsley

@birdtaka @sushikubo △なんだけれど、累積数値を扱う時点で(一日の預託実効線量×日数)四角扱いになっちゃってるんですよ。

2012-01-21 22:17:02
birdtaka @birdtaka

@leaf_parsley 低線量被ばくの影響はどっちにしても短期に出るわけじゃないから、1日1日を表現できていないことを気にすることに意味があるのかなぁ、というのは疑問です。表現できた方がすっきりしますが。 @sushikubo

2012-01-21 22:17:09
リーフレイン @leaf_parsley

@birdtaka @sushikubo 「生物学的半減期によって、蓄積が平衡を迎え、それが大人の場合で140倍になる」 という基本概念が入ってれば、どんな計算を使おうと構わないんですが。 預託実効線量累積だけでみてたら、そこんとこわかりにくくないですか? 

2012-01-21 22:20:47
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