「1万人でわけたら誰かひとり死にます」という表現は不適切
- iamdreamers
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これを最初の薬を100人で飲む例に当てはめると、p=1/100、m=100 なので、F(n)≒0.369 と算出できるので、⑤約37%の確率で100人のうち1人が中毒になる、という表現が正しい。
2012-02-11 18:48:36↑ちょっと訂正。F(n) は F(1) と読み替えてください。
引用したツイートに適用すると
同じように https://t.co/3Lm215iF の「1万人でわけたら誰かひとりが死にます。」は誤りであり、「1万人でわけたら約37%の確率で誰かひとりが死にます。」が正しい。
2012-02-11 18:51:35補足:
何人が死亡するか、をそれぞれ計算すると、次のようになります。
- 0人・・・約37%
- 1人・・・約37%
- 2人・・・約18%
- 3人以上・・・約8%
同時に、放射能の被害をロシアンルーレットに例えるのは不適切、ということです。
その後・・・
この纏めに反応いただいた @anlyznews さんのブログ(確率分布など、解りやすく解説されています)
引用したブログでは、この纏めに対しては否定的、と言うより私の意図するところを汲み取れなくて戸惑っている印象を受けますが・・・
これはひとえに、本纏めの纏め人(私、夢乃)の不徳のいたすところです・・・
この纏めじゃ、私の意図はわからないですよねぇ・・・
今後、他人に提示する目的で纏めを作るときは、自分の意図をはっきりと示せるように精進します・・・
意図については、この↓あとがき的纏めで綴っています。
異論に対する反論
統計のはなし
例えば「発症率x%というのは統計だから早川先生の言は正しい」という意見をいただきました。
けれど、そうは思いません。早川先生の言は、現在統計的に優位なデータのない低線量被曝について、(おそらく)LNT仮説にしたがって発言しているので、統計に則っていません。
期待値のはなし
「1万人にひとり」は期待値だから正しい、という意見をいただきました。
けれど、早川先生の言は、1万人でわけたら『必ず』ひとり『だけ』該当する、ようにも読めます(実際、何件かそう読んでいたと見られる意見もいただいています)。
最初のほうで捕捉したとおり、『必ず』でも、ひとり『だけ』でもないことを、この纏めでは説明したかったのです。