まだ行く・遮蔽なしの椅子型ホールボディカウンターの出る幕はもうない
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福島県から長崎県に避難した人(中国新聞 2011/6/2)のほか、
長崎県から昨年3月中に福島県下に支援に入った大学医療チームや自治体職員(長崎新聞 2011/6/3)からもホールボディカウンター検査で放射性ヨウ素が放射性セシウムとともに検出されています。
(各記事はこちらのブログhttp://bit.ly/wEbssC に引用)
3/14から3月末までに避難者と支援者をあわせて87人を検査。ヨウ素131を34人(39%)、セシウム137を22人(25%)から検出。検出量の平均値はヨウ素131が8.2 Bq/kg、セシウム137が12.5 Bq/kg。検査を受けた人の昨年3月中の福島県内滞在期間は数日〜1週間程度。
4月以降に支援に入った長崎県関係者からの検出量は「ゼロに近づいている」と報じられています。
このデータは2011/6/5に広島市で開かれた「第52回原子爆弾後障害研究会」http://bit.ly/xRm7ZX で報告され、その内容はこちらhttp://bit.ly/AmDjX6 にまとめられています。研究会前に出た新聞記事2件と読み比べると、測定対象者は新聞発表の前後の時期にもいたことがわかります。さらに放射性物質の平均検出量は3/11-3/18の1週間が飛び抜けて多く、以後は激減しています。
またこのスライドhttp://bit.ly/w38TFw のp.3-p.9では発表結果をまとめるとともに、これをもとに内部被曝線量の計算を行っています。
「原子爆弾後障害研究会」の講演集総索引が第1回から第50回までここhttp://bit.ly/T4ezjA でPDF版で公開されていますが、昨年の第52回はまだ電子化されていません。毎回の講演内容は次の年の和文医学雑誌「広島医学」に掲載されます。第52回は福島原発関連の特別プログラムが組まれ、一般講演でも関連発表が多かっただけに、早急に講演内容を電子化公開してほしいものです。
3月8日
「2つのWBC会議」波紋広がる
(今日も新聞社の方からWBC会議に関するメールあり.「放医研のWBC会議(3月6日)、今ごろになって先生のツイッターで知りました。文部科学省の週刊予定にもなかったはず。放医研、どういうつもりなのか。。。」.同感.)
2012-03-08 12:20:18(福島医大でWBC会議やって,放医研でもWBC会議やった.後者の会議には前者は呼ばれていないなど,アレっ と思うこと多いのですよ.もうちょっとうまく出来ないのかな.)
2012-03-08 12:25:26福島医大の→ http://t.co/jXa5HuD7 放医研の→ http://t.co/tAVEib9b @parasite2006: 2つの会議、出席者は全くオーバーラップしていないのでしょうか?
2012-03-08 12:33:05ふむふむRT @hayano 福島医大の→ http://t.co/eTLiTQ5P 放医研の→ http://t.co/xXHj3HNp @parasite2006: 2つの会議、出席者は全くオーバーラップしていないのでしょうか?
2012-03-08 12:51:56@hayano 確かにスピーカーには全くオーバーラップがありませんね。(メーカーの人には両方出席していた人がいたかもしれませんが)両面とも必要なのに、これだけすっぱり分かれていたら背筋が寒くなって来ます。どうして大同団結できないのでしょうか。
2012-03-08 12:49:32[2012.12.18追記]
プログラムをよく見直してみると、2つの会議に共通して発表している人が一人だけいました。放射線医学総合研究所の仲野高志氏です。
福島県立医大のWBC会議(1/25-26)での発表演題:放医研における福島県民先行調査の概要
(これは福島県下のホールボディカウンターがバックグラウンド線量が高すぎて使えなかった2011年6-7月に、飯館村と川俣町の住民の検査が千葉県の放射線医学総合研究所で行われていた時期のデータの報告。検査場所はその後茨城県東海村の日本原子力研究開発機構=JAEAに移り、現在は県内各地と東海村、新潟県放射線検査室、弘前大学付属病院で行われています)
放射性医学総合研究所の会議(3/6)の発表演題:3次被ばく医療機関の状況と福島対応
大いなる疑問 【福島県HP掲載 ホールボディカウンタによる内部被ばく検査の実施状況】http://t.co/BEcKYWu0 1月末までに15,408を検査.1mSv超は25名.しかし,これには,南相馬市立総合病院で測定した10000人が「含まれていない」.何かおかしいぞ
2012-03-08 13:04:04(福島県の調査は先行調査の段階からずっとJEAE=日本原子力研究開発機構の監修つき。一方、南相馬市立総合病院の調査は南相馬市が独自実施)
このおかしさ → http://t.co/R9PaPPLF は,福島医大のWBC会議と放医研のWBC会議との関係にも現れている.救いがたい断絶があるようだ.何とかせねば.
2012-03-08 13:05:51@hayano 放医研は、昔から変わらない組織、医薬関係は、別扱い。しかし、因果関係は自ら背負う、不思議な者で視て措きなさいょ‥。www.jishiyochi.htm
2012-03-08 14:03:08早野先生、放医研の丹羽先生をご存知であれば、直接連絡された方が良いと思います。RT @hayano: 福島医大のWBC会議と放医研のWBC会議との関係
2012-03-08 16:36:49面識なし.僕が餅屋でない所以.でも,看過できないので何とかします. @buvery: 早野先生、放医研の丹羽先生をご存知であれば、直接連絡された方が良いと思います。
2012-03-08 17:00:40続・ホールボディカウンター検査結果の表示形式
【福島県HP ホールボディカウンタによる内部被ばく検査】http://t.co/BEcKYWu0 は預託実効線量をmSvで表示.南相馬市立総合病院はBq/kgを主にmSvを併記 http://t.co/otMqxd4K 後者の発表方法に軍配.
2012-03-08 14:07:02図3は急激減少群とダラダラ減少群に二分。急激減少群は最初にドカンと摂取、ダラダラは環境から現在も摂取中か? RT @hayano: 【福島ホールボディカウンタ内部被ばく検査】南相馬市立総合病院 http://t.co/uiEbaTjc http://t.co/9L4f4sVq
2012-03-08 14:21:01それを知るためにもBq表示は重要. @jin2012neko: 図3は急激減少群とダラダラ減少群に二分。急激減少群は最初にドカンと摂取、ダラダラは環境から現在も摂取中か? RT @hayano 南相馬市立総合病院のWBCデータ→ http://t.co/otMqxd4K
2012-03-08 14:27:44「99・8%が1mSV未満」 福島県が発表。WBCで測れるのは、現在の体内の放射線量。食事による慢性被曝を、どのような仮定をおいてシーベルト換算したのだろうか? http://t.co/YZAZNBBQ
2012-03-08 12:59:35ベクレルからシーベルトに換算する際には「仮定」を置く。3月に吸い込んだ被曝が現在まで続き、自然減衰するという仮定だ。これから問題になるのは食事を介した慢性被曝。10年単位で続くかもしれない。今回の福島の発表の仕方は、「後者は問題ではありません」と行っているのと同じ。科学的に不適切
2012-03-08 15:24:01(ウクライナの内部被曝量の上昇の原因は、1991年の旧ソ連崩壊後の社会的経済的混乱により放射線対策が徹底されず、多くの国民が汚染された自家製の農産物を食べざるを得なかったことにあるとされています。くわしくはまとめ「続々・遮蔽なしの椅子型ホールボディカウンターの出る幕はもうない」http://bit.ly/tK841y の中ほど、「今なぜホールボディカウンター検査なのか」の項をご覧ください)
内部被曝調査は何のためにするのか?食事を介した被曝を避けるためだ。ウクライナでは内部被曝が最大になったのは事故後10年。震災から1年。被曝量は体重当たりのベクレルで生データで議論しなければピントぼけになる。
2012-03-08 15:00:34(関連質問:ウクライナでのホールボディカウンター検査)