ちょっと、簡単にクトゥルー神話の紹介をしてみました
ネクロノミコン:イエメンはサナアの狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードの著作。アラビア語の原題は『アル・アジフ』で、魔物の声とされた虫の声を意味する。現在はラテン語と英語の翻訳が存在するが(アラビア語版やギリシア語は紛失)、いずれも細心の注意をもって管理されている。
2012-03-18 21:16:40妖蛆の秘密:ルドウィク・プリン著。プリンはフランスのフランドル出身の魔術師で、第九次十字軍の生き残りを自称していた(プリンの時代の300年近く前)。中東で秘密教団に加わっていたとされ、記述もそちらのものが多い。プリンは魔術を行ったために異端審問で捕まり、獄中でこれを書いた。
2012-03-18 21:26:54屍食教典儀:18世紀に、フランスのダレット伯爵が書いたとされる書物。文字通り、人肉食やそれにまつわる邪教に関して記されている。オーガスト・ダーレスは、このダレット伯爵の末裔であるとも言われている。
2012-03-18 21:31:32エイボンの書:超古代の大陸、ハイパーボレアに住んでいた魔道士エイボンの著作とされる。ツァトゥグァなど、当時のハイパーボレアで崇拝されていた神々や、それにまつわる魔術についての記述が多い。ネクロノミコンから欠落している(危険な)知識すらあるという。
2012-03-18 21:39:16ナコト写本:著者不明。人類誕生以前の種族が書いた書物で、それを古代の人類国家ロマールで人類の言葉に翻訳したもの。ロマール滅亡後に、夢の世界の街、ウルタールに持ち込まれた。クトゥルー神話の魔道書としては最古の部類と思われる。
2012-03-18 21:44:03ルルイエ異本:著者不明。人類以前の言語で書かれた粘土板の記述を元にしている。人間の言語としては中国語が原本。クトゥルー関連の記述が多い。なお、Fate/zeroのキャスターの宝具はこれで、ジル・ド・レェの友人にしてルルイエ異本の翻訳者であるプレラーティの手から渡ったもの。
2012-03-18 21:51:26無名祭祀書:ドイツの魔術師フォン・ユンツトの書いた魔道書。ゴールデン・ゴブリン・プレスの削除版が有名であるが、ブライドウェルの英語版や、黒の書の異名を持つドイツ語版が存在する。なお、フォン・ユンツトは、密室で鉤爪の跡が残る死体で発見されている。
2012-03-18 21:59:21セラエノ断章:ミスカトニック大学教授ラバン・シュリュズベリイ博士によって書かれた、最も新しい部類に入る魔道書。彼自身が、旧支配者の知識の殿堂であるセラエノ大図書館で得た石版の知識を書き記したもの。シュリュズベリイ博士の手になる写本のみが存在する。
2012-03-18 22:09:51