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@tsuchie88
スルガのように、地域顧客とネット顧客の双方がある銀行にとっては、魅力的な仕様だと思う。ただ、実際にSBIがシステム構築を開始したのはスルガと前後するくらいで、SBIでうまくいったのは既存金融機関が出資したとはいえ、ゼロベースで構築できる新規開業銀行であったからだと思う
2012-03-30 18:45:49
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@tsuchie88
ちなみに、ネット銀行向けの勘定系パッケージは既存銀行向けのものとかなり性質が違う。国内でトップシェアなのは、富士通のWBANKで、UNIXサーバで稼動(最新版はRHELで動く)するが、SBIの構築費用はWBANKを使うより2倍くらい費用がかかってたと記憶している
2012-03-30 18:50:37
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@tsuchie88
ただ、WBANKは外貨預金とか投資信託とかの周辺系がないので、個別開発が必要になるので単純なイニシャルコストで安いともいえない。実際、ソニー銀行とかJNBとか追加で決行な金かけて開発(外部ベンダーから買ってきて実装)しとるはずだけど、それを考えるとSBIは安く済んでると思う
2012-03-30 18:53:51
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@tsuchie88
地銀のシステム更新案件では、スルガ以外でも開発の難航で契約解除になってる例はある。というか、死ぬほど多い。NECとか富士通なんかが典型的で、開発の遅れから契約解除で他社に乗り換えた、という例で死屍累々。ただ、NECも富士通も開発は難航したが、今は完成度は高くなっていて、新規の客も
2012-03-30 18:56:46
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@tsuchie88
一方で、逃げた客ってのは、大抵はNTTデータの地銀共同センターとかに乗り換えてますね。UNISYSのBankVisionなんかに流れた客もいるけど。乗り換えに際しては、ひと悶着あったところもあったけど、大抵は痛みわけで終わってるところがほとんどで、訴訟になったのはスルガだけです。
2012-03-30 18:58:51
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@tsuchie88
なぜ、訴訟になるくらいこじれたのか、というのは外野の人間としては知りようもない話なんですが、営業がふいて、真に受けた経営陣ににっちもさっちもいかなくなった現場が詰めて、話がこじれた、というところじゃないでしょうか？
2012-03-30 19:01:57
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@tsuchie88
戦略的に考えれば、パッケージの最初の顧客は赤字だろうと何だろうと、完成にこぎつけるのが普通で、実際NECも富士通も血を流したけど逃げなかった。スルガの場合は、現行の基幹系のハードはIBM製だし、1980年代のハードを使ってるわけだから、一蓮托生だったと思うですよ
2012-03-30 19:04:22
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@tsuchie88
なぜ、ここで完成までこぎつける意欲とか、歩み寄る場面がなかったのか、というのは非常に大きな疑問なわけで、一方でスルガがIBMに払っていた金額ってのは、飛びぬけて安いわけでも高いわけでもない気がしとるわけです。プロジェクトマネージメントの失敗ってのは、確実にあったと思いますが
2012-03-30 19:08:08
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@tsuchie88
通常、この手のパッケージによる刷新案件ですと、要件定義から実装工数の本見積もりに至る時点で、仮契約段階からの工数増大をどれだけ抑制できるからがプロジェクトの成否が決まってしまいます。予想以上に工数が増大してしまって、仕切りなおしをする段階で受け入れられない金額になってしまった
2012-03-30 19:15:33
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@tsuchie88
そこんとこが、モメる最初の原因だったと思いますが、この時点でも双方がまだ「戦略的な見地」で歩み寄るところがあったと思います。IBMにとっては最初のお客さんなんで気合があるとも思いますし、一方のスルガだってポンコツシステムを抱えて後がない状態ですからね
2012-03-30 19:18:08
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@tsuchie88
あと、スルガはオーナー経営な上に、ミドル層もシステムも慶応閥なんで、元々IBMと親和性高いんですよね。普通に考えると、あんましモメる動機が想像できない
2012-03-30 19:20:34
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@tsuchie88
まぁモメた原因は、外部の人間としては結局はよくわからんのですが、結局契約解除後にスルガは、UNISYSのBankVisionを次世代システムに採用して今は開発やっとるとおもいます。あれはあれでとんがった面白いシステムなんですがねぇ
2012-03-30 19:25:50