@mu0283さんが「コンポジウム余波のモヤモヤ」を語る
- kentarotakahash
- 14287
- 0
- 5
- 1
コンポジウムの余波にモヤモヤを増幅させられている。@ala_laさんは当初、早川・深尾・安冨3氏のTWを「ただただショック」と受け止めていた。その後、早川氏と深尾・安冨両氏を分けて捉えようとした。
2012-04-05 10:55:47その@ala_laさんの分け方は、私は適切だったと思う。一般的な捉え方は、早川氏が一番攻撃的で、安冨氏はやや攻撃的で、深尾氏は違う、というものかもしれない。けれど、三者はいずれも攻撃的だと私は思う。そして、早川氏の攻撃性と、深尾・安冨氏の攻撃性は性質が違うと私は思う。
2012-04-05 10:56:03早川氏は彼女が座って発言を始めたこと、はっきり名乗らなかったことを「よくなかった」「傍若無人な失礼な発言だった」と批判している。また、話の内容が赤城氏への「指図」だったとして、「よくなかった」と指摘している。「へたな話」「小娘」「まったくダメ」という言及もある(3/28-29)。
2012-04-05 10:56:34それだけのことをたくさんの人が見ている場で明言されて、言葉を継げる人は少ないだろう。しかし早川氏は自分が彼女を批判することの根拠を「懇願して発言したのだから、このように厳しく批判されても当然だろう」と語っている(3/29)。
2012-04-05 10:56:48高橋氏もその早川氏の意見に同意している。【彼女は発言する貴重な時間を得た。それはあの場にいた全ての人の人生の時間だ。それを引き受けるだけの発言をする責任はある。(4/1)】
2012-04-05 10:57:04私は4/3に「早川氏・高橋氏は、追及は厳しいけれど、相手を個として尊重している」と書いた。早川氏は彼女を追い詰めているけれども、彼女に対する批判は「発言者」に対する批判だ。彼女にはTW上で、「発言者」として再度言葉を継ぐ可能性が開かれている。早川氏はその可能性を閉ざしてはいない。
2012-04-05 10:57:43一方で安冨氏は彼女への言及を「彼女の発言は暴力的」「泣いてみせたのは卑怯」から始める。この時点では早川氏による批判との差異は明瞭ではない。しかしその後、「もっと根深いですね。彼女は、赤城さんが、怖いのです」と心の有りように踏み込んでいく(3/30)。
2012-04-05 10:57:57子どもたちが何を見ているかは「彼女にもわかるはずがない。勝手に決めたのは傲慢だ」(3/31)と語る安冨氏が、しかし彼女に対しては、「彼女は、赤城さんが、怖いのです」と断言する。それは「勝手な決めつけ」「傲慢」ではないのか。
2012-04-05 10:58:15早川氏は(そして高橋氏も)彼女の語る内容や、語り方は批判するが、彼女の心の有りようには踏み込んでいかない。一方で安冨氏は、平然と踏み込んでいるように思える。
2012-04-05 10:58:28安冨氏はもちろん、「魂」の有りようには関心があるだろう。しかし、「魂の脱植民地化」とは、そういう平然とした踏み込みを伴っていて良いと安冨氏は考えておられるのだろうか。
2012-04-05 10:58:44深尾氏は「彼女のあり方が、あの場で探求する「魂の脱植民地化」という点でまさに多くを学ぶ必要がある」「あまりにも違い歴然」と彼女への言及を始める(3/31)。そして彼女が批判の意味を理解するには「時間がかかると思います」と語る(3/31)。
2012-04-05 10:58:59そして安冨氏と同様に、「彼女の精神のありようを理解するのは大切」(★4/3)と、彼女の心の有りように踏み込んでいく(★は早川氏のまとめに収録されていない言及)(なお、ここで私は「心」「魂」「精神」を区別していない。それは不適切なのかもしれないが)。
2012-04-05 10:59:16彼女に対する深尾氏の明示的に批判的な言及は「他者への攻撃の場にしないという禁則を犯された」(★4/3)というものぐらい(これも、はっきり相手を名指ししてはいない)。だから、深尾氏の言及に攻撃性を感じる人は少ないかもしれない。
2012-04-05 10:59:33だが私であれば、深尾氏の言及はこのように聞こえる。【あなたの「精神のありよう」には「囚われ」がありますね。その問題に向き合うには「時間がかかる」でしょう】と。私であれば、早川氏の言及よりも深尾氏の言及に、言葉を封じられたとより強く感じる。
2012-04-05 10:59:48深尾【彼女一人のことではなく、あの場で考えたいと思っていた「他者の糾弾」や「攻撃」あるいは「要求」ではなく、自らが囚われている状況を知り、それぞれが少しづつでも脱するプロセスをどうやって実現するか、という問い。それは「言葉」だけでは難しい、という意味。】(4/1)
2012-04-05 11:00:05そういう意図であの「魂の脱植民地化」をテーマとする「コンポジウム」が開かれたこと自体は批判しない。私も彼女も、そのことは承知で参加したのだから、そのねらいに異議を唱えるのはおかしいだろう。
2012-04-05 11:00:21しかしそこで目指されていたことは、「みずから」の囚われへの気づきの促しではあっても、他者の心の有りようへの言葉による踏み込みではなかったはず。深尾氏はみずからの意図に反することをみずからの言葉によって行っていないだろうか。深尾氏は余波を歓迎しているようだが、私にはモヤモヤが残る。
2012-04-05 11:02:10そしてそういうモヤモヤを表明することも難しい。なぜなら、【あなたの心は「囚われ」ていますね】という内面化された視点を受け止めた上でしか発言できないから。そして発言しても【モヤモヤが残っているのは大切なことです】と言われそうだから。
2012-04-05 11:02:30早川氏は遠慮なく問題を可視化させる。「コンポジウム」に対しては感動や共感を表明する以外のTWが封じられがちである構造も、早川氏は可視化させていると私は思う。
2012-04-05 11:03:12