アメリカの大学理系数学教育では、数学専攻以外ではほとんど証明をしないんだが、それが数学に対する考え方に影響しているんじゃないかという気がする
2012-05-07 01:45:52日本の非数学専攻の理系人は、数学=純粋数学ってな印象を持ってしまうような。アメリカだと、数学=役に立つ道具、みたいな印象を持ちやすいかも。いや、根拠はないですけど(笑)
2012-05-07 01:52:17@ken_m123 応用数学(Applied Math)が【まさに数学=役に立つ道具】だと思いますが。だから私の大学のApplied Mathは贅潤な研究費をもっているのに、Math Deptは皆貧乏で教員はservice teaching、院生はTAに明け暮れています。
2012-05-07 01:55:57@KeikoUTorii 数学と応用数学は仲が悪く分裂している大学がアメリカでは多いですね。アメリカは応用数学の地位が日本より高いと思っていましたが、反応用数学を唱える数学者も結構いて、アメリカに来てみてびっくりしました。
2012-05-07 01:59:29アメリカの学問の実用性の高さは,戦前・戦中から言われているらしい.「アメリカの学問は実用化する,日本の学問は実用化しない」という言葉を戦争体験者の手記で見たことがあります.日本は基礎科学軽視と言われているけど,見方によっては伝統的に基礎科学偏重だったという側面もありそうですね.
2012-05-07 01:56:28@ken_m123 昔だとコンピュータの先駆けになっていますし最近では超準解析でハイブリッドシステムの研究とかいうのもあるそうですから十分に関係していると思われます。 ものは使いようだと思います。
2012-05-07 02:11:28@ken_m123 計算機科学から受けてるのでは。後、量子論理なんてのもありますが。数学を科学に入れれば相互作用はあります。哲学とも相互作用はありますし。
2012-05-07 02:03:40ただ日本なら「工学」扱いされるような「応用数学」も多い。博士号数/人口比で工学では日米ほぼ同じなのに対し理学では米が3倍にもなる理由の1つ RT @ken_m123 それがいい面に出てくることもあるような気がする。応用数学がアメリカで活発なのはそのせいである気がする。
2012-05-07 02:06:39うちの前学科長は、数学は他の科学とは違って特別な存在、すべての科学の基礎、と強硬に主張して、学部の名前を変えさせた(笑) College of ScienceがCollege of Science and Mathematicsになった。
2012-05-07 02:07:05まあ、だから、先日のある応用数学者の講演でも、日本の某物理学者の論文を「純粋数学の論文なので読めない」とアメリカの応用数学者が言うことになったりするんだけどね(笑)
2012-05-07 02:10:32逆に言うと,日本の場合は,工学部の人が数学書を出版したりする.工学部における数学教育は結構厚かったりする.
2012-05-07 02:11:18日本の科学者は数学がかなりできるので、数学者の助けが必要ない。だから応用数学者が生まれにくかったのかもしれない。アメリカは科学者の数学力は高くないので、分業体制でやる。だから科学者が数学者と共同研究することが多い。
2012-05-07 02:12:40ただ,工学系で年配の先生方だと数学は大事だとほとんどの方が言ってくださるけれど,どうも若手の方は少し違うように思います.大事じゃないとは言わないけれど.既に標準的な解析ソフトウェアやツールが確立した業界も多く,工学研究者にとって数学そのものの重要性は少し減ったのかも知れません.
2012-05-07 02:20:55だから,逆に数学が必要な部分には数学者も出ていかなければ,ということで,うちの存在意義が出てくるわけですが :p これを我田引水という.
2012-05-07 02:22:35