落合洋司弁護士、司法試験の勉強法を語る

🇯🇵🌸弁護士落合洋司🌸 おもしろきこともなき世をおもしろく@皇紀2683年 @yjochi

ただ、前提事実あっての判例なので、前提が異なれば判断も変わりうる。その辺が、射程距離の問題。

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射程距離の広狭ということは、常に考えておく必要がある。

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受験レベルでは、射程距離の広狭まで精査できないが、そういう意識は持っておくべき。

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そういった捉え方の中で、判例を批判的に見ることは有益。ただ批判のネタにして終わり、というのはよくない。

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受験レベルで、判例をどのようにして勉強するかは、昔から悩ましい問題。

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まずは、判例百選程度のものから見る、その辺を入り口にする、ということにはなる。

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時間の問題があるので、基本的には、事実関係の概要、判旨をおさえる、ということにならざるを得ないだろう。

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私の場合、受験勉強の中で、時々、特定の判例について複数の文献にあたって徹底的に調べてみることはやっていた。

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ただ、長い判例を全部読む、ということを、いちいちやっていると、受験というレベルでは無理がある。

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まずは基本書の精読、判例については事実関係の概要と判旨を確実に押さえるという作業の中で、重要判例についてはさらに突っ込んで勉強、というスタンスだろう。

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判例の勉強の仕方も、初学者に配慮した、ステップバイステップのものであるべきなのだが、その辺がわかっていない教員も少なくないようだ。

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法律の勉強というものは、ガラス細工みたいなもので、慎重に考えながら積み上げて行く必要がある。