「ヲシテ」による「は+か」の構造解析 by @ShiwaWoshite @julian_beace

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しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 大地が「は」なのは、大地というものが常に生まれ続けるものであり、内側から生まれ続け広がる、その内側の限界である外側に表出したものだからでしょう。

2012-05-22 12:05:15
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace すみません、自問自答しながら、そして放ちながらまとめてますので、分かりづらいと思いますがお付き合いください。まさに「はか」の状態のまま綴っており、新しいイメージが次々と生まれてきます。

2012-05-22 12:08:59
びーちぇ SAKATA Shoko @julian_beace

@ShiwaWoshite @gushou しわさんの解説は、本当に生まれてくるから素晴らしいんです!…いつも、聞き惚れてしまう……みたいな。

2012-05-22 12:10:55
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 「はかな」の語幹であると思われる「はかな」という語彙はヲシテ文献にはありませんが、平安期の文献には散見できます。掴みどころがない、とりとめのない、思慮が及ばない、呆気ないといったように、この頃には様々な意味が派生しているようです。

2012-05-22 12:19:39
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 用例の根底には共通する部分がありそうですが、よくわかりません。これだけの派生を生む余地が「はかな」という言葉にはもともとあったと考えられます。

2012-05-22 12:31:50
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace ところで語幹「はかな」ですが、それが最も単純な語幹なのか。さらに分解出来る可能性はないか。ということで、「はか」と「な」が接合して出来た言葉である可能性について考えてみます。ヲシテ文献では「な」は否定・打消の意味合いで用いられています。

2012-05-22 12:35:53
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 「はか」+否定・打消の「な」で「はかな」と考えます。「はか」は、新たな性質を備えた何かが、内側の限界としての外側へ表出することを表しており、それを「な」で否定・打消していると考えます。

2012-05-22 12:41:58
びーちぇ SAKATA Shoko @julian_beace

@ShiwaWoshite @gushou >「な」は否定・打消の意味合いで用いられています。…そうですが、全部がそうではなく、他の意味もあるのでは?

2012-05-22 12:41:13
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace つまり「内側の限界としての外側へ表出することなく終えてしまう、なくなってしまう」という意味が考えられます。本来含まれていた可能性が損なわれてしまうことを表した語彙であると考えられます。

2012-05-22 12:44:50
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@julian_beace @gushou はい。両義性があります。ここでは、その両義性に基づいて否定・打消として扱われていると考えています。

2012-05-22 12:42:41
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace これと、掴みどころがない、とりとめのない、思慮が及ばない、呆気ない、それから虚しいといった平安期に派生している意味合いを合わせて考えると、「可能性が未然のままに終わってしまった」という意味合いが根底にあると見えてこないか。

2012-05-22 12:49:23
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace つまり「はかな」とは、本当は色々な可能性を秘めていたのに良くわからないままに尽きてしまったことを表す語彙ではないかと考えました。

2012-05-22 12:52:29
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace これに対し「はかどる」という語彙が、「はか」の結実を表すような語彙であるのは、「と」の字義が中心への収束を表しており、それが「る」によって辺りに広がっていくからだと考えることもできます。

2012-05-22 12:54:36
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 新たな性質を備えた何かが、内側の限界としての外側へ表出、それを収穫・採用した状態を表した語彙が「はかどる」という語彙になりましょうか。

2012-05-22 12:56:19
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace だいたいこんな具合でしょうか。ここで、一区切りです。面白いなあと思うのは、「はく」が「はか」に転じている可能性と同じく、「はこ」にも転じている可能性があることですね。

2012-05-22 13:14:20
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 「はか」が新たな性質を備えた何かが、内側の限界としての外側へ表出することの未然的な状態を表しているのであれば、「はこ」はその終止的・安定的な状態を表していることになると考えられるからです。

2012-05-22 13:20:47
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 「はこ」は「箱」であり、「箱」は四隅が定まった、四方の確定した器。その器の中には、新たな性質を備えた何かが、内側の限界として外側へ安定して表出している…と考えたのか。

2012-05-22 13:23:50
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace ヲシテ文献では最も古い東北地方広域の名称をハコクニとしています。ハコクニは、後にヒタカミのクニと呼ばれるようになります。

2012-05-22 13:24:35
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace ハコクニという名称の由来はよく分かっていないのですが、諸々の新しい可能性が詰め込まれ表出しているクニとすると納得がいきます。当時の東北地方は、政事の一中心地となるぐらいに、とても栄えていたようですから。

2012-05-22 13:30:28
しわ@非公開 @ShiwaBrewing

@gushou @julian_beace 土曜日からログインしてなかったんですが、今日ログインしたら偶々愚樵さんのツイートがトップに来ていたこともあって、連投させていただきました。ありがとうございました。

2012-05-22 13:31:22
いのうえひろゆき @gushou

@ShiwaWoshite @julian_beace ありがとうございます。たいへん面白いツイートです。日本語が蠱惑的言語だということがよくわかります。

2012-05-22 13:37:55