振津かつみ先生 講演会「福島の被曝とどう向き合うか」

振津かつみ先生 内科医。ベラルーシなどでチェルノブイリ支援活動などを通じて、放射線が人に及ぼす影響を20年余りみてこられました。ふりつさんの経験を通して、福島のいまはどう見えるのでしょうか。 5月31日 避難者向けの講演会に参加してきました。とても有意義なお話会だったと思います。私は講演、質疑応答の午前の部のみ参加。午後は相談会。 2012/11/15 parasite2006さん、ontheroadxさんによる今中先生の資料にある5段階の基準解説を加えました。ありがとうございます。
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nao @parasite2006

@shanghai_ii 2011年のウクライナ政府報告書http://t.co/PrYNAQyxのp.138に出ている成人避難者の健康状態を1988と2008年で比較したグラフ(図3.46):健康、67.7%→21.5%;慢性病あり、31.5→78.5%。

2012-11-14 03:20:04
nao @parasite2006

@shanghai_ii これは成人の結果ですが、健康+慢性病ありの合計が100%になってしまうところから、こどもの5段階分類の第2度(「機能上の問題が認められ、慢性病にかかりやすい」)に相当する中間状態を「慢性病あり」に合算している可能性が疑われます。

2012-11-14 03:24:42
nao @parasite2006

京大・今中先生の講演書き起こしファイルからの引用http://t.co/R8yfc3rr(もとファイルhttp://t.co/vpgzx7Rs のp.30)の次のページ(p.31)にこの5段階分類を使.. http://t.co/TwVBjvqx

2012-11-14 03:26:44
nao @parasite2006

(続き)そのグラフ(1996年のWHOによる調査結果)の説明によれば第1度は「すべての条件にてらし健康上問題ない子供」、第2度は「機能上の問題が認められ、慢性病にかかりやすい子供」、残る第3度〜第5度.. http://t.co/tfJ8A4tr

2012-11-14 03:27:42
nao @parasite2006

@shanghai_ii @leaf_parsley 皆様、このウクライナで書かれた英語論文http://t.co/FDOXApeI 11ページ目の図5(胎内急性被ばく群と対照群の子供の一般的健康状態の比較)の下に旧ソ連時代の5段階の健康状態分類の説明が出ています。

2012-11-14 13:29:07
nao @parasite2006

@leaf_parsley @shanghai_ii そうです。第3段階(=自覚症状に加えて検査結果異常も認められるがまだ積極的な治療や入院が必要というほどには悪化していない)のこどもの割合が被ばく群で増えている、しかも対照群にはいないより重症の第4段階のこどもが被ばく群にはいる

2012-11-14 13:49:37
nao @parasite2006

@leaf_parsley @shanghai_ii しかし自覚症状なし、検査結果異常ありのこどもを「完全に健康」にくっつけるか「慢性疾患あり」にくっつけるかは難しい判断ですね。中間の第3群としてそのまま残すのが一番妥当な気がしますが。

2012-11-14 13:51:30
nao @parasite2006

@leaf_parsley @shanghai_ii 余談ながらご紹介させていただいた論文http://t.co/FDOXApeI の著者は全員ウクライナ医学アカデミーの研究者ですが、研究がWHOとの共同プロジェクトの続報として行われています。

2012-11-14 13:57:23
nao @parasite2006

著者の英語説明(恐らくロシア語から逐語訳)もpractically healthyだから(続く) RT @leaf_parsley 検査がなければふつうに健康と見做されていた(中略)A2判定のお子さんを統計的にどこに計上するか?というのに似ていますね。@shanghai_ii

2012-11-14 14:26:27
nao @parasite2006

@leaf_parsley (続き)第2段階を「慢性疾患あり」にくっつけて「健康な子供(実際には自覚症状も検査異常もなく、両親とも酒タバコを飲まないなど非常に厳格な基準)が1桁%しかいない」などと言い立てるのはいかにもミスリーディングだと思います @shanghai_ii

2012-11-14 14:29:45
nao @parasite2006

さらにウクライナ医学アカデミーの研究者の手になるこの英語論文http://t.co/FDOXApeI 11ページ目の図5(胎内急性被ばく群と対照群の子供の一般的健康状態の比較)の下に旧ソ連時代の5段階.. http://t.co/uXd62PfO

2012-11-14 23:28:17
nao @parasite2006

5つの段階(health group)とは1)完全に健康(absolutely healthy)(自覚症状なし、検査結果も異常なし);2)事実上健康(practically healthy)(自覚症状.. http://t.co/7nXFrD3P

2012-11-14 23:29:46
nao @parasite2006

3)慢性疾患があるが寛解期(children with chronic disease(s) in remission); http://t.co/61f9CQMY

2012-11-14 23:31:06
nao @parasite2006

4)慢性疾患が悪化し治療または入院/施設入所が必要(handicapped children with chronic disease(s) in exacerbation demanding act.. http://t.co/JMcgBLxz

2012-11-14 23:31:48
nao @parasite2006

5)重症の慢性疾患で代償不全の状態にあり、入院が必要で学習や自立が不能(handicapped children with severe chronic disease(s) in decompens.. http://t.co/INrTMITS

2012-11-14 23:34:18
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx

http://t.co/gNpGJWFF 「チェルノブイリ原発事故によるその後の事故影響」(今中哲二)これの図4参照。 http://t.co/QtI3N7xP

2012-11-15 00:18:25
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx

今中哲二氏は「第3度~第5度は、慢性病が認められる子供」と、一緒に扱ってますが、「3」と「4-5」は分けたほうがいいと思う。 http://t.co/QldVZo91

2012-11-15 00:19:33