NHKスペシャル「コンピューター革命 最強×最速の頭脳誕生」書き起こし #nhk

6月3日に放送されたものを文字起こししています。 今回は途中のアニメになった部分は割愛しています。
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とし @toshihiro36

杉浦教授:いま心筋梗塞後の心臓のシュミレーションをしてまして。この茶色い部分が壊死した組織。まもなくここで外から電気ショックを与えて、普通の心拍が回復するところを見せています。

2012-06-04 10:06:24
とし @toshihiro36

<ナレーション> 研究が進めばコンピューター上で手術をしたり、薬を試したり実際の治療前にすべての方法を試すことが可能になります。それどころか現在の心臓の状態から、今後病気になるかどうか未来まで予測できるようになるといいます。

2012-06-04 10:10:54
とし @toshihiro36

<ナレーション> 圧倒的な計算能力が可能にしたバーチャル心臓。コンピューターの中で命が鼓動を始めています。

2012-06-04 10:12:33
とし @toshihiro36

富士通・門岡:人間の心臓っていうのは、80年間一度も止まることのない機械なんですよ。これは神様が作られた臓器ではないか、機械ではないかと私は思います。神様が作ったものをも、人間がコンピューターの中で再現することができる。そういう時代にきたと。

2012-06-04 10:17:18

CHAPTER 03 コンピューター×人間=????

とし @toshihiro36

<ナレーション> 進化したコンピューターを使って、人間の新しい可能性を切り開けないか。コンピューターを介して、脳と脳がつながる社会を作ろうという試みが始まっています。 この研究所では脳波を通して、コンピューターに人間の意思を読み取らせる研究に取り組んでいます。

2012-06-04 10:27:44
とし @toshihiro36

<ナレーション> これは脳波で車いすを動かす実験。通信会社や住宅メーカーと共同で行っています。ただ手足を動かしていることをイメージするだけで、車いすを動かすことができます。テレビのチャンネルを変えたり、エアコンを動かすことにも成功しています。

2012-06-04 10:31:30
とし @toshihiro36

<ナレーション> リーダーの石井教授はスーパーコンピューターの「京」を使って多くの人の脳波を収集し分析すれば、人間が何を考えているか脳波から一目でわかるようになるといいます。その結果、コンピューターを介した新しいコミュニケーションが生まれると予測しています。

2012-06-04 10:35:58
とし @toshihiro36

石井教授:今までのインターネットは人と人をつなぐことはできましたけれども、脳と脳はつなげていません。私どもはクラウドで利用者がつながりますので、この技術によって脳と脳がつながる社会が出現するんじゃないかと。

2012-06-04 10:39:55
とし @toshihiro36

石井教授:そうなればコミュニケーションは、文字とか音声とはまた違った形になるんじゃないかと考えています。例えば「愛している」と言うのは簡単なんですが、脳を見れば本当に愛しているかどうかわかると。

2012-06-04 10:43:29
とし @toshihiro36

<ナレーション> アメリカでは脳とコンピューターをつなぐ研究が、次の段階へと進んでいます。このロボットの足、動かしているのはサルの脳の信号です。画期的なのは、コンピューターの側からも脳に信号を送り返すのに成功したことです。

2012-06-04 10:49:53
とし @toshihiro36

<ナレーション> 脳とコンピューターが双方向の関係になると、SF映画のような世界が出現します。コンピューターを積んだロボットを宇宙に、超小型の機器を人体に送り込みます。人間は脳信号でコンピューターを遠隔操作、コンピューターからも現場の情報が返ってきます。完璧な臨場感が得られます。

2012-06-04 10:53:22
とし @toshihiro36

<ナレーション> リーダーのニコレリス教授は、コンピューターが人間の体の一部となる未来を描いています。

2012-06-04 10:57:13
とし @toshihiro36

ニコレリス教授:将来、脳が身体の制約から解放され、自由に働き始める瞬間を目撃するでしょう。思考は身体が入り込むことのできない、微小な空間でも活動できます。外科医が念じるだけで、患者の体内のマイクロ機器を操作することも可能です。

2012-06-04 11:02:31
とし @toshihiro36

<ナレーション> 人間とコンピューターが融合する未来。その果てには、人間存在を揺さぶる衝撃的な世界があると予見する人物がいます。マイクロソフト社の主席研究員、ゴードン・ベル博士78歳。

2012-06-04 11:08:22
とし @toshihiro36

<ナレーション> 草創期のスパコン研究をリードし、スパコン界のノーベル賞にあたるゴードン・ベル賞を創設した伝説の研究者です。

2012-06-04 11:08:50
とし @toshihiro36

ベル博士:2025年までに人々は完全にデジタルの中に入るでしょう。すべての人がデジタルの中に人格を持つのです。

2012-06-04 11:11:13
とし @toshihiro36

<ナレーション> ベル博士はいま、ある実験を行っています。カメラやマイクなどを常に身につけ、人生のすべてを記録し尽くすという試みです。博士はある人の一生分のデータを集め、スーパーコンピューターに委ねれば、その人の人格を再現できるのではないかと考えています。

2012-06-04 11:15:20
とし @toshihiro36

<ナレーション> そのとき人間は肉体が滅んだあとでも、コンピューターの中の分身・アバターとして不死の生命を持つのです。

2012-06-04 11:18:34
とし @toshihiro36

ベル博士:将来、孫の孫がコンピューターの中の「私」に出会って、賛同することもあるでしょう。私は自問を続けています。私は永遠の命が手に入るでしょうか。私は死後も成長を続けられるでしょうか。

2012-06-04 11:24:19
とし @toshihiro36

<ナレーション> 「京」が世界最速の座についてから1年、その座を奪い取るとみられるライバルが誕生しようとしています。アメリカのローレンス・リバモア国立研究所。ここで最終段階のテストを迎えているスーパーコンピューター「セコイア」。計算速度は「京」の2倍を誇ります。

2012-06-04 11:29:34
とし @toshihiro36

<ナレーション> 開発したのはコンピューター界の巨人IBM。「セコイア」は人類の未来を握る核融合エネルギーや生命誕生のメカニズムといった、謎に満ち複雑極まりない現象を解明することを目指します。

2012-06-04 11:34:09
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