- king1234stone
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自閉症の人が落ち着いて暮らすのに、おめめどうグッズが無くてもOKか?という話。もちろん正解はOK。別に「無くても」構わない。ただし・・・というのがあるわけよね。そこらへん連投してみます。
2012-06-10 14:25:47まず「おめめどうグッズが無くてもOKか?」というのには「誰にとって」というのもあるのだけど・・・まあ、本来「ご本人」から考えていかなきゃなんないけど、まずは私のように教師とか支援者側から考えてみます。
2012-06-10 14:26:59おめめどうができたのは2004年、そこからいろんなコミュニケーションメモ帳を開発・販売していったわけですが。私は2006年頃まで学校に籍があったけど、現場ではその頃はまだ使ってなかった。(って、当時はほとんど学校に行けなくなってたんだけど・・・)
2012-06-10 14:29:18私自身、意識して(?)自閉症の人とつきあい始めたのは1997年から(1996年から知的障害養護学校に勤務してたけどね!?)で、まともにあれこれコミュニケーションできるようになっていったのは1998年9月からと言っていい。(でもその頃はちょっとずつでしかないけど)
2012-06-10 14:33:35で、1997年10月にある程度TEACCHのことを知り、受容性コミュニケーションも表現性コミュニケーションも大切だと思い、どうしたらやりとりできるかを考えたら、ウエストバッグ(ウエストポーチ)をつけるのはすぐ思いついた。ここに紙やペンや写真カードを入れておいてやりとりするのね。
2012-06-10 14:35:54つまり最初から「書いて」「描いて」伝えるはある。例えばこれは1999年のどこかでの話だと思う。「ウェストポーチの中身(担任がつけてくれようとしているので私に質問が来た)」 http://t.co/5NTzV9fB
2012-06-10 14:37:05「◯×」とかやりだしたのは2000年になってからだけど。白い紙に上に質問を書き、下に選択肢を書いて選んでもらう(「えらぶメモ」やね)のはたぶん1998年にはやってた。地域校交流の時に、その子にはわかるわけのない授業に一緒に入ってる時、それで静かに二人でおしゃべりしてたから。
2012-06-10 14:39:39まだ「行動を選んでもらう」までは行ってませんが。「書いて質問すると答えてくれる」 http://t.co/AVYppFBg
2012-06-10 14:44:15で、ある人に言わせると、TEACCHを学んだ、という人でも「(その場で)書いて伝える」人や「本人に選んでもらう」人は少なくて、それは私(kingstone)独特なのではないか、ということです。そうなんだろうか??まあ次のような体験はしてますが。
2012-06-10 14:46:07「なかなか書いては下さらない」つまりたぶんTEACCHの本とかかなり読み、その意見に賛同してる人でもなかなかその場では書いては下さらない、という話。まあそんなもんやわなあ。私はいつも紙とペンを持ってたけど、そんな人は少ない。 http://t.co/k9BtjKwO
2012-06-10 14:48:49これが「社会に出たら視覚支援なんて無いの。だから視覚支援なんてやめましょう」なんて言う人だったら余計やってくれないわな。
2012-06-10 14:49:45で、今でも私はあらかじめ「自閉症の人とお会いする」ということがわかっている場合はウエストバッグを持って行きます。
2012-06-10 14:51:41なお、聾の方とお会いすることがあらかじめわかっている場合は大学ノートを持って行きます。私は手話は使えないので筆談するわけね。3時間くらいお会いして1冊ノートがなくなるけど、ちゃんとコミュニケーションできてとても楽しいっすよ。
2012-06-10 14:52:35で、つい最近まではウエストバッグに、あまりおめめどうのコミュニケーションメモは入っていませんでした。それでも「私は」コミュニケーションできてたよ。これはウエストバッグに入れるとはしがヨレヨレになってきたないし、ぱっと選べないとかいろいろ理由があったわけ。
2012-06-10 14:55:16でもね、やってるからこそわかるのだけどコミュニケーションメモのフレームというか形というか「◯×」にしろ「えらぶ」にしろ「おはなし」にしろめちゃ秀逸なのよね。だから使いたいなあ、とは思ってた。いちいちあれを白紙に手書きするのはたいへんだもん。そのちょっとの時間をかせぎたい。
2012-06-10 14:57:01で、こないだ「アタシアイテム」を教えてもらい、もうそれが届いてからはずっと使っています。やっと「コミュニケーションメモ」を日常使えるようになった(笑。それまでつこてなかったんかい!!) http://t.co/REvoP5NQ
2012-06-10 14:58:26例えばね、「コミュニケーションメモ」の存在を知っていて、使い方を知ってる人、そして使おうとする人、コミュニケーションしたいと思ってる人、そういう人はいざ手元に無くなったとしても何とかするんよ。
2012-06-10 15:00:24たとえばここでも途中でコミュニケーションメモ帳が無くなって、その場にあった白紙に書いてコミュニケーションしてます。「自閉症のお子さんとの授業の失敗例1997年」 http://t.co/fs3j6zY0
2012-06-10 15:01:20でも、無くてもいいけど、そういう人にとってもあればめちゃ便利。だから私は使う。でもって、世の中教師でも支援者でも「そこまでわかってない人」がほとんどなわけ。で、そういう人にとっては、「あれ?これ使ったらコミュニケーションできるの?」と形があることがどれだけ大切か。
2012-06-10 15:03:48先日もあるところで教師が自閉症スペクトラムのお子さんに対して「あいまいな音声言語」によってパニックを起こさせた現場に居合わせました。って、私は実はトイレに行きたくなって直接の現場にいなかったんだけどね。
2012-06-10 15:05:48トイレから帰って来たらその先生がおはなしメモに書いていてお子さんは落ち着いていました。ある方がとっさに「これを使って下さい」ってお渡ししたそう。いやはやすぐに落ち着いちゃったのね。
2012-06-10 15:07:23そうそう。私の知らない間にそのお子さんパニックになり、おはなしメモで落ち着いたわけだけど・・・たぶんその先生は「なんで落ち着いた」のかはわかってはらへんと思う。その様子(先生の様子)はわかりました。つまり「わかってない人でもメモがあったら何とかなる場合もある」
2012-06-10 19:12:15で、先生や支援者さん(もちろん親御さんでもだけど)何でか知らないけどうまくいった、という体験を積み重ねていっていただくのが、ご本人の環境を改善していく早道やと思う。
2012-06-10 19:14:10もちろん「何でかなあ」という理屈も同時にわかってもらったほうがいいんだけどね。(で、私なんかもそういう努力もしてるわけだけど・・・「〜知ってください〜自閉症の子どもたちの支援」のデータ情報をお知らせしてるのもその一貫) http://t.co/8vfLELi3
2012-06-10 19:15:58