アマゾンの密林で狩猟採集生活するヤノマミには、「現代文明人」と同様の“内部化された集団心理”があるか？

@gmax_jp

@hijijikiki ありがとうございます。ユングがかつてアフリカで感じ考えたこともこういうテーマだったのかな、とふと思いました。お付き合い感謝です。本はWishlistに入れました。

CAVU @cavu311

トゥギャりキッズ、拡散希望ですw。その正体は、@Hagiasophia765 さんに教えてもらったインターネットコオロギ http://t.co/lD8oxAsk の可能性大かと。 RT @skull_ride: トゥギャりキッズ、頂きますww

@gmax_jp

ふーむ。→コオロギに学ぶ攻撃性脳内分子機構｜CSR経営｜積水化学 http://t.co/325W7TsR

ひじじきき @hijijikiki

「最も凶暴化するのは、透明なケースで他の仲間との接触を絶ち、触覚以外の視覚や聴覚などの情報は与えて育てたコオロギです。それは「インターネットコオロギ」と名付け」http://t.co/UMKS8WeS

ひじじきき @hijijikiki

.@gmax_jp 遅くなりました。先日の続きです。ヤノマミの生活と文化について、主にヤノマミを同居取材したNHKディレクターの国分氏の本・ビデオhttp://t.co/fAiU3ATQを参照して、以下に連ツイします。長くなりそうなので、宛名無しで。（続く）

ひじじきき @hijijikiki

①続き）ヤノマミ（族）は、アマゾンの密林で狩猟採集生活を送る先住民である。国分氏の取材先は、ブラジル政府の保護区内のワトリキという１６７人の村である。彼らは文字を持たず、従って記録は記憶・口承に頼るしかない（ポルトガル語を話す者もいるとのこと）。

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②【ナプ差別】ヤノマミとはヤノマミ語で「人間」のことだが、ヤノマミ以外の人間や人間以下の者を指す「ナプ」という『敵意と差別が込められた最大級の蔑称』p40がある。取材班が同居生活を開始してしばらくして、『‥ナプなら殺すべきなのか？このナプをどうするか？』p40と、

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③シャーマンに恫喝されたという。更に『病人が出たとき。出産に手間取ったとき。嵐が止まないとき。僕たちは何度か、あの冷たいナプという言葉を聞くことになった。ナプがいるから病人が出た‥ナプが悪い精霊を運んできた‥圧倒的少数の他者であることの恐怖と孤独を味わった。』p45。

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④精霊や「アニミズム」と呼ばれるような“信仰”の「未開」な例として、この「ナプ差別」のエピソードは読まれるのかもしれないが、我々「文明人」も自分と違っている、弱い立場の者に責任転嫁する例は多く（生活保護受給バッシングなど）、我彼の差はそれほどでもないような気がした。

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⑤「ナプ差別」には、ヤノマミが入植者＝ナプに迫害された歴史が関連するようだ。長老の話として『‥ナプが来る前、ヤノマミは幸せだったと。ナプが病気を持ってきて、私の父も母も‥みんな死んでしまった。』p257。この「ナプ差別」以外は取材者とヤノマミとの関係は良好だったようだ。

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⑥【いい男】ヤノマミにとってどんな男がいい男なのか。長老格の男は『狩りの上手な男がいい男だ。‥』p48と。ワトリキの女達も同様の回答。この件について国分氏に講演会http://t.co/WuGn2OyFで質問した。

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⑦国分氏『‥みんなヤノマミは、そいつ狩りうまいって言うんですね。‥うまいように全然見えない。‥ゆえに労働っていうのは、社会の中で労働っていう概念の価値観があるわけじゃなくて、個人の中にしかないような印象でしたけどね。』p55-6。

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⑧ヤノマミには「狩りが上手い」という基準はあるが、我々「現代人」のように、それを測定し、データを記録・集積し、評価する動機（富の蓄積）も手段（文字）も無いし、それ以前の問題として、その様に考えてはいないように見える。測定し記録し評価し、その結果を蓄積して、

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⑨そのようなシステムそれ自体をより肥大化・発展させるのは、富の蓄積と集中が生じてからでは。その様な文化によって自己が規定され形成されるのが当然になってる我々「現代人」から見れば、ヤノマミには「労働の概念・価値観は個人の中にあり社会の中にはない」ように見えるのでは。

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⑩【労働？仕事？】について。ヤノマミの男は、『腹が空かない限り狩りには行かない。好きなときに眠り、腹が減ったら狩りに行く‥「富」を貯め込まず、誇りもしない。』p51。他方で、『女たちは一日中働き続けているように見えた。』p51。

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⑪ヤノマミのような、富の蓄積と集中以前の社会では、生存し生活してゆくための手段や技術が狩猟採集であり、現代の「労働・仕事」という概念と彼らの狩猟採集行動はズレがあると思われる。狩猟採集の技術は、彼らの場合、文字がないため

ひじじきき @hijijikiki

⑫口承や実地の見よう見まねで伝承、習得、共有化されるのだろう。「現代人」は幼児期まではヤノマミと同様であるが、文字が読めるようになると、学校などによる教育に曝され、学習・習得の度合いを測定され、それはデータ化され記録・集積・評価される。

ひじじきき @hijijikiki

⑬このような能力測定・評価を受け、能力の有無の度合いをデータ化され序列化される。ヤノマミのような「狩りが上手い」という評価があっても、それを測定し記録する基準や尺度、方法を持たない社会とは全く違うだろう。

ひじじきき @hijijikiki

⑭@gmax_jp 長くなってしまったので、取りあえずこの辺で。質問、感想、コメント、突っ込みなどなどあれば、歓迎です。なお、ご参考：奥野克巳氏のブログhttp://t.co/uDBf2e1Q、http://t.co/jNRNuHI8（続く

ひじじきき @hijijikiki

続き）桜美林大学文化人類学学生研究会のブログ http://t.co/vRrbdYur、 http://t.co/hkbHVMnT、 http://t.co/WuGn2OyF などが。

@gmax_jp

面白いです。ヤノマミ。そして、ナプ。@hijijikiki さんの「アマゾンの密林で狩猟採集生活するヤノマミには、「現代文明人」と同様の“内部化された集団心理”があるか？」をお気に入りにしました。 http://t.co/cZ3gNe0X

@gmax_jp

「『人間が解決できない問題を提示することこそ、ドキュメンタリーではないか』」 → ヤノマミとヤノマミ - たんなるエスノグラファーの日記 http://t.co/JDs2V9cP

ひじじきき @hijijikiki

国分氏らの仕事は掛け値なしにすごいと思います。多くの人に読んで・視聴して欲しい作品です。RT @gmax_jp 「『人間が解決できない問題を提示することこそ、ドキュメンタリーではないか』」 → ヤノマミとヤノマミ - たんなるエスノグラファhttp://t.co/WOlQKuM7

@gmax_jp

@gmax_jp ヤノマミのような文化においては、例えば「差別」という観念は個人の中に無く、シャーマンのような存在を通じて半ば外部化されているように見える。信仰。未知なるもの（精霊でもなく人間でもないもの）をシャーマンが引き受けて彼らの価値体系に組み込みしているように見える。

@gmax_jp

@hijijikiki 昨日動画サイトでドキュメンタリーを見つけたのですが自粛して冒頭部少ししか見なかったのですが、通しで見てみたくなりました。困ったｗ