写真表現

写真論のまとめです。
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Masaaki SATO @satomasaaki

普段、何気ないものが、ある日ある瞬間、なにか引っかかって感じる。 なにがどうだからというわけでもなく、むしろそこに気配を感じるように。 なんだかわからないけど、それ(そのあたり)が気になってくる。

2011-11-30 11:32:47
Masaaki SATO @satomasaaki

なぜそれが今、あなたに見えているのか。 それは簡単。そこに光が当たっているから。

2011-11-30 11:25:25
Masaaki SATO @satomasaaki

物や人、被写体となる対象物は、実際、あなたの眼前に現れ、厳然と今、存在している。 あなたはそれを見、写真を撮ろうと思いつく。 さて、あなたが見ているのは何か。 それは今、あなたの眼前に存在する愛すべき対象。

2011-11-30 11:21:48
Masaaki SATO @satomasaaki

「見た感じそのまま撮る」とは、簡単そうで、実に奥が深い。 よほど構図で誤魔化したくなってしまうが、ちゃんと自分で被写体と向き合えば、ちゃんと自分のまなざしが画面に見えてくる。

2011-11-17 13:29:15
Masaaki SATO @satomasaaki

けれど、「そう撮りました」と言いながら、写真の中身より構成や構図を見せられる事が非常に多い。 わかりやすくするために、あるいは伝わりやすくするために、対比や余計なものを画面に入れてしまったり。 それでは、「ここで写真を撮ろう」と感じた作者の感覚が、画面から消えかかってしまう。

2011-11-17 13:27:41
Masaaki SATO @satomasaaki

写真は、撮りたいものを、撮りたいとき、撮りたいように撮ればいい。 人物や光景と出会って、見た感じそのまま撮ればいい。

2011-11-17 13:25:52
Masaaki SATO @satomasaaki

自分の感覚で自分の写真を撮ってるつもりが、どこかで見たような誰かに似てる写真ばかり。 感覚で撮ってるつもりが、つい頭で作ってる。 意外とそういう事は、よくあります。 自分で自分の写真を、がんじがらめにしていたり。

2011-11-17 13:24:48
Masaaki SATO @satomasaaki

被写体と対峙し、どんなに長い間、見続けたとしても、シャッターチャンスを逃すという事はあり得ません。 それぞれのシャッターチャンスは、常に存在します。 慌ててシャッターを押す事もなければ、策を練って組み立てて撮る事もない。 全ては、「自分」の感覚だけを頼りにして撮る。

2011-11-10 12:52:24
Masaaki SATO @satomasaaki

「こうなった」り「こうだった」事が言いたいんじゃなくて、「それで、私はこう感じた」そこなんだから。 表現したくなる動機って、撮る動機って、そこなんだから。 なのに「そのまわり」を「説明」してどうする。

2011-11-01 18:35:10
Masaaki SATO @satomasaaki

表現は「俳句」なの。 「これがこうなってこうで、そこでこうなったから私はこうだ」そんな全部を書き記してないって。

2011-11-01 18:34:31
Masaaki SATO @satomasaaki

これこそ「どこかで見た感じ」や「共通の美意識」を使って写真を見せているだけの事で、それは実際その写真の持ち味でも実力でもない。 ただ単純に「富士山は美しい」とか、「空間の空きで見せる」とか、そういった構図法や額縁効果で作られているだけで、決して「撮られた写真の効果」ではない。

2011-10-12 18:38:18
Masaaki SATO @satomasaaki

みんなが異口同音に誉める時は、失敗作である。 そういう場合、往々にして「きれい」という言葉が多用される。もしくは「なつかしい」という言葉が出てくる場合も多い。

2011-10-12 18:35:58
Masaaki SATO @satomasaaki

自分が気持ち良いときは、注意する事。 たいていの場合、感情が入りすぎていて相手に伝わらない。 イヤホンで音楽を聴きながら街を撮ったりすると、得てしてこういう状況に陥りやすい。 気分の入りすぎは良くない。ひとりよがりになってしまう。

2011-10-06 16:42:36
Masaaki SATO @satomasaaki

写真を見る人は、光景を見ると同時にこの写真を撮った撮影者のまなざしも感じます。 そうする事で撮影者の気分を共有し、あたかも自分が被写体と対峙しているかのような、撮影者の気分を追体験する事ができるのです。 写真鑑賞って、こういうところが面白いと思いませんか?

2011-07-08 15:05:23
Masaaki SATO @satomasaaki

写真が捉えているのは、眼前の光景のみならず、撮影者のまなざしです。 写真に写っているものが人物であれ植物や風景であったとしても、その写真を撮るときの、撮影者のまなざしが写真には写ってきます。 画面に写っている被写体以外のものが、写真には写っているのです。

2011-07-08 15:02:54
Masaaki SATO @satomasaaki

自分が思ったとおり相手に伝わるかというと、そうでもない。 見る人は、思い思い好き勝手に感じて、想像しちゃう。 おもしろいよね。おもしろいんだよ。 これを、おもしろいと感じるといいんだけど。

2011-07-08 14:50:34
Masaaki SATO @satomasaaki

タブローをやりたい気持ちは、わからなくもないけど、きっと飽きる。 見る人よりも先に、あなたの方が。 そのとき、そこから先に迷わない為にも、今、もっと自分の写真を見直してみて、自分が自分の枠や型についあてはめ、楽しようとしていないか、もう一度見てみるべき。そう思う。

2011-06-17 12:49:50
Masaaki SATO @satomasaaki

写真なんて何をどう撮ったって自由なんだから、もっと自由になったらいいのに。

2011-06-17 12:44:41
Masaaki SATO @satomasaaki

撮った写真を、写真にほとんど興味のない人に見せたときの反応と、写真仲間に見せたときの反応と、まったく異なるでしょう。 前者は、おそらく無心で写真と対峙する事になります。 どちらがより正しいか、そんな事はどうでもいい。 大切なのは、あなたがどちらを選ぶか、そういう事。

2011-06-17 12:07:49
Masaaki SATO @satomasaaki

受け手の立場になれば簡単にわかる事なのに、いざ発信側に立つと、あれこれ考えてしまう。 あなたは、誰に何が伝わったらいいなって思っていますか?

2011-06-02 12:44:34
Masaaki SATO @satomasaaki

写真でうまく伝える為には、うまい写真じゃダメだと思う。

2011-06-02 10:59:46
Masaaki SATO @satomasaaki

自分にうそをつかない。 自分の視線にうそをつかない。 そうすれば、撮った写真の中に、あなたの視線が入ってくる。 あなたの視線が写ってくる。 あなたの感じが、写り込んでくる。

2011-05-31 13:50:19
Masaaki SATO @satomasaaki

特に写真を続けていれば続けている人ほど、あちこちひねくり回したりこねくり回す人が多い。 ひどい人になると、そうするのがテクニックだと勘違いしている。 テクニックは表面で見せびらかすものでなく、奥底でしっかり支えているもの。

2011-05-27 14:58:14
Masaaki SATO @satomasaaki

あなたが撮った写真を見せるのは、わかって欲しいからでしょう?あなたという人がどんな人かを。 それとも、あなたの感性の鋭さやレタッチの腕前を隣人に見せつけたいだけですか?

2011-05-27 14:56:17
Masaaki SATO @satomasaaki

ねぇ、それを見せたいの?写真に撮った、その被写体を見せたいの?本当に? ちがうでしょう。見せたいのは、写真に撮ったその被写体じゃなくて、その被写体を前にした自分やそのときの自分の想いじゃないのかな。

2011-05-27 14:54:31
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