バンダイ『新撰組』について

itozaki_kei／イトザキ ケイ @itzk_k

「警邏」は、道や橋に人を配して怪しい人物を探すor見張る。現代風にいえば検問といったところか。これも最低２人。浪士と遭遇して斬り合いになることもあれば、味方のはずの薩摩藩士と出会ってやはり斬り合いになったりする。というか斬り合いか空振りしかないのがこれ。 #バンダイ新撰組

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「待機」も名前のとおり、ほかの任務で人手が必要なときに備えておく任務。最低２人。ただし「密偵」を支援することはできない。 #バンダイ新撰組

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といった４つに、最低人数を守った上で隊士を配置していく。もちろんある任務を別々に行ってもいいので、たとえば「密偵」を数人でばらばらに仕掛けたり、人数が必要な「改め」や「警邏」をあちこちで行うこともできる。 #バンダイ新撰組

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全プレイヤーがすべての隊士を配置したら、順番に解決していく。このとき使うのが一山分の「任務解決カード」。カードにはエリアの丁目、店の種類、番号が記載され、さらに密偵、改め、警邏などの任務結果が合わせて載っている。 #バンダイ新撰組

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分かりにくいので例を挙げれば「１丁目／宿屋／６番」「密偵：露見して浪士３人に襲われる／改め：火縄銃を発見する(５点)／警邏：なし」といった具合。 #バンダイ新撰組

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忘れてた。「任務解決カード」には「丁目／職種／番号」だけじゃなく、「大小」もあった。それに加えて、「職種」のところには「道」改め「路」も入るんだった。 #バンダイ新撰組

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もう一度整理して「任務解決カード」の内容を書くと、「丁目／職種or路／大小／番号」と、各任務の結果が記載されている。例を挙げ直すと「１丁目／宿屋／大／６番」、「密偵：露見して浪士３人に襲われる／改め：火縄銃を発見する(５点)／警邏：なし」という感じ。 #バンダイ新撰組

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で、任務解決を実際に行うさいは、まず一番上のカードを１枚めくってオープン。これに記載されてる「丁目／職種or路／大小／番号」が、このターンのすべての任務解決の基準になる。 #バンダイ新撰組

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この基準になったカードと、隊士が任務に就いている場所を比較し、「丁目／職種or路／大小／番号」がどれだけ一致しているのかを確認する。番号が合っていると３枚、それ以外が合っていると各１枚、任務解決カードが引けるようになるのだ。つまり最小で０枚、最大で６枚。 #バンダイ新撰組

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１枚も引けなかったらその任務は失敗し、隊士は即帰還する。１枚でも引けるようなら任務解決カードをめくり、実行した任務の欄に書いてある結果を適用する。複数引ける場合でも、なにか書いてあった時点で引くのは終了し、発生したイベントを処理する。 #バンダイ新撰組

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なにも書かれておらず、まだ引ける場合は続行。ぜんぶ引くかなにか起こるまでめくっていく。 #バンダイ新撰組

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つまり、カードの上半分に書いてある「丁目／職種or路／大小／番号」は基準となる最初の１枚のみが重要。それが決まって以降は、下半分の各任務の結果が必要だということ。こなれてない説明ですいません。 #バンダイ新撰組

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ちょっと細かく説明しすぎた気がするので、ここからはざっくりと。ともあれ、任務解決カードを引いていって結果を適用し、そこで斬り合いが発生すれば個々に解決していく。そのターンの１番のプレイヤーからすべての任務を解決し、全プレイヤーが終了したところで一区切り。 #バンダイ新撰組

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浪士を倒す、武器を押収する、情報を得るなどして稼いだ功績ポイントは集計しておく。そして「情報カード」を得たプレイヤーは功績ポイントを稼いだのみならず、浪士の計画を阻止するため「襲撃」を実行する。 #バンダイ新撰組

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「襲撃」は基本的に自隊の隊士すべてと、イベントによっては有名隊士やほかの隊の隊長を率いて行える。「密偵」の露見や「改め」「警邏」のときの浪士出現は新撰組側に不利な状況になることも多いが、こちらから仕掛ける「襲撃」はそれが逆になる。 #バンダイ新撰組

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というわけで、「襲撃」は「情報カード＋浪士を倒す」で二重に功績ポイントを稼げる、プレイヤーにとっての晴れ舞台だ。情報カードを得られる可能性はかなり低いため、プレイヤーはあの手この手でそれを得ようと頭をひねることになる。 #バンダイ新撰組

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そして、この「襲撃」の花形が池田屋事件。情報カード中で一番点数が高いだけでなく、これ専用の浪士たちが用意されており、その上戦闘は常に主導権を握れるという特別ルールまである。これに当たったプレイヤーにとっては狂喜乱舞の代物だ。 #バンダイ新撰組

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順番が前後したが、ここで戦闘ルールの説明。基本的には１対１で勝負し、自分のユニットと相手の剣術を比べて差を確認し、ダイスを振ってその差を加えてから戦闘結果表を参照する。結果は「なし」「負傷」「即死」の３種類。 #バンダイ新撰組

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「負傷」の場合、それ以降剣術が１下がった状態になる。蓄積していった結果、０になったら死亡。差が１以上あると「即死」の可能性がある。つまり剣術１の人物はあっさり死に、３や４の人物は強力かつしぶといということになる。 #バンダイ新撰組

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ただし味方の人数が多い場合は、最大２人まで助勢することができる。１人いるごとに＋１。剣術１の３人と３の１人なら、互角とまではいえなくてもある程度戦えるようになる。この判定を、敵味方交互に行って戦闘を解決する。 #バンダイ新撰組

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ごくシンプルなルールながら、これによって「少数精鋭が多数の雑魚を撃破する」「多数に囲まれた名剣士が死闘の末討たれる」、あとはやや悪趣味(？)ながら「双方負傷者多数でボロボロになりながら戦い続ける」などのチャンバラ的なシチュエーションを再現できる。 #バンダイ新撰組

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「襲撃」の処理後、なければそのまま残務処理を行う。負傷者の入院、すでに入院している隊士の回復チェック、新規隊士の追加、病気や出張隊士の帰還etc…。最後に前述した功績ポイント集計と計算を行い、ターン終了。 #バンダイ新撰組

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…とまあ、ことばにすると長ったらしくてややこしいようにも思えるが、実際にプレイしてみると案外スムーズに進行する。これはプレイヤー同士の対決や戦いがなく、それぞれが個々に任務を行うというシステムに起因するところが大きい。 #バンダイ新撰組

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こんな風に１２ターンをプレイし、最終的に「誠ポイント」を一番多く持っているプレイヤーの勝利。最大の４人でプレイしても、数時間あれば終わるかな。 #バンダイ新撰組

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で、ある意味ここからが一番のお楽しみ(？)。ゲーム終了後、プレイヤーは各１枚配布されている記録シートを裏返し、そこにあるチャートを使用してあるイベントを処理するのだ。そのイベントの名は「その後の新撰組隊士」。 #バンダイ新撰組