思想2012年8月号（1060号、岩波書店）

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

「ドゥルーズの哲学原理」連載第四回を提出。今日の天気のように晴れ晴れとした気持ちである。

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『思想』（岩波書店）で連載中の『ドゥルーズの哲学原理』ですが、第四回が既にゲラになっており、次の次の号に掲載予定です。

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ドゥルーズ=ガタリの仕事は、ドゥルーズ一人の仕事とどこがどう違うのかを理論的に明らかにしています。担当編集者の方からは、「一見意外に見えて実は正攻法」の論述、「こんなＤＧ論は見たことがない！」という評価をいただきました！

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自分でも峠を越えたという気持ちです。連載は全五回。あともう一つで終わります。もう一回、頑張ります。

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

ところで今度『思想』に掲載される「ドゥルーズの哲学原理」第四回はドゥルーズ＝ガタリについて論じています。僕としては初めての試みで大変苦労したし、夏休みはそのせいでふさぎ込んでいました。しかしなかなかの出来になっていると思います。はじめてラカンを使って論文を書きました。

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でも、今連載してる俺のドゥルーズ論はそういう神秘的なベールを取って、彼の著作の全体を位置づけるためのもの。輝きを眺めるのではなく、読むための作業。

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ドゥルーズ論は最終回となる連載第五回を既に書き上げました。全五回の連載は『ドゥルーズの哲学原理』として岩波書店より6月18日に出版されます。新創刊シリーズ「岩波現代全書」の第一弾、ナンバー001として発売です。

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

今回、「ドゥルーズの哲学原理」第五回を書き上げて、はじめて、『千のプラトー』が読めるようになった。俺の中で明確な位置が与えられたからだと思う。

KoichiroKOKUBUN國分功一郎 @lethal_notion

いま一番気がかりなのは、岩波現代全書のデザインなんだよなぁ。キチンとかっこいいのにして欲しいなぁ。それこそ、棚のその部分だけ輝いて見えるような、そんなデザインにして欲しい。だって自分の本が入るわけだからね。もう白地に文字だけっていうMinuitの本みたいのでもいいかもな。