早見裕司さんによる【ジュニア覚書】まとめ
講談社X文庫ティーンズハート
【ジュニア覚書】スニーカーについては、調べて下さる方もいらっしゃるので、勝手に先へ進んでしまいますが、1987年、講談社X文庫ティーンズハートがX文庫から生まれます。これについては、花井愛子さんの「ときめきイチゴ時代」(講談社)を読んでいただければと思うんですが、えーっと……
2012-08-06 02:44:58コメント
@laosuu あの本はよい本なんですが、けっこう思い込みで書いてるところがあって「自伝」なんですよね。
2012-08-06 02:46:23なるほど。少し引いた視線が必要ですね。 RT @minakawayuka @laosuu あの本はよい本なんですが、けっこう思い込みで書いてるところがあって「自伝」なんですよね。
2012-08-06 02:47:03双葉文庫ショートショート劇場
@laosuu 新書は対象外とのことですのでトクマノベルズMioと講談社Jノベルスは飛ばされてもいいんですが、双葉文庫『ショートショート劇場』のシリーズには触れておいてもいいと思います。『ショートショート劇場』あっての講談社『封切劇場』、あってのJノベルス。
2012-08-06 03:00:15@ishikawasei1 ショートショート劇場のことは、いまのいままで忘れていました。申しわけない。書庫へ入れるようになるまでお待ち下さい。
2012-08-06 03:01:52@laosuu それは多分オレの領分ですから、お構いなく。オレ史観だと「ジュニア文庫の系譜」に「豆本」も入っちゃうぐらいですからね。ワニの豆本75年創刊、豆たぬきの本78年創刊、二見書房ミニサラは『なぞなぞの本』から数えるなら75年『チビっ子猛語録』から数えるなら72年…
2012-08-06 03:13:21ティーンズハート以降
【ジュニア覚書】ティーンズハートは、とにかく、むちゃくちゃ売れました。そこには戦略もあり、逸話もあるんですが、まだ書けないこともいろいろあります。ただ確かなのは、子どもの読書量調査で、ホームズ・乱歩・ルパンが定番だったのが、女子は花井・折原みと、男子は水野良に変わったこと。
2012-08-06 02:52:22【ジュニア覚書】念のために。水野良さんは、言うまでもなく「ロードス島戦記」ですね。講談社とフォロワーの少女小説シリーズ化に、角川(と富士見)はファンタジイで対抗した――というと、あまりに雑ですが、ごく大まかに言うと、そんな感じでした。この辺は、研究家の方がいらっしゃるでしょう。
2012-08-06 02:55:40【ジュニア覚書】こうして、ソノラマ、コバルト、ティーンズハート、スニーカーと大きなレーベルが出揃ったところで止めたいんですが、使える時間も少ないので続けてしまうと、88年以降、ジュニアのレーベルはぞくぞく生まれては、かなりの割合で消えていきました……
2012-08-06 03:01:08【ジュニア覚書】1899年に創刊されたのが、ケイブンシャ・コスモティーンズ。少女向けホラー専門文庫という斬新な企画でしたが、思ったように売れず、中盤から恋愛物も含めて32冊で終わりました。佳作はけっこうあったんですが、イラストレイターが確保できなかった、というのが関係者のお話。
2012-08-06 03:06:44【ジュニア覚書】1988年には、富士見ファンタジア文庫も生まれていますが、それこそ皆さまのほうがお詳しいでしょう。ジュニアに入れていいのかどうか分からないのが光風舎アルゴ文庫。中原涼・横田順彌・吉岡平・松尾由美(デビュー作)など、興味深い顔ぶれです。
2012-08-06 03:09:28【ジュニア覚書】さて、怒濤の1989年。ジュニア関連のレーベルが6つ生まれます。点数が少ない方から言うと、バンダイ・キャラクターノベルズ。小説を2冊、ゲームブック、「ガンヘッド」のメイキングを確認しています。
2012-08-06 03:17:04【ジュニア覚書】89年、MOE文庫スイートハート。永田萌にちなんだ「月刊MOE」を出すためのMOE出版が出したシリーズ。全37冊(発行者の方に確認)。これは多少のムラもあるものの、佳作もずいぶんありました。特に野原野枝実(桐野夏生)さん、矢崎ありみ(存美)さんなどは、出色です。
2012-08-06 03:24:07【ジュニア覚書】MOE文庫続き。野原さんの小説は、後の桐野夏生につながる、闘う女子の姿が気持ちよく、矢崎さんの「ありのままなら純情ボーイ」は、てるてる坊主のゾンビが活躍する、という突拍子もない話なのに、独特の浮揚感が気持ちいい作品です。
2012-08-06 03:27:13【ジュニア覚書】長くなりましたが、MOE出版はMOE文庫を出し終えて(というとちょっと語弊がありますが)解散、MOE文庫の出版権は、偕成社に売却、「MOE」は白泉社から出るようになりました。
2012-08-06 04:57:42【ジュニア覚書】89年、エニックス文庫。主にドラクエのノヴェライズをやっていましたが、同時にオリジナル小説も出るようになりました。私も一冊書きました。オリジナルが出ていたのは、ごく短期間でした。
2012-08-06 05:03:01【ジュニア覚書】徳間文庫パステルシリーズ。アニメージュ文庫に対して、文庫編集部がこちらもこちらで、という感じで出したものです。最初は藤井青銅さんや岬兄悟さんも書いていましたが、結局、花井愛子さんが中心の少女小説シリーズになりました。全冊揃えましたが、まだ読んでいません。
2012-08-06 05:09:20【ジュニア覚書】89年、いちご文庫ティーンズメイト(双葉社)少女小説のシリーズです。若手のSF作家、ミステリ作家などが変名で書いている、豪華なラインナップらしいです。休刊した理由は、社内事情と聴いております。売れなかったわけじゃないらしい、と。
2012-08-06 05:12:35【ジュニア覚書】89年、レモン文庫(学研)。少女小説のシリーズです。森奈津子さんを世に送り出したのは大きな収穫でした。その他、かなり華やかな印象があります。かなりの点数が集まりましたが、まだ手をつけていないので、この辺で。ここまでが80年代のジュニア文庫です。
2012-08-06 05:17:37【ジュニア覚書】90年代は、出た年だけ。90年パンプキン文庫、大陸ネオファンタジー文庫、91年がX文庫ホワイトハート、パレット文庫、ハヤカワ文庫ハィ!ブックスはジュニアに入れるかどうか微妙。92年コバルト文庫ピンキーシリーズ、小学館スーパークエスト文庫、角川ルビー文庫。
2012-08-06 05:25:19【ジュニア覚書】93年、キャンパス文庫、ログアウト冒険文庫、電撃文庫。一応ここまでぐらいが蒐集範囲です(正確には92年まで)。後は、思いついたとき、ぽつぽつと……。
2012-08-06 05:30:20