ニー仏×慈永和尚　対談：「仏陀と阿羅漢」　　弐

ニー仏 @neetbuddhist

@jiei_yushi001 そう言っていただけると恐縮です。私も天台三大部については、勉強しなきゃいかんと常々思ってはいるのですが、まだ『摩訶止観』を少しなぞったくらいで全く果たせておりませんので、もっと精進せねばと思っております。

@jiei_yushi001

@neetbuddhist 「無余依涅槃」はともかくとして「無余灰断」は、ご推察のとおり中国の言葉でしょう（おそらく）。先ほどの三乗共十地という天台教理に出てくる話ですから。ただそうするとなおさら断見ではなくなる。なぜなら天台はこの「無余灰断」の先に成仏があるからです。

ニー仏 @neetbuddhist

@jiei_yushi001 今回の話の趣旨は、とりあえず「無余依涅槃」が「断見」ということは、テーラワーダ的にもないのではなかろうか、ということです。そこが御理解いただければと。しかし、無余灰断の先に成仏がある、というのは面白いですね。その論理はもう少し勉強したいところです。

@jiei_yushi001

ここがまさしく重大な点で、以前のこのTweet https://t.co/pXtjiiS7 につながるんですね。 RT:@neetbuddhist 無余灰断の先に成仏がある、というのは面白いですね。

@jiei_yushi001

@neetbuddhist 法華経では阿羅漢も次々の授記を授かるのはご存知だと思いますが、実はこのあたりを見てこないと「ブッダになれないはずの阿羅漢がブッダになれる」ことが、いかに意外で衝撃的かが見えてこない。

@jiei_yushi001

@neetbuddhist 私はここはやはり『中論』に典拠を求めたい。「若し俗諦に依らざれば、第一義を得ず。第一義を得ずんば、則ち涅槃を得ず。第一義は皆言説に因る。言説は是れ世俗なり。この故に若し世俗に依らずんば、云何が涅槃に至ること得ん」（『中論』観四諦品）

@jiei_yushi001

@neetbuddhist 言説の限界性を説いた龍樹自身が、言説によってこそ涅槃を得るのだと説いた部分ですね。

ニー仏 @neetbuddhist

@jiei_yushi001 これ、インドだとそうなんですよ。悟りに「往く」ときだけ言葉を使う。しかし、中国だとそこから現象の世界に「還って」きたとき、はじめて悟りが完結する。その場合、言葉はゴータマ・ブッダが言ったような、「用が終わったら捨てる筏」みたいなものではなくなる。

ニー仏 @neetbuddhist

@jiei_yushi001 そのあたりの話を、明日は少ししようかと。今日はもう限界ですがｗ

@jiei_yushi001

@neetbuddhist 承知しました。

@jiei_yushi001

忘れるのでマークした。https://t.co/sx1B1Ifm

ニー仏 @neetbuddhist

@jiei_yushi001 これ、インドだとそうなんですよ。悟りに「往く」ときだけ言葉を使う。しかし、中国だとそこから現象の世界に「還って」きたとき、はじめて悟りが完結する。その場合、言葉はゴータマ・ブッダが言ったような、「用が終わったら捨てる筏」みたいなものではなくなる。

ニー仏 @neetbuddhist

すみません。マークしていただいて申し訳ないのですが、「インドだと」、「中国だと」というのは、さすがにちょっと雑駁すぎる語り方でした。「還相を問題にする場合、言葉と悟りは本質的に連関することがある」くらいに訂正します＾＾； RT @jiei_yushi001 忘れるのでマークした。

ニー仏 @neetbuddhist

さすがに力尽きた。ネルー

@jiei_yushi001

法華経の話になるのだけれども、これhttps://t.co/AQj4Y0Hqを思うと、常不軽菩薩品で比丘たちがキレる意味も見えてくるように思う。

@jiei_yushi001

ここがまさしく重大な点で、以前のこのTweet https://t.co/pXtjiiS7 につながるんですね。 RT:@neetbuddhist 無余灰断の先に成仏がある、というのは面白いですね。

@jiei_yushi001

ブッダにならないって言っているのに「（傲慢な）あなた方をけして軽蔑しません。なぜならあなた方は将来ブッダになるからです」とか云われると「さすがに何だコイツは」ってなるだろうし、極端な状況では打擲されることにもなりかねない。意外にこれはモデルとなる史実が存在しているのではないか。

@jiei_yushi001

ていうか、ニー仏さん中国禅からアプローチするのか。こっちは中国禅なんか全然知らん。禅宗になったのも禅に興味があってなった訳ではなくて、めぐり合わせでなったにすぎないので、話についていけるかどうかも分からんな。また自分は（他の禅僧方とは違って）禅学がスポンと抜け落ちているからなあ。