『西洋美学史』twitter読書会 6章~8章

小田部胤久著の『西洋美学史』を、なんとなく集まった専門バラバラ文系民で読み進めた読書会の試み第三回まとめ(8/15)。
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いっしー @isshyisshy

@ja_bra_af_cu でもその本だと、欧州全体の歴史の話みたいに言ってるのね。 http://t.co/5YOGWcHk ←詩の原文。彼の詩における発想を拡大解釈して、筆者が自分の論説の補強に使ってるかもなーと思ったり。いやもう個人の感想なんでご参考まで #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:08:39
tamachang@いろはうた&VX-β @tamachangchan

@isshyisshy @ja_bra_af_cu いっしー、あなた・・。 エリオット・マニアだからって釣られちゃいけないぜ? ここは、そういう場ではないので、黙ってなさい。 物事には順番ってものがある。

2012-08-16 01:18:43
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@isshyisshy おお、いっしーさん来てくれたw ご意見ありがとうございます。私が『文芸批評論』を読んだときはだいたい小田部のいってるようなことかなーと思ってたのですが、個人のことかある文化全体のことかは今すぐは判断つかないです。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:11:10
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

読んでない人も巻き込んでコメントしあうのがtwitter読書会の意義なので,これでいいんじゃないですかねw #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:23:47
jabrafcu @ja_bra_af_cu

. @isshyisshy @tamachangchan いっしーさんのおっしゃることも根拠のないことではないので大丈夫ですw できれるならエリオットの書いたことをちゃんと追って考えないといけないところではありますが、そこまでやる余裕はないかもw

2012-08-16 01:21:19
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

うーむ。エリオットのあそこは芸術史全体として見るか,個人史として見るかでとても印象が違うな。個人の読書歴(鑑賞歴)により過去に読んだものの意義が再構成される,というのも確かにある。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:16:56

いっしーさんが指摘された箇所で小田部が引用しているのは「伝統と個人の才能」(1919年、『文芸批評論』岩波文庫に翻訳が所収)であり、The Four Quartets 冒頭とは異なるようです。城戸朱理による翻訳と比較してもやはり違うように見受けられます。(http://kidoshuri.seesaa.net/article/10854797.html

氏家理恵の論文によれば、The Four Quartets が発表された1936までにエリオットは妻との不和やカソリックへの改宗を経験しており、作品にそれが影響しているとのこと。加えて世界大戦によるヨーロッパの伝統の斜陽をみたエリオットの、時間や歴史への意識の変化がそこにあらわれているとのことです(氏家理恵 2011 「T・S・エリオットの文化論」『聖学院大学論叢』vol. 23(2), pp. 135-149)。
(ja_bra_af_cu)

jabrafcu @ja_bra_af_cu

あとこういう芸術をやれるのは天才だけだみたいな考えが西洋では強いらしく、特に音楽では「私は『本当には』歌えないから」みたいにいう人もいるらしく(クリストファー・スモール『ミュージッキング』)ある種の不自由さを生んだのも確か。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:26:33
jabrafcu @ja_bra_af_cu

そういう文脈を踏まえると、ジョン・ブラッキング『人間の音楽性』が、アフリカ社会では音楽の才能は誰もがもっているものとされていることを紹介し、衝撃を持って迎えられたというのがわかる、のかな #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:28:26
jabrafcu @ja_bra_af_cu

あとやはりあたらしくなきゃイカんのかというのも。新しさをよしとした進化主義的な発展史でとらえることのまずさというのも指摘されてますが、そも近代以前だと前例を踏襲するのが職人-芸術家の本文だったりするし、古典落語は話芸だけで成り立ったりもするはず。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:37:00
jabrafcu @ja_bra_af_cu

革新的な業績を残した人がすごいのはわかるし、予想がつきすぎてしまうと面白みを感じられなくなるかも、という前回の議論もわかる部分もありつつ、どうなのかなーと。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:39:38
tieckP(ティークP) @tieckP

@ja_bra_af_cu やっぱり、「知らないこと」の恐怖と同じくらい「知り尽くすこと」の恐怖があるのかもしれないですねー。アリストテレスさんは、人は知りたがるものだ、って言ってますから、それが終わるのを予感するのは怖いという。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:39:40
tieckP(ティークP) @tieckP

@twidokusho つまり、ライプニッツさんの議論を援用すると、感覚の快は合理性を意識しない段階で生ずるので、繰り返して合理的だと分かってしまうと、この麻薬的な快楽が得られないような、という。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:44:49
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@tieckP そういう人もいるかもですねー。生が常に一回的なものであるから同じ作品をやっても同じ体験はない、ので知り尽くすこともないとかいえるかもですが。(そういう点で生まれつきの自然権 [や身体] に創作の源泉を見るのは面白いともw) #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:44:07
tieckP(ティークP) @tieckP

@ja_bra_af_cu 僕らは大根を「大根」として括って食べてしまいますが、一本一本眺めると、どれも形が違っている、みたいな話ですよね卑俗化すればw 

2012-08-16 01:50:12
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@tieckP そうですねw 厳密に言えば違うけど、食べてる側への刺激はほとんど同じで、そればっかり食べてたら飽きるかもw

2012-08-16 01:51:42
よしひら@福岡 @ryoshihira

生の一回性については、ツァラトゥストラの感想で書いたなー、と思ったらタイトル間違えてたwワロスw

2012-08-16 01:57:25
tamachang@いろはうた&VX-β @tamachangchan

@ja_bra_af_cu 天才すげえ! ≒ なにがすげえのかわからんから、すげえええ!! ≒ その作者は世界霊魂と繋がっているに違いない ≒ ロマン主義 というのがあって、そのロマン主義の時代に美学という概念が整備されている。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:45:13
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@tamachangchan そうですよね。そういう図式が延々とロック批評やジャズ批評にまでつながってきてて。そうじゃないんじゃないのというのが最近言われ始めてるのかなと。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:47:56
tamachang@いろはうた&VX-β @tamachangchan

@ja_bra_af_cu 近代主義は、今も、ニューエイジとか新ロマン主義の中に生きていて、ポスト・モダンはそれを相対化しようとする。 ポスト・モダンは20世紀では負けた。 が、ICTによって復活の儀をしている。CGMとかね。 というのが個人的な感覚。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 02:15:53
tamachang@いろはうた&VX-β @tamachangchan

@ja_bra_af_cu ポスト・モダン≒絶対なんてねえぜ!(お前もな!) っていう信仰は、 モダン≒人間は絶対で万能なんだぜ! という信仰と比べると、多くの人にとって魅力的ではない。 ので、天才すげえ信仰は、今も脈々と受け継がれているんだと思う。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 02:44:03
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

音楽物の作品において,音楽を魂の象徴として扱って良いかという話(無論「天才」論にもつながる)は私のTLでも何度か出てきてますね。ちょっと関連する話として,一応。 #西洋美学史読書会

2012-08-16 01:52:39
tieckP(ティークP) @tieckP

@nix_in_desertis その場合、音楽は反動的っていうか、魂が「何による抑圧・支配」から解放されるかが重要な気がしますねー。

2012-08-16 01:55:23
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@tieckP @sakstyle @nix_in_desertis 17日が予備日になってたと思うので、良ければ17日に9章と10章をやりましょうか。ヒュームはtieckP担当だったのでレッシングを誰か。

2012-08-16 01:50:54
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