『鉄十字の軌跡』出版記念トークセッション

7月17日に東京中野で開催されたウォーゲームと戦史に関するトークイベントと、翌日におこなわれたコンベンションに関する発言をまとめました
5
前へ 1 2 3 ・・ 7 次へ
たかさわ @gameape

大木さん「四半世紀前の時点で僕はSLGを歴史小説だと思っていた。川中島の戦いを「霧の中で戦って両軍が大損害を出した」だけ見せて嬉しい人がいるのかな」

2010-07-17 14:31:14
たかさわ @gameape

大木さん「今ならもっとスマートな方法があるかもしれない。バンダイは他との差別化のためにギミックを求めた。積み木を見たときに「コストを気にしないバンダイのゲームにこの手を使えば」と後悔した」

2010-07-17 14:32:34
たかさわ @gameape

大木さん「歴史学はおこらなかったことを重視せず、なぜ起きたかを重視しがち。歴史家としての僕はドイツ必敗論。でも、ゲーマーとしては「あそこをこうすればもっとよくなったのでは」と切り分けて考えてしまう」

2010-07-17 14:36:14
たかさわ @gameape

大木さん「(高校生くらいのときは)日本は絶対勝てないけれど、ドイツはもしかしたら、と思っていた。その後に勉強して夢を粉砕された」

2010-07-17 14:36:59
たかさわ @gameape

大木さん「床屋軍談として「ドイツ軍がこうすればああなった」と話すのは面白いが、学問的、社会的にはちょっと厳しい。夢を見る手段としてのSLG」

2010-07-17 14:38:16
たかさわ @gameape

鹿内さん「SLGは切り取ることで作品になっている。また、歴史と比べてどれだけうまくやったかという切り取りもある。なので矛盾は感じない。切り取らないと作品にならない。小説も映画も切り取り」

2010-07-17 14:39:17
たかさわ @gameape

大木さん「作戦級だと「ここだけ切り取ると面白い」がある。戦略級のような大きなレベルでやると「ポーランド戦でドイツの爆弾を使い尽くしちゃったんだよな」と考えたりする」

2010-07-17 14:40:33
たかさわ @gameape

質問コーナー1「最近の戦史関連でおすすめのものがあれば」

2010-07-17 14:41:01
たかさわ @gameape

大木さん「補給戦を書いたクレフェルトの「カルチャーズ・ウォー」。ところで「補給戦」以外を読んだ人いますか?」

2010-07-17 14:42:41
たかさわ @gameape

大木さん「クレフェルトのFighting Powerは組織論で米軍と独軍を比較したもの。そのほかの本も面白い。」

2010-07-17 14:43:46
たかさわ @gameape

大木さん「Cultures of Warは人々が戦争を好きだらやっている、という話」

2010-07-17 14:44:33
たかさわ @gameape

大木さん「やっぱり「鉄十字の軌跡」でしょう」

2010-07-17 14:44:50
たかさわ @gameape

質問「カバーがかっこいいんですが誰が?」

2010-07-17 14:46:29
たかさわ @gameape

浅野さん「昔のSPIのフラットトレーっぽく、という依頼だったので、写真を加工せずシンプルに作った」

2010-07-17 14:47:34
たかさわ @gameape

大木さん「洋書っぽい」

2010-07-17 14:47:45
たかさわ @gameape

浅野さん「昔のサイモンセンのデザインでもフォントを小さくしてかえって目立つというのがあった」

2010-07-17 14:48:10
たかさわ @gameape

質問3「この本のターゲットは80年代のゲーマーの「懐かしさ」であるように思うが、何か狙いはあるか?」

2010-07-17 14:49:09
たかさわ @gameape

中黒さん「メインのターゲットはウォーゲーマーだけれど、戦史に興味を持った人がゲームに興味を持ってもらえるのでは」

2010-07-17 14:49:45
たかさわ @gameape

高梨さん「歴史好きの人にゲームを知ってほしいよね」

2010-07-17 14:50:13
たかさわ @gameape

質問「25年前の文とのことだが、今となっては古い情報はないですか?」

2010-07-17 14:50:59
たかさわ @gameape

大木さん「今となってはこうだった、と言うことはあると思う。とはいえ、全体像が変わってしまうようなことはないと思う」

2010-07-17 14:51:31
たかさわ @gameape

大木さん「歴史家として新しい資料を見て考え方が大きく変わってしまうことはあまりない。クルスクにしても、旧ソ連の資料が出てくる前から「そんなに戦車壊れてないよな」といった兆候はあった」

2010-07-17 14:53:19
たかさわ @gameape

鹿内さん「歴史の解釈はどんどん変わっていってよいと思う。おこったことは同じでも解釈は変わる。それが面白い。昔の歴史を読むと意味が全然違ったりする」

2010-07-17 14:54:32
たかさわ @gameape

休憩中はサイン会状態

2010-07-17 15:01:56
前へ 1 2 3 ・・ 7 次へ