「墨だまり」「すみとり」について

印刷すると文字の内側のカドにできるインクのにじみ。これを避けるための対策も古くから行われてきました。英語で言うinktrapに相当する日本語もいろいろあり、同じ単語が複数の意味に使われるなど混乱しています。
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Yumi Takata @Yumit_419

ひゃ〜!こんなに細かい処理をしていたんですね!若い頃にホワイト入れたのは「木」など黒味の集まる部分だけだったな… RT @Tsukushi55: スミトリ、人によっては切り込みと言っていた人も…小Q数時の 滲み と すみだまり 補正対策…http://t.co/rp63JWuM

2012-08-29 12:35:23
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藤田重信 @Tsukushi55

@Yumit_419 普通は「木」のような部分だけです。 しかし、自動写植機用+小級数用+新聞紙用の限られた書体にのみこの処理を施したのでした。

2012-08-29 13:00:50
Yumi Takata @Yumit_419

@Tsukushi55 丁寧なご説明を有難うございました!特別な書体だけの処理なんですね。写研さんは、こんなところまで切りこみを入れていたのか…とびっくりしました。TBではホワイトは原字に直接入れる場合と、紙焼きに入れる場合とありました。

2012-08-30 07:58:09
藤田重信 @Tsukushi55

@Yumit_419 いいえ、どういたしまして。 電算用新聞書体に適用した処理です。 多くの横画に交差する縦画を蛇腹処理などとも言っていた記憶があります。 原字は紙にホワイト。時代は下り後にフィルムに修正刀で処理していました。

2012-08-30 08:18:14
藤田重信 @Tsukushi55

ボケ味 にじみ、墨だまりなどは時代によって「悪」であったり「善」であったりだ。 写植時代は悪 DTP以後は善 写植期の美しい文字印刷物を目指し究極文字エッジ再現への執念の墨取り。 書物誌面に親和性を求め、文字に滲み ボケ 墨だまりをデザインに取り入れる現在。時代とは面白い。

2012-08-30 08:42:58
長久雅行/nagahisa @Nagahisa_design

@Tsukushi55 それどころか古くて擦れた活版の文字風、あるいは読めないほど傷ついた文字を誌面に積極的に導入しようとしている。なんか、シャープすぎるとウソに見えるという気分がある。一方でシンプルなのが流行るのも理解できるけど…

2012-08-30 09:31:59