シンポジウム「福島原発で何が起きたか―安全神話の崩壊」(2012/8/30,31)

シンポジウム「福島原発で何が起きたか―安全神話の崩壊」 2012年8月30日(木)・31日(金)/東京大学駒場キャンパス http://www.kk-heisa.com/20120830/ <後日動画配信予定> <岩波「科学」別冊として11月発刊予定らしいです。> 続きを読む
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セッション1:「福島第一原発で何が起こったか」

HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」第1日まもなく開始。すでに300人以上の方が着席、予約状況では400の席がすべて埋まる見込み。ガンダーセンさんは「ちょっと睡眠不足だが、日本の缶コーヒーで目が覚めるよ」と笑っておられます。#nukeF1

2012-08-30 09:28:06
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」続/ セッション1前半の座長、井野博満さんが構成を紹介。まず、田中三彦さん、アーニー・ガンダーセンのプレゼンを50分ずつ。そのあと質疑討論。#nukeF1

2012-08-30 09:41:04

田中三彦(サイエンスライター、国会事故調査委員会委員)「福島原発事故における地震による機器損傷の真相に迫る」

HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」3/ 田中三彦さん「Getting to the bottom of the Fukushima nuclear accident」事故の物理的な背景、津波ではなく地震で致命的な損傷がおきたかどうか。#nukeF1

2012-08-30 09:45:28
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」4/ 国会事故調の役割、事故原因を3.11以前のことと以降のことに分けて調査。原発は地震津波に耐えられる状態だったのか。そして、実際に何がどのように進行したのか。私たちの調査チームは調査員をふくめ15名くらい(事務員のぞく)。#nukeF1

2012-08-30 09:49:36
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」5/ 調査に使えた実質的な時間は3ヶ月半くらい。ツール(シミュレーションなど)は無かった。運転員たちからの詳細な聞き取りが中心。東電の計算には疑問が多々あったが報告書ではそれらの問題まで書き込むことができなかった。#nukeF1

2012-08-30 09:52:37
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」6(田中三彦さん続)津波の問題、1号機SR弁の問題、この2つに絞ってお話したい。地震が原子炉施設に致命的な損傷を加えていないかどうか、真相を見極めたい。津波がSBO(全電源喪失)をひきおこしたというのが一般的な理解だが、それでよいのか。

2012-08-30 09:57:45
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポジウム「福島原発で何が起きたか」7(田中三彦さん続) 津波襲来について、東電が発表している映像の時間に疑問がある。弁護士の伊藤良徳さんが事故調調査員としてこの問題を追及した。#nukeF1

2012-08-30 10:00:43
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」8(田中三彦さん続)第1波15:27、第2波15:35という東電の発表、政府もこれをiAEAに報告。よく調べてみたら、これらは1.5km沖合の波高計(圧力式)での時刻。堤防突端からは0.8km。サイトへの到着時間は2分以上後になる。#nukeF1

2012-08-30 10:07:07
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」8(田中三彦さん続)実際には津波は堤防の南から回り込んでいるので、所要時間はもう少しかかる。3分か、もうすこし。#nukeF1

2012-08-30 10:16:02
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」8/ (すみません、午後の発表者との打ち合わせでちょっと離脱してました)

2012-08-30 10:17:22
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」9(田中三彦さん続) 私たちの調査追及に対して、東電は津波のサイト到着時を15:37と文書回答したが、一般的には15:35という当初発表を修正していない。二枚舌。1号機DG-1Aトリップの時刻は15:36以前。つまり津波前にトリップしている。

2012-08-30 10:20:20
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」10(田中三彦さん続) 津波が原因ではなくトリップ(緊急停止)したとしたら、何が原因か。現場検証ができないので分からないが、地震による配管損傷の可能性。#nukeF1

2012-08-30 10:21:46
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」11 (田中三彦さん続)もうひとつの問題、SR弁(現場用語で「逃し」)が1号機で作動しなかった可能性。事故調でのヒアリングを進めるうち、この疑いが強まってきた。#nukeF1

2012-08-30 10:24:35
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」12(田中三彦さん続)1号炉の水位の記録、短時間で急降下。主蒸気隔離弁を閉じて「やかんの口をふさいだ」状態、炉心圧力上昇、SR弁をあけて逃す。水位さがって危険になると弁を閉じる。断続的にこの動作を繰り返す。津波到着前にこの動作を繰り返した運転記録。

2012-08-30 10:31:28
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」13(田中三彦さん続)SR弁を開いて、高圧高温の蒸気がトーラス(SC)に入ると、その衝撃で大きな音(震動)がする。しかし1号炉では電源喪失のあと「とても静か」だったとの証言で運転員は一致。#nukeF1

2012-08-30 10:34:05
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」14(田中三彦さん続)2号機ではSR弁の開閉動作ごとに大きな音を運転員が聞いている。しかし1号炉では誰も聞いていない。2号炉運転員も「1号機のほうからの音は聞いていない」。1号機ではSR弁の動作自動記録はされていない。客観的記録が存在しない。

2012-08-30 10:36:44
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」15(田中三彦さん続)東海、女川でもSR弁は作動している。Mark I の炉では音がしている。福島第1でSR弁の音がしなかったのは蒸気圧力がすでに下がっていた、つまりすでに漏れていた、という可能性。#nukeF1

2012-08-30 10:38:40
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」16/ 以上、田中三彦さん。続いてアーニー・ガンダーセンさん登壇。

2012-08-30 10:41:24

ア-ニー・ガンダーセン(フェアウィンズ・アソシエーツ社 チーフ・エンジニア)「福島原発事故から、すべての原子力関係者が学ばなければならないこと」

HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」17(ガンダーセンさん)福島事故の教訓は、日本にとっての教訓だけではなく世界共通の教訓だということをお伝えしたい。事故初日、世界中のほとんどの専門家はメルトダウンが進行していると確信。スリーマイル島事故の教訓があった。#nukeF1

2012-08-30 10:43:25
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」18(ガンダーセンさん続)事故の最初の2日で福島第一と第二で緊急作業をした2000人の皆さんが日本だけでなく世界を救った。あらためて感謝したい。作業した方が今後ガンなどのリスクにさらされていることも認識したい。#nukeF1

2012-08-30 10:46:05
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」19(ガンダーセンさん続)まず、Mark I 格納容器の設計の問題。ドライウェル上部のフランジ部分からの漏洩がおこることは1970年代から指摘されていた。格納容器が小さすぎる。福島第1が建設されているのと同時に、このモデルの欠陥が議論されていた。

2012-08-30 10:49:47
HOSOKAWA Komei @ngalyak

シンポ「福島原発で何が起きたか」20(ガンダーセンさん続)ワイフが次の事故はどこでおこるだろうときくので、どこかは分からないけどMark Iの炉だろうと答えた。その3週間後に福島事故がおきた。#nukeF1

2012-08-30 10:51:19
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