狐に油揚げの由来と天麩羅、江戸の食用油、狐・狸神社について
思うに黄表紙などで狐の好物は鼠の油揚げというイメージがみやげ話で地方にも広まった後、由来が忘れられてもそのイメージだけが定着したものかと。いうなればミクさんにネギですね @kaede01mizuki @wars_zawa
2012-08-30 17:14:28油料理の歴史「日本人と食用油」 http://t.co/ORo5ohux 同じ文の中で江戸時代にはまだ庶民は食用油と縁遠かったと書く一方で江戸時代には庶民にも油料理が広まったとも記している(それだけ研究者ごとのイメージが食い違っている問題を無理にまとめようとした結果)
2012-08-30 17:21:22カステラと天麩羅の名称は実は語源がはっきりしない(物の本にこれが語源と書いているのは言葉が定着した後の好事家が思い付きで行った「考証」だったりする)
2012-08-30 17:23:35戸川幸雄先生のエッセイでは山里のお稲荷さんに油揚げを奉納した後、すぐになくなることが多いのも狐の好物というイメージの裏付けになった可能性を示唆している。ただしそういう時に実際に食べているのはたいていタヌキ。
2012-08-30 17:26:37調べてみると狸を祭っているとか狸を神使としているという神社はけっこうあるようで(徳島県小松島市の金長神社、北海道札幌市の本陣狸大明神社、東京は秋葉原の柳森神社など) @junzabroP
2012-08-30 19:22:57@gishigaku @junzabroP 四国には狸を祀る祠がうじゃうじゃあります。私をとり上げた産婦人科医のお祖父様も産婦人科医ですが、その方は愛媛県松山市に祀られている、袖引き狸のオサンさんの出産を介助したとの伝説が残ってます。
2012-08-30 20:01:19オサンは広島や山口では狐の名前として伝わっています。私のご近所がオサン狐のなわばり。 @hokutohei 私をとり上げた産婦人科医のお祖父様も産婦人科医ですが、その方は愛媛県松山市に祀られている、袖引き狸のオサンさんの出産を介助したとの伝説が残ってます @junzabroP
2012-08-30 20:04:26@gishigaku 狐に鼠油揚げのより古いものありました。 狂言の『釣狐』「狐は狩るのではなく罠を仕掛けて「釣る」らしい。餌は豆腐の油揚げではなく、鼠の油揚げだ。」 http://t.co/uM1B0fXv.. http://t.co/n46nAxKI
2012-11-02 13:00:40@gishigaku 続 この「狐釣」の初出は「大蔵清虎上演年譜考」では正保3年3月17日の上演としています。 http://t.co/FH54zVo6
2012-11-02 13:04:34@gishigaku 続 ちなみにこの「釣狐」甲良町にある古刹・勝楽寺 佐々木道誉の菩提寺 勝楽寺から20分ばかり歩いたところに「狐塚」璞蔵主(白蔵主)伝説に由来だそうです。 http://t.co/9RgUaRGV http://t.co/YRiOk1lx
2012-11-02 13:07:41彦根ゴーストツアー「白い狐の章」 [空の旅人] http://t.co/BlcPAyLt 狂言「釣狐」発祥の地、勝楽寺には婆沙羅大名・佐々木導誉公のお墓がございます。勝楽寺城跡(甲良町)は導誉公ゆかりの山城。佐和山以上の難所でしたが登り甲斐ありですぞ。
2012-10-02 16:46:49@gishigaku (1つ前は失敗ツィートです。無視願います)続 「釣狐」の元伝承が勝楽寺伝説であるという考証は林屋辰三郎(京都立命館大教授 当時)によるものだそうです。 http://t.co/0psWf7l5
2012-11-02 13:13:12なんと!家光の時代ですか。油で揚げるという調理法が(一部の階級の贅沢として以外)普及していない頃のことですね>狐が揚げた鼠を好むという話の初出? @mototchen
2012-11-02 15:01:38@mototchen 「油揚げ」という単語が「とうふのあぶらあげ」を示してるのか「てんぷらとかフライのような揚げ物」どっちを差してるか見分けながら取捨しないといけないのが「油揚げ」って単語のめんどくさいところデスネ
2012-11-02 13:46:03@hyousen @gishigaku 狐を釣る餌は「油鼠」あぶらねずみ というみたいです。検索することができます。中国語訳までありますが残念ながら出典は見つかりませんでした。
2012-11-02 15:18:09しかし家光の時代となると(豆腐の)油揚げが人の食べ物として定着するより鼠の揚げたのが狐の好物になる方がやはり早そうですね @hyousen @mototchen
2012-11-02 15:38:14