ポール・ド・マン Paul de Man
- HAYASHI_twit
- 42860
- 1
- 11
- 31
@HAYASHI_twit それはよかったです。今回ブランショもデリダもルカーチもプーレもド・マンの(しばしば不正確な)英訳に引きずられないよう、原文を参照して訳し直してあります。苦労自慢をするつもりはないですが、ド・マンの多言語思考を日本語で報いるよう、とにかくこだわりました。
2012-09-05 23:48:45@parages そうでしたか。米ニュークリティシズム、ビンスヴァンガー、ルカーチ、ブランショ、プーレ、デリダ…と本当に国際的なコンテンツですよね。読者は翻訳者のプロセスまでは読むことができませんが、じっくり精読したいと思います!
2012-09-05 23:55:44大著ついに刊行ですね!大変なお仕事だったでしょう。楽しみです。RT@parages 【近刊】9月下旬刊行予定:ポール・ド・マン『盲目と洞察』 ウラゲツ☆ブログ http://t.co/ERjUbeBw
2012-09-05 11:54:32ド・マン『盲目と洞察』『読むことのアレゴリー』、ブランショ『終りなき対話』『友愛』、デリダ『弔鐘』『絵葉書』という69年から80年に原書が刊行されたものの未邦訳に留まっているこれら日本の人文系の「盲目=ブラインドネス」だった偉大な書物群の一角がようやく「洞察=インサイト」になる。
2012-09-05 23:39:01(前RT↓のなかでは、デリダの『弔鐘』の日本語訳だけは、まだまだ時間がかかりそうだなあ。……鵜飼さんの単独訳で出る予定だし……)
2012-09-05 23:52:22フランス批評における新旧論争やボードレールを論じた、ポール・ド・マンの"literary history and literary modernity"(『盲目と洞察』8章「文学史と文学のモダニティ」)あたりを叩き台にした考察が必要だろう。ただしボードレールも「古典」化されている
2012-09-05 15:03:38さきほどド・マンに触れたツイートで「ボードレールの古典化」に触れたのは、ド・マンではなく私たち読者の側の問題。ボードレールがみつけた浅薄なものの力も、「十九世紀という古きもの」に属するので、この問題を「現在」に敷衍する際には大きな注意が必要なのだと思う。
2012-09-05 15:16:04ド・マン「文学史と文学のモダニティ」の主要考察が、ニーチェの『反時代的考察』の歴史論であることが重要なのだと思う。が、すでに触れたように、ニーチェ型の「反時代=時宜を外れた」は、実際には二十世紀の思想・批評では逆説的なアクチュアリティの源泉であった。この語は「軽薄さ嫌悪」ではない
2012-09-05 15:29:14ド・マンの「文学史と文学のモダニティ」は『盲目と洞察』のなかでも最も有名な論考ですね。文学部生の必読文献リストに入るようなモダニティ論の古典。ニーチェ〜17世紀フランス新旧論争〜ボードレールを縦横無尽に論じていて本書の真骨頂のひとつ。第8章ですが、ここから読み始めてもいいかも。
2012-09-06 00:10:17【テクストの盗みと隠蔽:1】『告白』を書いた2人の思想家アウグスティヌスとルソー。アウグスティヌスは16歳で梨を盗み、ルソーは16歳でリボンを盗んだ。ルソーはアウグスティヌスを読んでないといいながら、その言葉を暗誦できた。ルソーが盗んだのは本当はリボンじゃなかったとすれば。
2012-09-13 22:52:40【テクストの盗みと隠蔽:2】ド・マンは『読むことのアレゴリー』12章のルソー論「弁解=Excuses (告白=Confessions)」を最初、「盗まれたリボン」と題していたがやめたらしい。ド・マンにとってリボンは《自由なシニフィアン》で、その視点はラカンのポオ論に近い。
2012-09-13 22:54:00【テクストの盗みと隠蔽:3】「盗まれた手紙」と「盗まれたリボン」、ラカンとド・マンの関係について、デリダ「タイプライターのリボン」では示唆のままに留まっている印象。こうした文脈で何か考えようにも、未訳の『読むことのアレゴリー』がブラインドネスに。来年の邦訳が待ち遠しい。
2012-09-13 22:55:26ポール・ド・マン『盲目と洞察』(月曜社)をご恵投していただく。冒険的な装丁は斬新かつ心地よい。デリダ系の仏現代哲学とド・マンなどの英米批評理論に通じた宮崎裕助さんの最近の仕事ぶりは凄い。日本にいるからこそ可能な、英米/独仏への適切な距離感と目配せから豊かな研究が生産されていく。
2012-09-15 21:33:01今日はこれからまた仕事をするが、同僚でもある宮崎裕助さんよりご恵投いただいたド・マン『盲目と洞察』(月曜社)を時間を見つけて読むつもり。「謹呈」のところ小林浩さんにご代筆いただいて感謝。
2012-09-16 08:22:21この著書も1971年に刊行されている。アルチュセールのルソー論と、ほぼ同時代であることの符合に、千々くさぐさを思わされる。ほぼ40年の時を経て、ド・マンとアルチュセールの言葉が、3.11後の、未曾有の政治的混迷の中にある国へと届けられたことの意味を、じっくり受け止めたい。
2012-09-16 08:25:50ポール・ド・マン『盲目と洞察』(宮崎・木内訳、四六判上製355頁、3,570円) ブログでは9月20日取次搬入とありましたがネット予約開始みたいですね。月曜社の本はいつもamazonよりhontoのほうが情報が早い(それも同社の姿勢)。 http://t.co/GmQJxyWn
2012-09-16 12:54:20@parages 宮崎さん、ド・マンの『盲目と洞察』をご恵贈頂きまして、ありがとうございました! この本は、英米、仏、独の文学批評からフランス、ドイツ哲学までを含むものでもありますから、翻訳は大変な作業だったとお察しします。
2012-09-17 19:27:01@parages しかも、難解なド・マンの作品をこのレベルの読みやすい文体で、しかも訳注の行き届いた翻訳として出版されたのは、脱構築研究にこだわってこられた宮崎さんならではのお仕事だと思います。デリダ研究共々、本書の補遺となる翻訳の続行にもさらに期待しております!
2012-09-17 19:30:00ポール・ド・マン『盲目と洞察』(月曜社)の書評を依頼する。ブランショ、プーレ、デリダらと対峙し、彼らの洞察そのものが不可避的な内的齟齬への盲目性によって支えられていることを暴く。イェール学派の領袖の主著、待望の翻訳。「週刊読書人」に書評掲載予定。
2012-09-18 10:10:18よろしくお願いいたします。「ポール・ド・マン『盲目と洞察』の取次搬入日は、日販、トーハン、大阪屋、栗田、太洋社、すべて明日19日となりました。書店店頭に並び始めるのは、最速で20日以降となります。」ウラゲツ☆ブログ 2012年9月18日 http://t.co/E6fOLxnW
2012-09-18 14:47:17訳者のひとりの宮崎裕助さんから、ポール・ド・マン『盲目と洞察』(月曜社)をご恵投いただきました。ありがとうございました。美しい装丁の本で、中を開いて驚きました。読ませていただくのが楽しみです!
2012-09-19 00:25:09渋谷パルコブックセンターに注文した。 ポール・ド・マン『盲目と洞察』月曜社 『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」 瀬戸内寂聴ほか『脱原発とデモ ─そして、民主主義』筑摩書房
2012-09-19 19:54:16