ドイツ現代史学会シンポジウム「復興!…でもどこへ?」(2012年9月23日:於:立命館大学・朱雀キャンパス)

ドイツ現代史学会シンポジウム「復興!…でもどこへ?――ドイツからの提言」(2012年9月23日:於:立命館大学・朱雀キャンパス) 報告(10:30~12:30) ・趣旨説明 ―― 高橋秀寿(立命館大学) ・社会学の立場から ―― 伊藤美登里(大妻女子大学) 続きを読む
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noby @nob_de

今日のドイツ現代史学会大会( #ドイツ現代史 )、公共性も高いテーマだし実況ツイートします>シンポジウム『復興!…でもどこへ? ドイツからの提言』登壇:伊藤美登里(社会学)、小野一(政治学)、仲正昌樹(現代思想)、雨宮処凛(社会運動)、池内了(科学史) #rekisinews

2012-09-23 09:17:11
noby @nob_de

10:30から実況ツイートします。基本的に敬称略。あと連投失礼します>ドイツ現代史学会大会( #ドイツ現代史 ):シンポジウム『復興!…でもどこへ? ドイツからの提言』登壇:登壇:伊藤美登里(社会学)、小野一(政治学)、仲正昌樹(現代思想)、雨宮処凛(社会運動)、池内了(科学史)

2012-09-23 09:32:12
noby @nob_de

①伊藤美登里氏(大妻女子大)「リスク社会における科学と政治 U.ベックのリスク社会論再考」/②小野一氏(工学院大)(日独の原子力政策/独政治学の立場から震災復興のあり方を問いなおす)/③仲正昌樹氏(金沢大)「現代思想から見た『危機』と『民主主義』:10時半から~ #ドイツ現代史

2012-09-23 10:12:42
朝守飛阿弥 @heero108

@nob_deさんが今回のドイツ現代史学会での講演会「復興!…でもどこへ!:ドイツからの提言」のために作成されたハッシュタグ→#ドイツ現代史 私もときどきつぶやこうと思います。

2012-09-23 10:29:00
noby @nob_de

当然のことながらツイートは私の散発的な主観的メモ程度なものなので、関西圏の方は、 #ドイツ現代史 学会(@立命館大学朱雀キャンパス)にいらしてください。学部生は入場無料です。

2012-09-23 10:32:33
noby @nob_de

ハジマタ #ドイツ現代史 最初は趣旨説明、高橋秀寿氏(立命館)によるもの。趣旨:3.11後、復興という名のもとに様々な動きがあるが「どこに向かっているのか」をドイツの事例を参照(模倣ではない)しながら考える。

2012-09-23 10:35:54
朝守飛阿弥 @heero108

高橋秀寿先生による大会の趣旨説明。ドイツ現代史に携わる者として、3.11後の状況、とくに「復興」をめぐる問題にどのように対応していくことが可能か、というきわめて明確なコンセプト。#ドイツ現代史

2012-09-23 10:36:50
noby @nob_de

ベックの翻訳者。再帰的近代化。『リスク化する日本社会』の編集(ベックによる福島に関する論稿も所収)>伊藤美登里氏(大妻女子大)「リスク社会における科学と政治 U.ベックのリスク社会論再考」 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:37:03
noby @nob_de

小野一氏(工学院大)(日独の原子力政策/独政治学の立場から震災復興のあり方を問いなおす):ドイツの新たな政治状況がどこに向かっているのか、を分析している。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:37:59
noby @nob_de

残念なり…けれども仕方ない事情がある模様>最後のコメンテーター、池内了さんは登壇できなくなったとのこと。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:40:36
朝守飛阿弥 @heero108

社会学者として名を馳せる伊藤美登里先生。なんと学部時代は西洋史(ドイツ史)を専攻されていたという。「今回は呼んでいただき本当に嬉しかった」。#ドイツ現代史

2012-09-23 10:42:38
noby @nob_de

伊藤美登里氏(大妻女子大)「リスク社会における科学と政治 U.ベックのリスク社会論再考」:もともと学部時代はドイツ史を研究していた。そののち、社会学へ。ベックのリスク論を読み直し、福島の問題を新たに考えてみた。これからの研究のたたき台としての報告。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:42:56
noby @nob_de

伊藤:ベックのリスク社会論、1986年に脱稿。校正中にチェルノブイリ。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:43:50
noby @nob_de

伊藤:社会学とは現代社会を考える上での見取り図を提供するもの。ベックの理論を参照して、福島の現状を考えてみる。そのたたき台。社会学=フランス革命以降現代を「近代」と呼ぶ。それを第一の近代と第二の近代と呼ぶ。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:45:26
noby @nob_de

第一の近代=富をどのように分配するか。職業社会、核家族社会、国民国家=社会、科学によって合理性が定義付けられる、人間による自然のコントロール/第二の近代:リスク社会、格差はあるが、階級内部の扶助が喪失、階級アイデンティティの喪失、職業社会の終焉、家族形態の変容 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:47:58
朝守飛阿弥 @heero108

ベックのリスク社会論における「二つの近代」。第一の近代:富をどのように分配するかが至上命題。産業社会、階級社会、職業社会、核家族社会、国民国家、社会による自然の統制/第二の近代:リスクをどのように分配するかが至上命題。階級意識も希薄。中間集団と統制すべき自然の消滅。#ドイツ現代史

2012-09-23 10:49:18
noby @nob_de

伊藤:第二の近代(続):科学の合理性が疑われる時代など #ドイツ現代史 / 歴史学研究から見れば社会学の近代概念は、国・文化によってずれたりするおかしさ→これはウェーバー的な理念型のようなもの。

2012-09-23 10:49:59
noby @nob_de

伊藤:ベック:第一の近代=伝統を近代化(仏独あたり、産業革命~20世紀半ばまで。日本は1990年頃まで)。第二の近代=第一の近代を近代化。近代の中の「反近代」も近代化。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:52:04
朝守飛阿弥 @heero108

(承前)第一の近代から第二の近代への移行。第一の近代では伝統が近代化されるが、近代化進展後に到来する第二の近代では近代そのものや近代のなかの反近代が近代化される。「再帰化する近代」の問題。しかし、ベックはこれを「間違った発展」として捉えているわけではない。#ドイツ現代史

2012-09-23 10:52:32
noby @nob_de

伊藤:リスク・危険:第一の近代:労働災害・交通事故のリスク・危険(自己によってある程度回避可能)/第二の近代:個人的回避が不可能な危険(例:放射能汚染、空気水食品中の毒)→短期長期的な帰結をもたらす #ドイツ現代史

2012-09-23 10:54:53
noby @nob_de

伊藤:第一の近代(階級社会):貧困の克服が課題(貧困(物質的富の問題)の撲滅が最大の課題) 第二の近代(リスク社会):かつてに比べ、富の配分問題に加えて、リスクの配分に関する争いが生じる。第一と第二では、何を優先させるかが異なる。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:57:11
朝守飛阿弥 @heero108

(承前)ベックの議論に立てば、日本社会はまさに第一の近代から第二の近代への移行期にあるという。この点、昨日の木谷先生のご講演でも焦点化された「ドイツ特有の道」論や後発資本主義国の問題ともリンクし、非常に興味深い。#ドイツ現代史

2012-09-23 10:57:22
noby @nob_de

伊藤:階級社会からリスク社会への移行時期には、その重なりがある。3.11時期の日本は、両者が重なっていたのではないか。 #ドイツ現代史

2012-09-23 10:59:45
noby @nob_de

伊藤:リスク「それ自体」とリスクの「知覚」が別。産業社会後の危険は、最初は認識されない(目に見えない)。リスクは定義付けの問題が生じ、誰が定義するのかが問題。原子力発電所の定義の揺らぎなど。 #ドイツ現代史

2012-09-23 11:01:32
noby @nob_de

伊藤:一旦リスクが知覚されると、従来政治的でないと思われていたものが、政治的だと思われる>東電の経営方針への抗議。不買運動など。 #ドイツ現代史

2012-09-23 11:03:07
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