(これまでのあらすじ:ミチザネの稲妻が鳴り響くアースゲートマンション。ナゴンスレイヤーとセー・ショーナゴン。因縁の2人の対決が、ついに幕を開けた!!!)
2012-10-21 19:24:48「ニョリツリョ!」「イヤーッ!」「リョ!」「イヤーッ!」光球が飛び、気合とともに切り裂かれる。そんな光景が、壮大な廃墟アースゲートマンションでもう数十分繰り広げられている。 1
2012-10-21 19:26:33(…おかしい。何故奴は仕掛けてこない?)光球を繰り出しながら、レディ・ムラサキは疑問を感じ始めていた。延々と攻撃を繰り返しているとはいえ、まだ彼女に疲れはない。 2
2012-10-21 19:28:45この程度のジツ、自身が一流のクノイチであり、なおかつアヴェ・セーメーのニンジャソウルを宿した彼女にとってはほんの小手調べにすぎない。勢い良く飛ぶ光球は、相手の出方を見るための牽制であった。相手はあのショーナゴンである。これくらいで倒せるなどとはブラシヘッドほども考えていない。 3
2012-10-21 19:29:31にもかかわらず、ショーナゴンは仕掛けてこない。時々、意図的にわずかな隙を見せているにも関わらずである。「ずいぶんと慎重だな、ショーナゴン!」レディ・ムラサキは挑発した。「ストーンブリッッジも叩いて渡るか!?」 4
2012-10-21 19:32:51「………………」ショーナゴンは答えない。ただ黙々と、飛んでくる光球を払い続ける。(……まだか!)実際の所、ショーナゴンは焦っていた。デュエルの刻限はモンキーアワー。それならば、少し時間を稼ぐだけでいい……そう思っていたのだが、とんだタヌキのレザー・カウントだったらしい。 5
2012-10-21 19:35:07「ならば…いいだろう。ゼンザは終わりだ!」しびれを切らしたナゴンスレイヤーが、新たなフィンガーサインを結んだ。拳を握り、二本指だけを立てるそれは、ミキョー由来のブレードサイン! 5
2012-10-21 19:41:00振りかざした指の先が、空間に五角のスターを刻み付ける。そして……「イラッシャーイ!」 両の腕を天に突き上げ、ナゴンスレイヤーは雄叫びを上げる!アトモスフィアが変質!空間が歪み、透明な塊が4つ、彼女の周りを取り囲んだ。 7
2012-10-21 19:45:47「…………!?」ショーナゴンは、間合いをとって見守る。何が起こる?ウカツに踏み込めばウェルカム・デス!彼女は腰を落とし、警戒する。透明な塊はやがて、それぞれが巨大な動物の姿をとり始めた。 8
2012-10-21 19:49:26「……しまった!」そのときやっと、ショーナゴンは思い出した。一流のものだけが使うことのできる、オン・ミョードの奥義。そう、オン・ミョードはカレンダーを作ったりカウ・トラックをナビゲートするためだけのものではない。 9
2012-10-21 19:51:48優れたオン・ミョージは、平行世界の間にある壁を取り払い、異界の住人を思うままに呼び出すことができるサモナーでもあることを! 10
2012-10-21 19:52:29しかし、もう遅かった。ナゴンスレイヤーを中心として、東にパープルタコ、西にアイボリーイーグル、南にレッドゴリラ、そして北にはブラックドラゴン!伝説の四聖獣の姿がそこにあった! 11
2012-10-21 19:53:29(スタッフより:いきなりで何が何だか分からない方々へ。ナゴンスレイヤーは不定期連載のスゴイ二次創作小説です。これまでの話はこちらで見れます→ http://t.co/TwEGTwM4 )
2012-10-21 19:57:33仮面ライダーヤクザ@kr893とナゴンスレイヤー@seisyounagon_が同時更新とはなんたるマッポー…追いかけられないが。ヤクザもっと頑張れ
2012-10-21 19:57:34(スタッフより:ナゴンスレイヤーに関するつぶやきには #ngnslyr とかをつけるのがオススメである。また、某スゴイ小説の「ウキヨエ」タグにならってナゴンスレイヤーでは #エマキ タグを使用し、関連イラストを募集している。)
2012-10-21 20:00:26(スタッフより:あと漫画『姫のためなら死ねる』が面白い。2巻まで出ている。 http://t.co/fDZDQapO http://t.co/ixZKjnfZ )
2012-10-21 20:02:16「シキガミか……!」シキガミ……異界から呼び出され、人間に使役されるモンスターの総称である。ショーナゴン自身、何度かシキガミと戦ったことはあった。しかし、それはせいぜいツクモガミやガーゴイル程度のものであった。 12
2012-10-21 20:27:45