夜雀と鳥目（夜盲症）

タチ @tachi2501

@kogurou 実は期待してました。

こぐろう @kogurou

@tachi2501 みすちクラスタにも注目されていたとは。

こぐろう @kogurou

今日コピーしてきた『辞典』の「雀」と「燕」の項目、そして『大全』の「夜雀」の項目を読み比べたところ、「夜雀」の部分の文書はほぼ全て『辞典』の「雀」の項目から引っ張っていることが判明しました。

こぐろう @kogurou

和歌山の「雀送り」、夜雀に対抗する呪文、「ニュウナイスズメ」について、果ては「雀が大蛤になる」という部分まで、全て『辞典』に載っていたので、水木先生がこれを読んで書いたことはほぼ確定だと思われます。

こぐろう @kogurou

肝心の「夜雀を捕まえると夜盲症になる」という部分。『辞典』では「スズメをとると夜盲症になる、特に夜は忌まれ、夕方スズメを殺すと夜盲症になる、夜スズメを捕れば夜盲症になる（※後略、地域は省略）」とあります。

氷厘亭氷泉 @hyousen

やっぱり棠三の俗信辞典だったか。

こぐろう @kogurou

つまり、「夜の雀を捕まえると夜盲症になる」という部分を「夜雀（という妖怪）を捕まえると夜盲症になる」と水木先生が誤読したものと思われます。

こぐろう @kogurou

『辞典』の「雀」の項目では、妖怪の夜雀のことも「夜スズメの怪」と紹介されていたので、この書き方も誤読の原因と思われます。棠三さん、まぎらわしいです。

こぐろう @kogurou

ちなみに、燕の俗信と雀の俗信も比べてみましたが、内容が似たものが多かったです。捕まえると目が潰れるとか、巣を取ると火事になるとか。

氷厘亭氷泉 @hyousen

@kogurou ばっちり捜査、キマりましたね！

こぐろう @kogurou

まあ、燕ではなく、あくまで雀の俗信から作られた性質、ということで、ミスティアなどの夜雀キャラのアイデンティティは辛うじて守られた、のでしょうか。

氷厘亭氷泉 @hyousen

こぐろうさんの捜査で、夜雀自体には夜盲症の解説要素がないってのが判明してスッキリした。

こぐろう @kogurou

これらの俗信の原典となると、かなり難しいので（地域名は記されていたが、参考文献は不明）、今後の調査を待て、といったところです。

こぐろう @kogurou

以上、「夜雀と夜盲症について」の報告でした。ブログにもまとめると思います。あと、質問あるなら答えられる範囲で受け付けます。連投失礼しました。

タチ @tachi2501

@kogurou お疲れ様です。昼のツイートから気になってたので、読めて良かったです。

こぐろう @kogurou

@hyousen 本の予測を立ててくれた氷泉さんのお陰でもあります。これがなくては行き詰まっていました。ありがとうございました！

清見ヶ原@文学フリマ東京37第二展示場Fホールち-70 @kiyomigahara

@kogurou とりもの、お疲れ様です！　

こぐろう @kogurou

@kiyomigahara ありがとうございます！時間がなくて30分ぐらいしか図書館にいられず、かなり焦りましたw

氷厘亭氷泉 @hyousen

あの辞典って1982年くらいだから、参考文献としては手頃だね。

氷厘亭氷泉 @hyousen

@kogurou 「これはどうなんだろう？」っていう疑問を打ち立ててくださったおかげです。たまものたまもの。

氷厘亭氷泉 @hyousen

夜、ツメを切ると夜盲になるよ！夜、スズメをとったりしても夜盲になるんだぜ！（周防国） #たのしい俗信

氷厘亭氷泉 @hyousen

周防の「夜、スズメをとると…」は原文だと昔なので句読点なしギッチリ方式なので「夜雀をとると…」（『大島郡郷土調査』）となってて、こぐろうさんの「夜雀と夜盲症について」（http://t.co/DN6me4ZDmx）の種子っポイ感じ。

氷厘亭氷泉 @hyousen

○夜雀（蛾の一種）は山犬の先触れ。◆山口常助「動物に関する言伝へ」（愛媛）

嘉島安次郎@幻想郷交通公社のアーカイブ @TAG_shiyo

【夜宣伝】　最早二次創作であることすら辞めてしまった何か。東方四国祭６新刊収録作。　随想：夜雀の住まう場所で | 嘉島安次郎(鹿島兼三郎) #pixiv http://t.co/0qYcmRahMz