塔10月号「十代二十代歌人特集」を読む・第五回 #塔1020
- hikaritoshigo
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夢舞台終わったすぐに今後のこと選手に聞くのはいかがなものか /瀧本侑「in London」 あ、うん、同意。ロンドン五輪についての主張を定型に入れている連作。…この手のもの、うまく批評できない。短歌じゃなくてもいいじゃんって思ってしまって。意図が理解できない。 #塔1020
2012-10-29 15:51:09@chigusasoichi ただ、この引用歌は、結句がちょっとくすりときた。どの歌も一般論以上のことは言ってないんだけど、「いかがなものか」って最後の最後だけ作者がちらっと見えるんだよね。だからいい歌って訳じゃないけど。 #塔1020
2012-10-29 16:05:26iPod片手に眠る友達を横から見ている吾の可笑しさ /瀧本侑(塔10月号) ふつうの月詠より。これならわかる。歌のなかに「私」がいる伝統的な形の歌だから。でも「in London」は一首もわからなかった。 #塔1020
2012-10-29 15:58:57@chigusasoichi 主張でも出来事でもいいけれど、そこからなにかを感じられればいいのだけれど、それがなかったりするんですよね。たとえば、枡野浩一の、かなしみはだれのものでもありがちでありふれていておもしろくない、は感じるものがある。
2012-10-29 16:04:23@namaurako こういう時事めいた歌をつくるなら、出来事に対しどう感じたかを提示して読み手を揺さぶるか、もしくは読み手を揺さぶる意図をもって出来事からいくらか抽出したものを提示して読み手を揺さぶるか、のどちらかだと思うのです。#塔1020
2012-10-29 16:09:52@chigusasoichi 時事詠は多分纏めやすいんだよね。そして何か言った気になりやすい。似たような中毒性はTwitterの政治クラスタなんかにもあるは。 #塔1020
2012-10-29 16:15:25今までの五輪で最多のメダル数一人一人の活躍光る/瀧本侑「in London」とかまあ他もだいたい標語みたいな感じだったから。せめて作者の視点があればもう少し読みどころがあるのかな、と思いました。 #塔1020
2012-10-29 16:08:29@tanka_daya 吉田さん、やさしいな。どの歌も島流しにしてやりたいくらい不快感があるが。次、行きますかね。#塔1020
2012-10-29 16:12:29@chigusasoichi 不快感以前に関心が沸かないので、全くやさしく無いよ。次行きましょう #塔1020
2012-10-29 16:18:40※※※
■吉田恭大と、千種創一の、塔十月号「十代・二十代特集」一首評! 瀧本侑に続き取り上げるのは、上本彩加。千種から行きます。 #塔1020
2012-10-29 16:19:38法律で縛っておきたい人がいてどうして頭なでたりするの /上本彩加「たしかな温度」 あなたには法律で縛っておきたい人がいるのに、どうして私の頭を撫でるの、となるかな。アヴァンチュールですね。ひぇー。婚約者を「法律で縛っておきたい人」と言い換えているのが面白い。 #塔1020
2012-10-29 16:27:19@chigusasoichi (あなたには)法律で縛っておきたい人がい(るのに)どうして(わたしの)頭(を)……、ってことだよね。ちょっと補完に時間がかかった。前後でそういう連作なんだってのは分かるんだけど。 #塔1020
2012-10-29 16:49:41「あなたしか知らない私」をぶち壊すただそれだけの夜だったはず/上本彩加「たしかな温度」情念系の人があんまりいないから目立つよね。しかし、歌より感情が先立ちすぎてて読みにくい。選するなら僕も「法律で」の歌かなあ。 #塔1020
2012-10-29 16:55:18@tanka_daya 同感。でも情念系って、相手という変数があるから、変わっていくのが楽しみ。今回の特集、もっと情念系の人がいるかと思ったけど、内向系の人が多い印象。ちなみに腕枕の歌も好き。なので紹介します。一方、そろそろ締めますか。#塔1020
2012-10-29 17:09:55「あなたと私」の素直な相聞より、「あなたと私とあの人」のほうが構造が複雑な分詠みにくいんだなあ、など。かなり工夫が要る。 #塔1020
2012-10-29 17:17:26@tanka_daya 左様。まだ半分ではない。引き続きよろしくです。以上、風冷たきアンマンよりお送りしました。 #塔1020
2012-10-29 17:20:44