未成年者の飲酒や喫煙に、もっと優しくなるべき

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

今から【未成年者の飲酒や喫煙に、もっと優しくなるべき】というテーマで連続ツイートします。後でtogetterにまとめますので、ご意見 ご感想はコメント欄にお寄せ下さい。合計２７ツイートあります。TLを占拠してしまうと思いますが、たまになので許していただきたいです。

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１）最初に断っておくと、これから書くことは、全て僕の個人的な価値観によるものです。なので、万人に共通することではなく、一般性や普遍性はありません。僕個人の例外的な考え方だと思います。あしからず。

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２）未成年での飲酒や喫煙など、犯罪行為をネットで自慢する人がいる。そして、それを見つけた人がmixiなどから犯罪者の本名を割り出し、在籍している学校に抗議の電話をすることもある。

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３）犯罪してしまったという不利な状況の自慢をする人の気持ちも分からないが、未成年の飲酒や喫煙程度の軽い犯罪で、わざわざ通学する学校に抗議をする人の気持ちもよく分からない。

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４）未成年の飲酒や喫煙に対して、もう少し許してあげてもいいのではないだろうか。僕がそう思う理由は４つほどある。今回はそれについて述べていきたい。

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５）【理由１：他の軽い犯罪との整合性】道路交通法では、自転車は軽車両扱いなので、車道を走らなければいけない。しかし、歩道の方が安全だと思う人が多いのか、歩道を走る自転車は多い。

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６）自転車を歩道で走行すると、道路交通法違反なので、３ヶ月以内の懲役または５万円以下の罰金、となる。しかし、歩道走行自転車が多すぎるせいか、警察も歩道を走ったくらいでは逮捕も注意もしない。

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７）未成年飲酒・喫煙はどうなってるかというと、法律的には、未成年者本人には煙草や酒の没収処分、親権者や監督者は1万円以下の科料（罰金）、販売者は50万円以下の罰金、となっている。

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８）自転車歩道走行は五万円以下の罰金、未成年喫煙は（本人に対しては）400円のタバコ没収、という二つのペナルティーを比べると、自転車歩道走行は未成年喫煙の100倍以上の悪だ、と言える。これだけだとなんか詭弁っぽい感じもするが、そういう考え方もできなくはない。

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９）自転車歩道走行や未成年飲酒・喫煙みたいな軽い犯罪に対して、目くじら立てて必死に怒るのはどうかと思う。学校に抗議されて停学処分になったりしたら、法律で決められている罪と罰のバランスが崩れてしまう。

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１０）すべての法律を守って生きていくのは、窮屈だし、不便だ。軽い犯罪は発見してもむやみに騒がない方がいい。なぜなら、発見し通報した人も自転車歩道走行などの軽い犯罪ができなくなり、ひいては社会全体が軽い犯罪を許さなくなってしまい、窮屈になるからだ。

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１１）【理由２：重い犯罪との差別化】 未成年飲酒・喫煙が犯罪として定められている理由は、「放置しておくと不健康な国民が多くなってしまうから」だと思う。国家が未成年の健康を気づかってくれているのだ。親切とも言えるし、おせっかいとも言える。

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１２）未成年が飲酒しても喫煙しても不健康になるだけなのだから、法律上は一応犯罪としておくだけにしておいて、後は自己責任として放っておいてあげてはどうだろうか。その辺りは詐欺のような被害者がいる犯罪と違うと思う。当人の不健康以外に被害がないのだから、怒る理由が弱い。

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１３）未成年飲酒は軽い犯罪だが、飲酒運転は重い犯罪だ。なぜなら、予想される被害が当人だけに留まらず、事故発生率が高まることによって、罪のない通りがかりの歩行者の死亡確率を上げる行為だからだ。未成年飲酒と飲酒運転には罪として大きな差があるはずだ。

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１４）「違法である行為を批判する」という視点であれば、未成年飲酒にも飲酒運転にも同程度の批判行為をするべきだ。しかし、それは未成年飲酒と飲酒運転の罪の重さの差を無視していないだろうか。未成年飲酒と飲酒運転が同程度の罪であるという錯覚を産まないだろうか。

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

１５）「違法である行為を批判する」をやめて「軽い罪は見逃して重い罪を批判する」という視点が大事だと思う。未成年飲酒を見逃し、飲酒運転を強く批判することによって、飲酒運転の罪の重さを社会的にアピールすることができると思う。

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１６）【理由３：いじめの正当化に見える】犯罪自慢を叩くネット上の書き込みが、犯罪行為を批判して減少させることで国民の健康や治安を守ろう、という動機ならば良い。しかし実際には、ただ単に犯罪自慢というバカな行為をしているヤツをいじめてやろう、という動機のように見受けられる。

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１７）罪を犯した人は、その罪に見合った罰金刑なり懲役刑なりを食らえばいい。それ以上の社会的制裁を望むのは、単に社会的に弱い立場の人をいじめる行為に他ならないのではないだろうか。犯罪自慢叩きの動機として、いじめに近い悪意を感じることもある。

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１８）【理由４：ストレス軽減の切り札】飲酒や喫煙を好む大人は多い。なぜかというと、ストレス軽減になるからだ。しかし未成年では健康被害というデメリットが大きいので犯罪行為となっている。しかし、ストレス軽減というメリットは未成年であってもあるだろう。

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１９）自殺を考えている未成年者や、あるいは「誰でもいいから人を殺したい」と考えている未成年者に対して、飲酒や喫煙を禁じてしまうのは、不合理ではないだろうか。飲酒・喫煙の不健康リスクと、自殺・他殺の命を失うリスクを比べるべきだ。

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２０）未成年者の自殺や他殺のニュースを見るたび、その未成年者が飲酒や喫煙をしたのかが気になる。飲酒、喫煙、万引、キセルなどの軽い罪から実行していけば、なかなか自殺や他殺にはたどり着かないと思う。未成年者にも飲酒・喫煙というストレス軽減の切り札を残しておいてあげよう。

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

２１）以上の４つが僕が未成年者の飲酒・喫煙をもっと許すべきだという理由だ。誤解しないで欲しいのは、これは未成年飲酒・喫煙を合法にしろという主張ではない。違法な行為でも罪が軽いものと重いものがあって、別々の対応をするべきだという主張だ。

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

２２）法律は「絶対にやってはいけない行為のリスト」ではないと思う。量刑によって「軽い罪：好ましくないのであまりやらない方がいい行為」から「重い罪：絶対にやってはいけない行為」までを定義した、グラデーションのようなものだと思う。

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

２３）（まずありえないことだが）僕のこの主張が社会的に広く受け入れられて、みんなが未成年者の飲酒・喫煙に優しくなったせいで、未成年者の飲酒・喫煙者が爆発的に増えたらどうしよう。答えは簡単。どんどん補導すればいい。

ソモソモロン（短歌×論理） @daikeiAZP

２４）未成年飲酒・喫煙行為には不健康になるリスクや補導されるリスクがあるが、それを上回るストレス軽減というメリットもある。リスクを取るかメリットを取るかは未成年者本人が決めればよくて、大人がネット上でギャーギャー騒ぐことではない。