【ヱヴァQ】80年代~10年代の想像力についての考察【ネタバレ】
- WATERMAN1996
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セカイを変えたり壊したりする事はあっても、「変わってしまったセカイ」「壊れてしまったセカイ」で生きる覚悟はなかったと思う。まどマギとヱヴァQの興味深い所は、「変わってしまった・壊れてしまったセカイ」でそれでも生きねばしてる所。
2012-11-28 16:30:09しかしゼロ年代後半のロボットアニメって「俺は戦ってどっか逝くから、後は任せるわ」な主人公が多かったなぁ。刹那・ルルーシュ・シモン・アポロ・もしかするとアルトもそうか。
2012-11-28 16:31:41後は「円環の理」「ニアサードインパクト」そのものが「新たな世界観」として認定したいのかなと。それは宇宙世紀のようなモノ。
2012-11-28 16:33:55Qでシンジがやろうとした事は「ニアサードインパクト」という自ら作り出してしまった救いようのないセカイを殺す事だったと思う。彼のやり直しにはその意味がある。しかし結局セカイは保たれる。
2012-11-28 16:35:06「ニアサードインパクト」がどっかで見たことのある世界観ではあるけど、ただまぁ世界観バリエーションとしては悪くはないと思ってる。二次創作で見たような展開だけど、公式でEoEアフターが描かれた事ってないし(ANIMAはIFでサードを未然に防いだ設定)
2012-11-28 16:36:05北上ミドリの舌打ちは、セカイ系に放たれた一撃。すごい。ほんとすごい。とにかくすごい。舌打ちしてもいいんだ。怒ってもいいんだ。
2012-11-28 16:38:43そこらへんガンダムシリーズの迷走というか。ガンダムがガンダムまみれになったのも90年代から始まってて、富野が病んだ一因でもある。
2012-11-28 16:40:02思えば破のシンジさんは実はゼロ年代的だった。衛宮士郎が正義の味方(見知らぬ誰かと触れ合う存在)から身内主義に救われていったこととか、そんな結論に近いのだと思う。
2012-11-28 16:42:49ヱヴァQはその先へ行っているのは、その選択に対して怒りと恐怖を見せる事が出来る自由があるからだ。式波アスカや北上ミドリの怒り、鈴原サクラや赤木リツコの恐怖、それらがゼロ年代に終止符を打つ。
2012-11-28 16:44:10まぁ、シンジがぽか波を選んでニアサードを起こしたのなら「なんであたしじゃないのよ!」というのも、ちょっとは混じってても不思議じゃないしなー。それが全てではないと思うが、ちょっとはね。うん。
2012-11-28 16:45:26碇シンジと暁美ほむらの共通点は、新たな世界観を作るきっかけを作ってしまった事、それが罪である事。だけども世界観がある事。
2012-11-28 16:46:38結局シンジは「ニアサードインパクト」という自ら生み出した「世界観」に対して何もできないどころか、「フォースインパクト」というバーゲンセールまで引き起こしてしまっている。
2012-11-28 16:47:19でも「ニアサードインパクト」は世界観だと思ってる。あれが半端に起こったからミサト達はマダオを見限って造反したんだろうし。
2012-11-28 16:47:55まぁ、ミサト達やアスカがマダオから造反するのはそんな不自然じゃないんだけどね。EoEでもマダオに付き合わされてた所あるし。
2012-11-28 16:49:28まぁガンダムだってZガンダムで善悪相対化っぽい事が起こって、味方側の連邦軍で内ゲバになったりしてたからな。
2012-11-28 16:52:50ヱヴァQはあれで良かったと思うのよ。このままやってもマンネリになるだけなら、なんかやった方がいい。それはシンジの路線にも繋がる。
2012-11-28 16:53:26リツコやサクラのシンジに対する態度って「憎悪」より「恐怖」だと思うんだよな。ゆとりですら危機感がないだけで「恐怖」が麻痺してるだけかもしれない。
2012-11-28 16:56:10Q2周目を見に行って思ったのは、ヴィレの連中はシンジさんに「恐怖」してるんだろうなという事。首輪を付けるのも「我々への保険」だし。
2012-11-28 16:57:58アスカだとさ。「綾波>セカイ」というシンジの序列にも私情で片付くんだよね。助けてくれなかったことへの私情が。それも大きいからこそ、最後に助けてやれたのかもしれないし。
2012-11-28 16:59:47