是非っ☆ ソナタ形式( http://t.co/jlsQ6kiY ) をマスターしたら、クラシックの半分は理解したも同然です[要出典] ят @ftn0 クラシックとか勉強してみたい
2012-12-19 03:51:31いつか 6さいカンファレンスで取り上げようと思っていたネタなのですが、簡単にここで説明しましょう。 まず、クラシック音楽が、ポップスやロックやジャズなどと決定的に違うのは、形式の重要性です。 一応ポップスやロック等にも形式は存在するのですが、クラシックのそれは難解です。
2012-12-19 03:59:03ここで言う形式とは、ポップスで言う「イントロ→メロ→サビ→…」みたいなものと考えてくださって構いません。 クラシックの形式と言っても、いろんな形式があるのですが、その中でも特にソナタ形式は重要です。 大半のクラシック音楽はソナタ形式であると言っても過言ではありません(過言です)。
2012-12-19 04:01:38ソナタ形式は、ハイドンあたりで確立し、ベートーヴェンが大規模化させました。 ベートーヴェンの名前は誰もが知っていますが、ベートーヴェンの功績は、美しい曲を作ったことというより、ソナタを発展させたことにあると言えるでしょう。 (つまり、ソナタ知らずにベートーヴェンを聴く人はにわか)
2012-12-19 04:04:52では一体、そのソナタ形式とは、どんな構造のことを指すのでしょうか。 それを今から説明したいと思います。 難解ですが、がんばって聞いてくださいねっ☆ (脱落者が多ければ打ち切り)
2012-12-19 04:07:06まず、ソナタ形式では、2つのメロディを使います。 テーマ、主題などと呼ばれます。 この2つのメロディを、それぞれ第1主題、第2主題と呼ぶことにしましょう。 なお、第1主題は激しく情熱的で、第2主題は対比させて穏やかで情緒的に作られることが多いです。 メリハリというやつですね。
2012-12-19 04:10:15で、これは古典によく見られる原則的なルール(時代が新しくなるほど破られる) なのですが、第1主題は 曲の調(主調)で作られ、第2主題は、長調の曲なら属調(完全5度上の調・ハ長調の曲ならト長調)、単調の曲なら同主調(同じ調の長調・ハ短調の曲ならハ長調)で作られます。
2012-12-19 04:13:08s/単調/短調/
で、ソナタ形式の曲は、「メロ→サビ」ではなく、「提示部→展開部→再現部」で構成されます。 大規模なものは、これにイントロや終止部が付きます。 提示部はその名の通り、先ほどの2つのテーマを提示する部分です。 展開部は、この提示したテーマを複雑に組み合わせて、展開させる部分です。
2012-12-19 04:16:34再現部は、提示部で提示した2つのテーマを、もう一度再現させる部分ですが、再現部では この2つのテーマにあった調の差を無くし、両者とも主調(曲の調)で奏でられます。 つまり、最初はメリハリ付けてたのを、2回やるとくどいので、2回目はアッサリさせるというわけですにゃ☆
2012-12-19 04:18:41基本的にはこんな感じです。 これさえ押さえてクラシック音楽を聴けば、今までの100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000倍は楽しく聴けるはずですよー☆ おしまいっ
2012-12-19 04:20:15oops! そうでした。 ハイドンのソナタをイメージしつつツイートしてたんですが、たまたま同主調の曲をイメージしてました>< ят @odashi_t なんか無視されて悲しいんだけど第一主題が単調のときの第二主題は原則平行調だからね?(あくまで原則だけど)
2012-12-19 04:23:55ちなみに、モーツァルトのソナタ曲は、大抵へんたいです。 再現部…と思わせといて嘘でした☆ とか、再現部が提示部と調が違うとか、何でもアリです。 有名なトルコ行進曲が含まれるソナタは、そもそも3楽章中、ソナタ形式の楽章がありませんし()
2012-12-19 04:26:20宣伝
くいなちゃんが作ったピアノソナタの、第1楽章は、ぴあのんさんが弾いてくださったので、ここで聴くことができます: https://t.co/Dv7Qjnpz
2012-12-19 03:45:57