- neologcuter
- 9713
- 1
- 4
- 5
ディープエコロジーとソーシャルエコロジー
欧米では「エコ・テロリズム」と言って放火や爆弾、器物損壊といった暴力行為を伴う過激な環境保護・動物愛護(解放)運動が近年続発しており、大きな社会問題となっている。
2012-12-09 21:41:36こういう過激な環境保護の根拠となる思想は、主に「ディープエコロジー」と「ソーシャルエコロジー」の2つである。
2012-12-09 21:48:26「ディープエコロジー」とはノルウェーの哲学者アルネ・ネスによって提唱された思想で「すべての生命存在は、人間と同等の価値を持つ。よって人間が、生命の固有価値を侵害することは許されない。環境保護は、それ自体が目的であり、人間の利益は結果にすぎないのである。」という考え方。
2012-12-09 21:52:50…なのだが、これはハッキリ言って危険な物の考え方である。なぜなら、人間とあらゆる動物の命が等価値なら、魚介類を取って食ってもいけないし、薬物の動物実験もできなくなってしまう。
2012-12-09 21:58:14だからディープエコロジストであるシーシェパード支持者たちは、日本の地震災害を喜ぶのである。「日本人が数人死のうが、何万のイルカやクジラの命が助かるならそれでいい」という考えが根底にある。 http://t.co/JHGIEzDt
2012-12-09 22:09:40一方の「ソーシャルエコロジー」とは「マルクス主義など反資本主義の流れを汲み、資本主義体制下においての環境問題の解決は不可能であり、政治・経済システムをエコロジー的に変革してはじめて可能になる」という考え方。
2012-12-09 22:13:26日本ではこちらが主流だと思われる。「経済より反原発」「何が何でも反原発革命」という人たちはツイッターで飽きるほど見る。 http://t.co/LMxjzaRo
2012-12-09 22:20:27共産主義者だったが、ドイツの「同盟90/緑の党」などの影響を受けてエコロジストに転向していた荒岱介という実例もある。
2012-12-09 22:32:42「同盟90/緑の党」は福島第一原子力発電所事故の影響で支持率を伸ばしたが、ドイツの近況はあまりいいとは言えない。結局「ソーシャルエコロジー」も良くないのである。
2012-12-09 22:39:11独善を全てにおいて優先させていいのか?
環境テロリストの第一人者と言えば、何と言ってもシーシェパード(以下SSと略す)創始者であるポール・ワトソン(現在国際指名手配中)。彼の活動そのものが エコ・テロリズム成立史において重要な役割を果たしていると言っても過言ではない。
2012-12-17 22:22:08ワトソンは1977年グリーンピースから離脱。その直前に過激な行為が問題視され「お前の行為は自警団そのもので、勝手に正義を振りかざしているだけだ」という批判を受けたのだが、次のように応じている。
2012-12-17 22:28:51「合理的で人道的なこころをもつ人々が下す、十分な知識を前提とした判決。それが陪審だ。そしてこの評決はずっと有効であり続けてきたものなのだ。足りないもの。それはこの評決を守らせるための警察力だ。」…この発言から分かるのは、SSの「正義」には二つの源泉が存在するということである。
2012-12-17 22:33:43第一には、「心中にある陪審」に自分たちの行為のよりどころを求める、という場合である。「自分達の思い込み(独善)が法に優先する」という論理。これはエコテロリズムだけではなく、反原発でもしばしば見られる論理だ。
2012-12-17 22:39:29つまり「自分達の正義のためなら、どんな不法行為でも正当化される」…そういう考えである。例えば大飯原発前のテント村(不法占拠)とか。 http://t.co/ayHmYnkq
2012-12-17 22:49:57そしてもう一つは「実際に存在している成文法(あるいは規則)に依拠して、自分たちの行動の正当性を打ち立てようとする」傾向である。SSの場合、広い意 味での成文法にあたるのが、国際捕鯨委員会(IWC)の商業捕鯨モラトリアム決議ということになる。
2012-12-17 22:53:19反原発急進派の場合がECRRを必要以上に持ち上げるのはこういう理由がある。要は反原発活動を続ける為の「お墨付き」も欲しいわけだ。しかしECRRがICRPの代わりになるような印象を与えるのは不誠実ではないか。 http://t.co/p6W2Rzcm
2012-12-17 23:02:18虚偽の発言をしたり、政治的主張の為のバイアスのかかった研究をしたりするから、ECRRは信用されないんだが…反原発急進派はどうもそこがわかってないみたいだ。福島がそんなに危険なわけがないのに… http://t.co/Y4gqEueX
2012-12-17 23:18:18